運動音痴の彼女がまさかの覚醒
私が27才の時の体験です。当時、現在の奥さんと交際中の時のできごとです。
週末に奥さんが私のアパートに泊まりにきていて、食事してお酒を飲み、そろそろ寝ようかということになり、二人とも眠りにつきました...すると朝四時くらいに急に奥さんが飛び起きました!!びっくりして私が話しかけると...返事がありません。
当時私が住んでいたアパートは1階だったのですが、急に窓を開けて外にでたんです。
びっくりして奥さんの名前を呼びましたが返事がありません。
すると次の瞬間隣の民家の塀を飛び越えたのです!!塀の高さは160cmはありました...普段の奥さんならあんなことはできません。かなりの運動音痴なので...
私もパニックになりましたが、奥さんの格好が下着姿だったのでヤバいと思い必死に呼びかけました。
するとまた塀を飛び越え部屋に戻りました。そしてバタンと倒れこみ、眠りだしました。
その後3時間後に目覚めた奥さんに塀を飛び越えたのを覚えているのか?と聞くと...❓?なんのこと?そんなことするわけないじゃんと言われました。
色々と二人で原因を考えていると、あるひとつの考えが浮かびました。
当時私は釣りが好きで毎日、海か、池に釣りに出掛けていました。特に池にブラックバスを釣りにいくことが多かったのですが、仕事が終わったあとにいくので夜8時から、深夜までやっていました。もちろん曰く付きの池などでもです。それが原因ではないかと言う結論には至りました。
本当にびっくりする出来事でした。
(愛媛県 男性)
普通に歩いていたはずが突然大八車のコの中に居た友人
私が小学校低学年の頃の思い出です。私の通っていた小学校は田舎にあり、周囲は一面田んぼばかり、という環境でした。
その時は田植えの時期で、周囲の田んぼには農機具や田植えに使う道具があちこちに点在していました。今ではあまり見ませんが、よく道端に大八車が停めてあることがありました。
大八車とは、板の両側に大きなタイヤがひとつずつついていて、板の両側から突き出た長柄をつかんで引っぱって歩く、2輪のリヤカーみたいなものです。大八車の長柄の間には一本の横棒があるので、上から見ると「ロコ」のようになり、人は「ロ」の板の上に荷物を載せ、「コ」の部分の棒をまたいで中に入り、ガラガラと押して歩く訳です。
ある初夏の日、私は友達数人とおしゃべりしながら下校していました。何について話していたのかは忘れてしまったのですが、とにかく皆夢中になって、何かについて議論していました。と、全員が突然驚いて立ち止まりました。
全員しゃべりまくりながら歩いていたのに、何故かA君だけが大八車の長柄の中(コの部分の中)に立っていたのです。
長柄は子どもの腰より少し上の高さで、よほど足を上げてまたがなければ中には入れません。かと言って、おしゃべりしながら歩いていた私たちは、誰一人A君が長柄をまたいだところを見ていません。何より、A君自身が誰よりも一番驚いていました。
またいでもいないのに、気づいたら自分だけが長柄の中に立っていて、先に進めないでいるのですから。
全員が「え?え?何で?」「A君、いつの間に入ったの!?」「どうやって入ったの?」と騒ぎましたが、A君自身も答えられず、困惑するばかりでした。
狐につままれたような、いくら考えても不可解で、そして今でも忘れられない出来事です。
(神奈川県 女性)