シャワールームで起こった心霊現象
あれは、13年ほど前に台北のあるホテルに泊まった時のことです。台北市内を観光し、ホテルに戻ったのは夜10時を過ぎた頃でした。連れのものは皆歩き疲れたのもあり、テレビを鑑賞しながらそのまま寝落ちしてしまいましたが、私は必ずシャワーを浴びないと眠れない気性ですので、その日も疲れてはいましたがシャワールームへと向かいました。
そこのシャワールームは、ベッドルームから一段段差を上がるようなデザインで、身長164センチの私でさえ、手を伸ばせば天井に手の先が届いてしまいました。多少圧迫感はあったものの、別にそれ以外のことは気にもせずにシャワーを浴び始めました。
しばらく浴びていると、妙に息苦しくなり、換気扇が動いていないことに気づきました。急いでスイッチを確かめようとシャワーを止めようにも止まらず、その瞬間、シャワーのホルダー部分の金属が私右足すれすれに落下したのです。
大変重たい金属で、壁との固定部分は鋭利になっており、もし私の足の上に落ちていたらと思うと今でもゾッとします。
ホッとしながらも、濃い湯気がたちこめたシャワールームは出入口さえも分からないほど真っ白になっていました。
そんな中、両手で湯気を払うように歩もうとした私の前に、ハッキリと何者かが横切ったのです。白い湯気とは対象的な黒い影。しかも、なぜか軍服を着ていたのが鮮明に見てわかりました。
その影は私を避けるように斜めに進んでいったのです。私は恐怖でその場からしばらく動けなくなりました。
チェックアウトの際に、そのホテルのロビーには戦時中に残された弾痕があったのを覚えていますが、後日このホテルについて調べても何も分からずにいます。これが私の人生最初で最後の心霊体験でした。
(海外在住 女性)
ホテルの部屋に深夜現れる男の幽霊
私が幼稚園の時のことです。通っていた園では音楽教育に力を入れていて、最上級生(6歳)になると泊りがけで東京へ行き、某ホールで全国から集められた幼稚園児たちと合奏を披露しあうイベントに参加することになっていました。
無事に演奏を終え、付き添いの家族(両親と妹(3歳))と共に指定されていた宿に泊まったのですが、そこで不気味な体験をしました。
そこは古いホテルで照明も薄暗く、一つの部屋に二段ベッドが向かい合う形で二つ並んでいました。人が一人ようやく収まるくらいの木枠の寝床が二つ並んだものが上に二段重なっていて、片側に四人寝られるようになっています。それが部屋の両端に設置されていて向かいのベッドは別の家族(同じ園の友人とその家族(彼女の両親と小学生の兄))が使います。
お世辞にも綺麗とは言えない設備でしたが、家族や園の友人たちとどこかに泊まれる機会なんて初めてだったので、私は興奮しっぱなしでした。しかし楽しかったのは夕食時まででした。
いざ就寝する段となった時、部屋がとても寒く感じました。私は唐突に気味が悪くなり、母と一緒に寝たいと言ったのですが、非常に狭いベッドで母は妹を抱っこしていたので一人で寝るよう言われました。
父も疲れていたのか先に寝ていました。しかたなく布団に入ったものの、興奮しすぎたせいかなかなか寝付くことが出来ずにいました。
ふと気づくと仕切りのカーテンが揺れています。じっと見ているとカーテンの動きがとまり、めくれ上がったまま止まりました。その隙間から見たこともない男性の顔がのぞきました。
部屋は真っ暗なはずなのに白く浮かび上がっていて、はっきりと顔が見えました。
年配の男性で古くて分厚い眼鏡をかけ、真ん中分けの髪、くたびれたワイシャツ姿だったのを覚えています。
恨めしそうな顔で何かつぶやいていましたが内容は聞き取れず。ずいぶん長く感じましたが、数分だったかも知れません。男性は嫌な表情を浮かべたまますっと消えていきました。私はぞっとして、すぐさま母のベッドに転がり込み、今見たことを話しましたが、寝ぼけたのだろうと相手にしてもらえませんでした。
部屋には鍵がかかっており、私と友人の二家族以外、夜間に出入りはありません。関係があるかわかりませんが帰途につく時、高熱を出し、その後三日ほど寝込みました。あれが何だったのか結局謎のままです。
(福島県 女性)
ホテルの非常階段から聞こえるハイヒールの靴音 心霊体験
今から16年くらい前に宮城県の某ホテルに宿泊した時の話です。
あるアーティストのライブに仙台に行ったのですが、どこのホテルも満室。仕方なく、車で1時間半くらいの郊外のホテルに空室があったので、そこに予約を入れました。
レンタカーでホテルに向かったのですが、到着した時にはすでに深夜1時。すぐに友人と交代でシャワーを浴びて休むことにしました。
しかし寝ようと思った時、外階段というか非常階段をヒールで歩く音が聞こえてきたのです。おまけにその日は大雨ですし、深夜2時過ぎにヒールで階段を上ったり下りたりすること自体が違和感があります。そして確認しようと思ったその時、金縛りに遭って動けなくなってしまったのです。
そしてヒールの足音が段々と早くなってきて、恐怖でどうすることも出来ない状態になってしまったのです。
しばらく上ったり下ったりを繰り返している音を聞いているうちに、寝てしまったのか、気付いたら朝を迎えていました。
出発時間を決めていましたが、1時間も早くホテルを後にすることにしたんです。
移動中車内で、友人が「昨日、すごくうるさくなかった?言おうかなって思ったら、全然体が動かなくってさ」と平気な顔で言うのです。
今考えても、怖い体験なのですが、平然と話していた友人の強さにもビックリした出来事でした。
(神奈川県 女性)
ホテルの部屋に飾られていた不気味なピエロ 怪奇体験
私が小学3年生のころ、当時家族ぐるみで仲のよかった3家族で旅行に行ったときのことです。
そのころは平成の初期。バブルがはじけて数年経ったとはいえ、まだまだその名残のある華美な建物が多く、私たちが宿泊したそのホテルも華やかな調度品が多くしつらえてありました。
普段の生活では見たことのないようなものばかりではしゃぐ私達でしたが、ホテル内を探検してみると、豪華さはあるもののやはり時代遅れの、すこし古びたきな臭い雰囲気が漂っていたのを覚えています。
中でも、宿泊する部屋の壁に吊るされたピエロに、私は何か引っかかるものを感じました。しかしそこは幼い私。すぐにそんなことも忘れ、友人とトランプやホテル内のゲームセンター、美味しい食事と、とても楽しい時間を過ごしました。
非日常で舞い上がっていた私は遊び疲れ、ぐっすりと眠りについていました。しかし、夜中の2時くらいでしょうか。突然誰かに呼ばれたような気がして、ぱちっと目を覚ましてしまったのです。しかたないので、トイレに行こうとすると、その通り道に吊るされているピエロに視線を移しました。すると、昼間見たときとは少し様子が違うのです。
赤い口を大きくあけて笑っているピエロ。口は笑ってはいるのですが、なぜかその目元は険しく、悲しみを浮かべているようにも見えました。
私は確かに、このピエロに呼ばれた。そう感じたものです。そのピエロの表情が今も忘れられません。
(群馬県 女性)
ホテルの客室ユニットバスの中にうごめく黒い影 心霊体験
今から2年半程前、趣味の舞台鑑賞のため、東京の門前仲町駅近くのホテルに1泊したときの出来事です。
このホテルは以前にも利用したことがあり、受付の対応もよく、部屋も小綺麗なワンルームで、何より朝食のお味噌汁が好みの味のため個人的にお気に入りのホテルでした。
その日は舞台鑑賞の前乗りで仕事終わりに新幹線に飛び乗っての遅い時間の到着だったので、チェックイン後はお風呂に入ってすぐベッドに入りました。
私に霊感というものはありませんが、学生時代、仲の良かった友人がいわゆる見える家系の子で、それに感化されてかそういうものが分かった時期があるせいで、1人で宿泊の際は、ユニットバスの電気もしくは睡眠の邪魔にならない部屋の隅の方にあるランプを点けっぱなしにするようにしており、この日もいつも通りユニットバスの電気を点けっぱなしで寝ていました。
就寝してからどれぐらいの時間が経ったのか分かりませんが、まだ暗い中目が覚め、夢と現実の狭間にいるような感覚を保ったまま目を閉じ再度寝ようとしていると、何か嫌な予感というか、急に心臓がドキドキし始めました。
今までうとうとしていたのに、意識は急に覚醒し、興奮し始めたのです。
恐る恐る目を開ければ、ユニットバスから漏れ出る光に淡く照らされた天井が目に入り、おかしいところは何もありません。ですが、少し首を横にして玄関の方、ユニットバスの前辺りを見ると、人ぐらいの大きさの縦に長い楕円形の黒い塊があるように見えました。
私は何故かそれが「女の人」だと感じました。
息を潜め、そちらを凝視していたのですが、その塊はそこにあるだけで、近付いてくることもなければ人型になることもなく、何故か私が恐怖を覚えているだけの時間が少しの間続きました。
緊張して息は苦しいし、心臓も痛い。しかし、心霊体験でよくある上に乗ってくるだとか枕元に立っているとかではなかったし、体が動かないなどでもなかったので、壁のハンガーにかけていた上着の影にビビっているだけかもしれない、寝惚けているだけかもしれないと無理矢理自己完結することにし、布団を頭から被って何も見えないようにしてその夜をやり過ごしました。
朝起きたとき疲労感は凄かったものの、やはり何かあった形跡はなく、何の変哲もないワンルームでの朝でした。
このとき以来このホテルは利用していないのですが、また利用するには私には少々勇気と時間が必要なようです。
(大阪府 女性)
真っ白になってしまったホテルの部屋の中 心霊体験
もう10数年前になりますが、夏に北海道に旅行に行った時の事です。
独身だった頃、ほぼ毎年1回は北海道に旅行に行っていました。
1度、直前に一緒に行く予定だった友人が怪我をしてしまい、1人旅をした事もあります。
個人旅行ですが、最初で最後とも言える「ツアー」での参加をした時の事でした。
サッポロビール園での夕食の後、そのツアーで意気投合した3人組の方と食事後に一緒にホテルの部屋で飲もうという話になり(ちなみに全員女性です)私達が彼女達の部屋にお邪魔する事になりました。
私は、ハッキリと霊を見た事もなく、霊感も強くはないですが、勘が鋭いと言うか敏感なところがあり、嫌な予感などはよく当たります。
その泊まっているホテルや自分達の部屋、彼女達の部屋に入った時も、特に何とも思いませんでした。
余談ですが、その3人組は、その後も友人となり、一緒に北海道旅行に行ったりしています。
楽しく飲んだ後、部屋に戻り、私の友達は酔いつぶれて熟睡していたのですが、私は夜中にふと目が覚めてしまいました。
とりあえず洗面所に行こうとしたのですが、部屋の中が真っ白で、霧のようなものに包まれていました。
「なんだろうこれ…寝ぼけているのかな!?」とも思いましたが…火事を疑わなかったのは、煙の臭いが一切しなかったからです。
でも、ハッキリ起きてからも部屋の中が見えないほど真っ白で、壁づたいに洗面所に辿り着きました。
気味が悪くてあまり状況を把握しようとしませんでしたが、洗面所を出たら、ベッドが見えないほどになっていて、友達を起こしても起きてくれなかったので無理矢理寝る事にしました。
翌朝、友達と3人組にも話をしたら、「自分達の部屋にはなかったよ」という反応と、友達は「寝ぼけてたんじゃないの」と笑っていました。
見せてやりたかったです。
北海道なので、そういった現象が発生するのかと思いましたが、窓も開けていないので…いまだに忘れられない私の中での心霊現象です。
(千葉県 女性)
心霊現象が起こるホテルに2泊しなければならなかった
もう10年以上も前の話なのですが、あるアーティストのライブに行くため宿泊場所を探していました。
チケットはなんとか購入できたのですが、発売してすぐに、会場周辺のホテルがほとんど埋まってしまって、やっと最後の1部屋が見つかり予約することができました。
当時最寄り駅から徒歩でそのホテルに行きチェックインしてエレベーターに乗ったのですが、その瞬間、なんというか空気が重いと言うか悪いと言うか、そんな気がしてゾッとしました。
違和感を感じつつエレベーターを降りると、そこに広がった廊下はさっきの空気とは比べ物にならないくらい異様な空気が漂っていました。まるで行ってはいけないような威圧感です。
もう泊まるしかないので、部屋に行ってみると、部屋自体は普通でした。そして姿見があったので、見た瞬間、白い服を着た女性が立っているのがわかりました。目には映らないのですが目でないところで感知している感じです。このまま気を緩ませると危険だと直感で感じたので、気を強く持ち宿泊する決心を付けました。2泊です。
そして初日ライブの帰り道に、ふと片目に違和感を感じたのです。翌日になると痛みは増してきて、どんどん悪化してしまいました。
宿泊中は心霊現象は起きなかったのですが、結局痛みは引くことなく帰宅まで眼帯を付けて過ごしました。
自宅に帰宅後そのまま病院に行こうと思ったのですが、不思議とすぐに回復したのです。
ちなみに人生で後先、眼帯をしたのは初めてです。
(女性)
ホテルのそばにある川から聞こえる叫び声 心霊体験
今年の2月の話なのですが、私は広島県に出張へ行きました。宿泊先は原爆の際に多くの犠牲者が入ったという川がよく見えるホテルでした。
チェックインの時にホテルの案内係にリバービューのお部屋ですと紹介されたのですが、正直そういったいわくつきの川なので、嬉しくもありませんでした。なので川側ではない部屋に変更をお願いしたのですが、あいにく満室で変更は不可と言われ仕方なく部屋へ。
12階で、部屋に入ってみると、なかなか綺麗で、景色もいわく付きの川が見えるとは言え、そこは現代の都市部なので、とくに気にすることもなく過ごしていました。また平和記念公園も慰霊の場所だから怖くはないだろうと自分を納得させていました。
その後は外で食事を済ませ、ホテルに戻り、寝ているとそれは起こりました。
はっきりとした大きな叫び声が聞こえるのです。大人から子供から女までです。そして目を開けても何もいません。
ものすごい絶叫というか断末魔のような絶叫でした。
12階なので、外の声は聞こえるようなことはないはずです。
こんな体験は初めてなのでとても怖かったです。
(男性)
ホテルのベッドの下から伸びる手の恐怖 心霊体験
3年前、大阪のホテルで当時付き合っていた彼氏と宿泊した時に体験した話です。
ホテルに入った時は何ら違和感がない、よくある普通のホテルでした。しかし深夜0時あたりから彼氏の様子がおかしかったので「どうしたの?」と聞くと「なんか空気が重いし気持ち悪い」と言いました。
私は何も感じなかったので、「気のせいだよ」と言いながら、ベッドに入りました。
就寝したのは深夜2時頃でした。それから10分くらい経った時に、私は突然目が覚め、体が全く動かなくなってしまったのです。
「あ、金縛りだ」私は金縛りの経験があるので、至って冷静でした。時間が経てば解けるだろうと軽い気持ちでいました。
しかしいつまで経っても金縛りは解けず、むしろだんだんと体が重くなっていく感覚になりました。
これはまずいやつだと思い、彼に助けを求めようと必死で声を出そうとしますが、全く声が出ません。
その時、私の足を誰かが引っ張っている感覚に襲われ、とても痛く、あまりの痛さに死ぬのではないかと思ったくらいです。
そしてやっと体が動いたと思い足元を見ると、そこには今まで見たことのないような表情をした彼氏が私の足を掴んでいました。
その後は気を失い記憶がありません。
起きた時には「おはよう」と言う、いつもの優しい彼が横にいました。
あれは夢だったのかどうか未だによくわかりません。
(大阪府 女性)
ホテルの壁に付着する赤いシミ 心霊体験
今から40年前の出来事なのですが、私は看護学校の修学旅行で北海道へ行きました。
北海道のどこまでも続く道や田畑の広さを満喫しながらジンギスカンやラーメンなどを食べ、札幌のすすきのなどにも行きました。
そして何泊目かに宿泊したホテルでの体験談になります。
そのホテルはなんてこともないホテルなのですが、部屋の壁に赤いシミを見つけました。そしてみんなでそのシミに対して様々な想像をして話合う感じで話が盛り上がりました。
「これって、もしかして、この部屋で心中した人とかいる?」や「刃物でケガした人がいたのかな?」なの思い思いに言いました。
「そろそろ寝よう」と寝た時でした。
私は背筋が凍るような感じがして目が覚めるとそこには女の人が立っていました。
もちろんクラスメイトではありません。なぜなら着ているものは着物で、そしてよく見ると血が流れています。私が言葉が出ずに固まっていたのですが、すぐに壁の中へと消えていなくなりました。
消えてから、もう1人同じものを見ていたクラスメイトが居たので間違いなく女の人が立っていたのだと思います。
私が幽霊を見たのは後にも先にもこの時だけです。
(長野県 女性)
一睡もできなかった恐怖のホテル
今から2年前、友達と北海道旅行の時の体験談になります。
その日はレンタカーを借りて、北海道の観光地を回り、楽しむことができました。そしてホテルに入ったのですが友人が突然「部屋変更できるかな?反対側の部屋の方が景色が綺麗だと思う」と言いいました。確かに、窓の裏山は崖でしたが、普段こだわりが少ない人なので、少し違和感を感じました。
結局はいっぱいで変更は出来ず。
部屋はよくある造りで、窓際にテーブルとイスが2脚置いてあるタイプです。
その後、温泉の大浴場へ行き、夕食を食べて12時に寝たのですが、夜中にまさかの金縛りが…。
そして微かに女性の声が聞こえてきたのですが、遠くてよくわからず。
しかし徐々に近づいてきている事に気付き、それは泣き声だということがわかりました。
そしてその声が私のすぐそばまで来た瞬間、私は友達に起こされました。
その後は電気を点けてお互いに起きて朝を迎えてしまいました。
友達の話によると、部屋に入ってから窓際から気配があり、その後、女性が椅子の側で泣いていたそうです。
私は霊感がないので気付かなかったようですが、知らない方がいいと思って伝えなかったようです。
そして私が金縛りの最中に友達も金縛りに掛かっており、女性の霊が側まで来た時にお経を唱えたら開放されたと言っていました。
まさか旅行に来てこんな恐怖体験をしてしまうとは夢にまで思わなかったです。
(女性)
北海道の某ホテルに現れた髪が長い女の霊
憧れの北海道!修学旅行とはいえ仲のいい友人たちと!とテンションが高かったのはホテルに到着するまででした。新しいのにどこか嫌な感じのする。「興覚めだよね~」古典で習ったばかりの言葉をわざわざ使いテンションを上げようにも妙にへこんだままで。
振り当てられた部屋に行くと……。「外にトイレってあったっけ?」トイレから嫌な雰囲気が。
それを感じ取ったのか友人たちも探そう、と。
とはいえ、部屋以上に怪しげな雰囲気のトイレしかなく。加えて夜は部屋から出ることは禁止。
いくら何でも怒られて過ごすのは嫌なのでしぶしぶ部屋のトイレを使うことに。
食事、お風呂、レクリエーションと行事をこなし(その間も嫌な空気はずっとありました)、就寝に。
ただ、トイレの嫌な空気が少しずつ大きくなってることから寝るのは危険と判断し、夜更かしすることに。
この先生かっこいいよね、とかコイバナとか。
そうこうしているうちにトイレに行きたくなるという……。
嫌がる友達に無理やり頼んでトイレの前に待機してもらうことに。さっさとしようと思うものの、恐怖で……。
いやな空気は窓からだったのでそっちのほうを見ないようにしたにもかかわらず……。
髪の長い、女の人でした。
何をすることなく、じっとこっちのほうを向いている感じ。
その後、友だちも入りましたが同じことを……。
一体あの女性は何だったのでしょうか。
ただただひたすらに気味が悪かったです。
(大阪府 女性)
ホテル部屋の閉めても開いてしまう不思議な窓 怪奇現象
2年前に、大阪へ二泊三日の旅行に行った時のことです。
ホテル名は伏せますが、一泊4000円の安めの所。
初日、わたしは飲み過ぎてグロッキーになり、21時にはホテルで休んでいました。
シャワーを浴びてベッドで横になっていると、だんだん酔いもさめてきて、そのままウトウトし始めました。
寝ぼけているなか、誰かに話しかけられていたような気がしました。
ぐっすり眠っているなか、なんだか違和感を感じてふと目が覚めました。
なんだろう?と思って部屋のなかを見回すと、窓が開いていました。
その時は酔っ払って開けちゃったんだろうと思い、鍵も閉めてまたベッドへ。
それから1〜2時間眠って、また目が覚めました。
横になったまま眠気眼で、ぼけっとしていると、ドアの方に黒いモヤモヤが見えました。
だけどわたしは寝ぼけていたのか、まだその時はそこまで怖いと感じず、そのままじっとしていました。
その黒いモヤモヤは徐々に近づいてきました。
ベッドの足下の方まで来て、ソレが黒いモヤモヤに包まれた色白の女性っぽい何かだと気がつきました。
え?なに?どういうこと??と、わたしの頭はパニックです。
その日まで、怖い体験はしたことがあっても、幽霊自体を見たことはなかったので、夢なのか現実なのかも分からず…。
ソレはだんだん距離を詰めてきて……とうとうわたしの目の前まできました。
真っ黒の目と目が合いました。
ものすごくゾッとしました。怖くてたまりませんでしたが、何故か動けなかったんです。
ソレはわたしの顔なのか、わたしの目なのかを見ながら、手をベッドに乗せてきました。
「殺される!」と恐怖を感じて目をギュッとつぶりました。
そのまま気絶したのか、普通に朝を迎えました。
金縛りにあっていたのかな?と思って窓を見ると、閉めたはずなのに、また開いていました。
あれ、鍵壊れてたのかな?と思い、窓に近づいてよく見ると、炭をつけたような手形がついてました。
金縛りにあったのも、幽霊を見たのも初めてです。
二泊三日でホテルはとっていましたが、キャンセルしました。
一緒に旅行にきた友人に昨夜のことを話すと、誰も話しかけてないし、そもそもわたしの部屋にすら入ってないとのこと。
「それに誰かと電話してたでしょ?マジ夜中うるさかった」と言われました…。
わたしが声を出してたの⁇と疑問でいっぱいのまま、旅行は終わりました。
(女性)