学校系の怖い話

【怖い話・実話】 身の毛もよだつ人気のない中学校校舎で起こってしまった恐怖体験4選

恐怖からの脱出

今から22年前、私が中学校の頃に体験したお話です。私は熊本県の女子中学校に通っており、夏休みの日曜日に午後から部活があったので、私は友達と午前中に学校で宿題をする約束をしていました。その日は日曜日ということもあり教員もおらず、警備員さんを除いて無人状態でした。また入口はカギが掛かっていたので、高校の校舎から入りそのまま2階に上がり、渡り廊下を渡って中学の校舎に入りました。

そして目的地の3階の教室に入り、冷房を付けて宿題を始めました。しばらく集中して勉強していると、後ろの方からパチン、パチンと音が聞こえてきたのです。友達も私も始めは気にせずにそのまま勉強をしていたのですが、時間が経過するにつれて音が激しさを増していき、私たちはとうとう恐怖心で委縮してしまいました。

その時です、まるで、木が弾け飛ぶかよなうな「バキーン!!」という音が鳴り、私たちは振り返ると、まるで金縛りに遭ったかのように硬直してしまいました。そうしていると今度は教室に見回りの守衛さんがドアを開けて入ってきたのです。私たちはとても怖がっていたので、心底安心したのを覚えております。

少し守衛さんと会話をして、教室から去って行きました。その直後です。

守衛さんが右にあるトイレの横を過ぎた辺りの時、突然小学生くらいで丸刈りの少年2人が、トイレから出てきて左側に走り去って行ったんです。私は、その様子をはっきりと窓ガラス越しに見てしまったのです。くもりガラスタイプだったため影のみですが…。おまけに走り去ったのに足音も聞こえなかったです。

見た瞬間この世のモノではないと理解したので、友人に怖がらせないように教室を出るように促し、出ました。そしてエレベーターに入り、2階を押したのですが、扉が閉まって動き出した瞬間に地下1階のボタンが点いていました。私はすぐに2階と1階を押したのですが、全く反応がなく、地下まで行ってしまったのです。友人も恐怖で怯えています。

地下に着くとそこは真っ暗で非常階段のランプだけぼんやりと光っており、それがさらに恐怖を煽りました。パニックになりながら2階のボタンを押すと、今度は2階に行けたので、降りた瞬間に必死に走り部活の体育館まで逃げました。

(京都府 女性)

人のいない夏休みの校舎

今から10年以上昔の話です。場所は千葉県の中学校の部室でした。夏休みも中盤を過ぎた頃、部活が午前中までだったため、夕方から女子だけで遊ぶことになり、部室で待ち合わせしていました。私と友達2名が先に到着したため、部室で談笑しながら待っていました。

学校は19時までは開放していて、それを過ぎると怒られてしまうので、出口の窓を黒い布で覆って光が外に漏れないように細工していました。

しかしさっそく数分後にドアを叩く音と声がしました。女子の声で「○○先生に見つかったでしょ」と言われ、私たちは「誰?見つかってないよ」と答えました。でも、また「○○先生にみつかったでしょ」と言うので、「誰!」と布をめくり外の入口付近を見ました。

そこには誰もいませんでした。

ビックリして、ドアを開けましたが、やっぱり誰もいないのです。

考えてみると足音が聞こえなかったことに気付きました。部室の前はコンクリート造りなので、音は小さくても響きます。

もう恐怖のあまりそのまま3人で校門まで逃げ出しました。校門には残りのメンバーも到着していて、今までの経緯を説明すると、ここにいたらヤバいね、ということになり慌てて帰りました。

今から考えても、とても不思議で、なぜ光が漏れていない部室に私たちがいたことがわかったのか、それに私たちが部室にいることがわかったのかが不思議に思います。

また私の通っていた中学校は幽霊が出るというので有名だったので、あれがそういう事なのかな、とも思います。現在は建て替えられておりあの部室もありません。

(東京都 女性)

放課後のオカルト話

私は中学時代は吹奏楽部でフルートを担当していました。その時は1年生で、同じフルート担当同級生Kちゃんと練習していた時の話になります。普段は先輩がいた練習なのですが、先輩方は夏の大会に向けて準備が忙しく、1年生だけで別の教室で練習をしていたのです。

同級生のKちゃんはオカルト好きな子で自分で「幽霊が見える」だの言っている、少し不思議な子でした。先輩もいない部活で、さっそくKちゃんの心霊話が始まりました。かなりの時間をそんな話をしていたと思います。そして「そうゆう話をしていると寄って来るよ」と言った矢先、私は左足を誰かに掴まれた感触がありました。

「え?」と思い、左足を見ると白い手のようなものが私の足首を掴んでおり、あれよあれよというまに私の肩にまで登ってきて、まるで背後霊のような状態となり私の背中にくっついてしまったのです。寒気と冷や汗をかき、どうしたらいいかわからず、Kちゃんに助けを求めたところ、Kちゃんは私の肩や背中を叩いてなんとか白い何者かは消えていきました。

それからしばらくは何もないのに、白い球のようなものが見えるようになり、困った思い出があります。

(女性)

文化祭の練習中に起こった恐怖

中学校の2年生の頃の体験で、その頃は文化祭でバンドを組んでライブをするためメンバー5人でそれぞれの部活終了後の17時30分から19時まで音楽室で練習をしていました。ちなみに私は少し霊感のあるタイプです。

その日もみんなそれぞれの部活が終わり、音楽室に集まり練習をしていたのですが、その時、突然、私の携帯電話が鳴りました。相手は同じ吹奏楽部の友人でこれから忘れ物をしたから取りに行くと言うもので、練習中に入ってもいいか、という内容でした。私はメンバーに了解を得て友人に伝えました。彼女は15分くらいで着くと言い、電話を切りました。

すると5分も経たずに、扉がトントンとノックされた音が。その音に私ともう一人のメンバーが気付き、ドアの方へ目を向けた瞬間「きゃー!!!」

2人で叫びました。

ドアの一部がガラスになているのですが、そこから灰色の顔をした女性がこちらを覗いたのです。もちろん電話を掛けてきた友人ではありません。他のメンバーがすぐに見に行きましたが誰もいませんでした。メンバーと2人で目撃したので、見間違えではないと思います。

その後、友人は物を取りに来ましたが、誰もいなかったと言っていました。

(福岡県 女性)

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