宮城県のとある山あいにあるマンションでの数々の出来事です。新築で入居したそのマンションはとても綺麗で、心霊現象とは無縁だと感じるくらいでした。しかし、それは徐々に起きるのです。
引っ越してしばらくはベッドが届かないため、部屋の真ん中に布団を敷いて寝ていました。すると、毎晩金縛りにあい、髪の長い老婆に首を絞められるのです。それは、起きてからもハッキリと感覚が残っていました。ベッドが届くまで約一時間、毎晩続きました。
他には布団で昼寝をしていた時は、急に人の気配を感じ、目を開けました。すると、オカッパ頭の女の子が私を覗き込んでおり、目が合ってしまったのです。
嘘だと思い目を閉じ、再度開けた時には女の子はいなくなっていました。
また、寝ていると首の上を小さな人が何人か歩いている感覚がありました。むにっと踏まれている感覚です。
ベッドが届いてからも、おかしな現象は続きました。夜中に洗面所の前を通ると、洗面所から「おやすみー」と女の子の声がするのです。トイレの前を通ると「あぁー」という唸り声が聞こえることもありました。
一番よく霊が出現したのが、風呂場です。鏡が付いていましたが、絶対に見てはいけないような感覚になることが何度もありました。後ろに人が立っている気配がすることも。
家族でおかしいと話し合い、写真を撮りました。すると、リビングには十数体の霊が、風呂場にはハッキリと落ち武者の霊が写っていました。
あとから聞いた話によると、裏山は大昔に首刈り場だったそうです。
本当かどうかはわかりませんが、あのマンションには確かにこの世の人ではない何かがいました。
(東京都 女性)