突然覗き込む幽霊
夏の夜に実家で寝ようと布団に入った時のことです。今までは霊感などもなく、心霊現象とは無縁でした。
その日はとても暑く普段はタオルケットを足までかけて寝るのですが、暑かったので足だけ出してタオルケットをかけました。隣ではすでに妹が寝ていたので、私も寝ようと目をつぶりました。ウトウトし始めると足元を誰かが歩いていように一歩ずつ布団が沈むような感じたのです。それも行ったり来たりを繰り返すので怖くなり、足の先までタオルケットをかけました。それでもまだ足元を誰かが歩いている感じがしたので、掛け布団をかけました。
そうすると足元を歩く様子はなくなり、ホッとしましたが、怖くて目が開けられません。もう大丈夫と思っていたら、今度は枕元を誰かが行ったり来たり繰り返し動いています。目を開けて確かめようとしましたが、目を開けることができません。
そのうちに誰かがぐーっと私の顔を覗き込むように目の前にいるのを感じました。じっといなくなるのを待ち覗き込まれなくなり、目を開けたら誰もいなく、その後はそのようなことはなくなりました。
翌朝母に話をすると、母も足元を歩かれたことがあると教えてくれました。母はその時目を開けたら、兵隊さんが歩いていて、目があった途端顔の前に近づいて来たそうです。
私はそれからどんなに寝苦しい暑い夏でも足元までしっかり掛物をかけて寝るようになりました。
(埼玉県 女性)
私には見えない自宅に住み着く霊
これは私が高校生の頃に、私の実家に遊びに来た友人に起きた心霊体験です。
友人が4人泊りに来て、そのうちの3人が以前から「見えてしまう・何度か心霊体験にあっている」と話していました。
私の部屋が2階にあるので階段を登ろうとしたときに突然友人Aが「え、めっちゃ見てる。めっちゃ怖い」と言い始め、見えない私からしたら「いやいやそーゆーの良いから(笑)」みたいな感じで部屋に向かい友人もそそくさと階段を上がり部屋へ行きました。
その後何もなくみんなで就寝。
翌朝、友人Bが「金縛りにあった。目を開けたら目の前にいて首を絞められれていた」と言う。
友人Aが見た人物と同じなのか?と見えない私は少し盛り上がっていたが、友人Cが私の部屋の奥にトイレがある部屋があり、トイレから帰ってくるなり「いや、いるわ。めっちゃ見てきたわ」と言うので「3人とも見えるとかありえないでしょ(笑)じゃあどうゆう人だったか一斉に言ってみてよ!」と私が言うと、3人声を揃えて「髪の長い女の人」と言いました。
さすがの私も鳥肌が立ち友人が帰った後、恐怖で一人で眠れませんでした(笑)
その後友人が遊びに来ることはなく、私も変わらず見えないので平凡な日々を送っていました。
年月が経ち、現在私に1歳になる娘がいます。久しぶりに娘を連れて実家に帰り1泊していった日の夜のこと。寝ていた娘が突然部屋の天井の角を見て悲鳴をあげ私に抱き着いてきたのです。しばらく周りを見ておびえていました。
もしかしたらあの時の人が今もいて娘には見えてしまったのかも…と思うといまだに怖いです。
(東京都 女性)
タブレットの後ろに写る霊
1年前だか2年前だか、詳しい時期はうろ覚えですが、自分が明らかに気のせいでも夢でもないと思った心霊体験です。
かなり前にも不思議な体験か夢?(後に夢ではないことが分かる)となったことがあったのですが、今回はハッキリと心霊体験をしました。一日だけではなく、毎日か、一日開けて不思議なことがありました。
まず、最初は歯磨きをしていた時です。引き戸があり、そこを開けると脱衣場と洗面所があり、洗面所の反対側がすりガラスの扉でお風呂場があります。洗面所の鏡越しに暗い中に、白い布らしきものが窓に向かっていくのが見えました。
最初は、隣の家の車のライトかと思ったのですが、砂利になっているので、いつも帰ってくると音がするし、洗面所の横にある窓も光が入ります。そもそも、ライトがそんなふうに見えたことは一度もありませんでした。そして、また別の日に決定的に見てしまった!と思ったことがありました。
地べたに座り、低いテーブルでタブレットを横向きに立てて、動画を観ていました。その後、スリープにしたその瞬間でした。暗くなった画面に、自分と自分の後ろにソファーがあり、その間を通ったものは・・・足首まである白いスカートの裾とおそらく女の人の細い足でした。足首しか見えなかったので、本当に細いかはわかりませんが。足音も振動もなくスーッと歩いていきました。
低いテーブルでタブレットも横向きにしていたので、それ以上は見えませんでした。
とっさに振り向きましたが、誰もいませんでした。最初は妹かと思いましたが、高校か中学のジャージを着ており、短パンでした。家族も、夜に家でスカートを履く人はいないし、白くてそんなに長い裾のスカートは誰も持っていません。
真っ白ではなく、すこし肌色に感じ、というより質感を感じました。
白いスカートとお風呂場で見た白い布・・・同一人物だったのでしょうか?おそらく、子どもではなく、女性のようです。本当に幽霊って白くて長いスカートなんだなと思いました。
(栃木県 女性)
すりガラスの向こうに見える足
幼少期のころから親の仕事の都合で何度か引越しをしてきた。その中でも何件か奇妙な体験をしてきた。断っておくが筆者は特に霊感が強いほうではない。いやむしろ弱いと良いってもいいくらいだと思う。
筆者の家族構成は父母姉私の4人家族。この中でも姉は霊感が強い(自称だが)筆者が小学生当時住んでいた兵庫県にあるハイツ(いまは取れ壊されてマンションになっている)で住んでいたある朝、姉が「あんたの寝てる横に白い手があった」と言った。
その時はなにも気にしていなかったがその日以降その手が姉曰く、寝ている私の上に乗っていたり、ある時には女性が私の上に乗りかかってじっと見つめていたりとしてた。
そんなことが何日か続いていたある日の夜、姉と寝ようと子供部屋に行き布団に入ってうとうとしていたら遠くのほうから「ザッザッザッ」と行進するような足音が聞こえてきてた。
当時の部屋は仕切りがすりガラスだったので部屋の反対側は親が通ればシルエットは見えたりする。気になってすりガラスのほうを見てみると兵隊?とおもわれる人の足が何人もみえた。怖くなって布団をかぶりぶるぶると震えてその足、足跡が過ぎ去るのをただただ待っていた。
危害を加えられることもなく過ぎ去っていったので、あそこはあの部屋の前の廊下は霊の通り道ではなかったのかと思われる。
(兵庫県 男性)
母親を後ろから脅かそうと近寄ってみると、、、 心霊体験
今から10年前でしょうか?それは中学生の時に起きた出来事です。長野県で生まれ育った私は、ごく普通に育ったはずなのに、なぜか中学生になった頃から霊感のような特殊能力を持っていました。
ある日の事です。時間は18時頃だったと記憶しています。その時は真っ暗だったので、秋か冬だったと思います。私の勉強部屋を覗くと、暗闇の中で母が立っていました。わたしはてっきり母が私を脅かそうとしているのだと思いました。しかし、私が来ている事に気付かないのか、なかなか動きません。
そこで、私の方から驚かしてやろうと考えて、部屋の中に入りました。抜き足差し足で母に近寄りましたが、普段なら気配を感じて振り向いたり反応を示すはずの母が微動だにしません。なんだか薄気味悪く感じ、脅かすのをやめました。
その後、キッチンへ行くと、いつものように母が夕飯の支度をしていました。
「お母さん、さっき私の部屋にいたでしょ?」と話しかけると母は怪訝そうな表情を浮かべ「え?ずっとここで料理してたけど?」と言いました。私がさっき見た事を説明すると、身に覚えがない、それは一体何なんだと2人で顔が真っ青になりました。
そう言われてみれば、部屋で見た母らしきものは真っ白の服でしたが、キッチンにいる本物の母はピンクのエプロンをし、白のものは身につけていませんでした。
やはりあれは幽霊だったのだと思います。今となっては、あの時幽霊を脅かしていたのであれば私はどうなっていたのだろうと思います。
10年以上経った今、あの幽霊は見ていません。
(長野県 女性)