夜の古い校舎で起こった怪奇現象体験
約15年前私が高校3年生の頃のお話です。私立校で学校は100周年を超え建物も床は木張りで歩くだけでもギシギシなるし…校内にはたくさん戦争時代に乗り越えた証などの品物もなども展示しておりいまどき珍しいほどの古い校舎でした。
時間は19時すぎ、冬だったので外は真っ暗、生徒の登下校下校時間んは等に過ぎていました。その日は部活で遅くなりさらに教室で合流した友人と3人と校内に残っていた時の話です。
そろそろ見回りの先生に追い出されそうだから帰ろうと話していたら、、3人しかいないはずの教室の中で突然大きな音で『ジャーーーーーー』と教室内のカーテンが開けらる音がしました、、。その音は3人とも聞いており一瞬聞き間違聞き間違え?と思ったけど皆んな同じ反応、顔を合わせた瞬間私達は叫び声とともに一目散に教室から飛び出しました。
隣の教室かな?と思ったのですが私たちがいた教室以外廊下も教室も真っ暗、、明かりがついてるのは今いる教室のみ、その声を聞きつけて丁度見廻りしをしようとしていた先生が懐中電灯を照らしながら来てくれました。
眼の前で起きたことをを先生に話しても「まぁこんだけ古い校舎だからね、気のせい気のせい!」と少し慣れた様子、、なにが起きたかは謎で翌日他の友人にも話しましたが実感がわかないのか「え〜」くらいで…3人だけモヤモヤとした不思議な感をのこしたまま卒業しました。でも私は15年経った今でもはっきりあの音が耳に残っております。
(女性)
高校演劇部をずっと見学している赤いTシャツの男子生徒
今から20年以上前、私が高校生だった時の話です。
私はある有名な高校の演劇部に所属していました。練習は厳しく、毎日朝練と放課後の練習に明け暮れていました。
私はなかなか役をもらうことができず、いつも舞台袖で先輩たちの演技を眺めていました。
舞台袖からは反対側の舞台袖が良く見えるのですが、ある時から、部員ではないと思われる人の姿を目撃するようになりました。
いつも、赤いTシャツを着ている男の人です。どこか他の部活の人が見学をしているのかな、ぐらいにしか思っていませんでした。
よく見かけるのである時、「あの赤いTシャツの人、よく見るけど誰なんだろうね?」と部員の友達に聞いてみました。すると「誰?何のこと?」という返事。「そんな人、私は見たことがないよ」と言うのです。その友達も私と同じ舞台袖にいつもいるというのに・・・。
不思議に思って他の部員にも聞いてみました。すると、ある先輩が教えてくれました。その赤いTシャツの男の人は10年位前、演劇部にいた人ではないかと。その人は熱心に部活をしていましたが役をもらうことができず、いつも舞台袖にいたそうです。
役をもらえないまま卒業したためその怨念が残っているのではないかと。とても驚きました。
(千葉県 女性)
高校旧校舎にある姿見の恐怖
私が高校生の時のお話です。当時、私が通っていた高校は、旧校舎の方の階段に全身鏡が飾られていました。その全身鏡は、卒業生から贈られたもので、その全身鏡に纏わる噂が当時ありました。その鏡を見ると、霊が映ると言う話でした。
私は、そんな噂を聞いてはいましたが、忘れてしまっており、自分の身なりを気にしてその全身鏡を見ながら、身なりを整えていました。その瞬間、誰かに見られているような気配を感じました。怖くて直視は出来なかったのですが、鏡に霊が映ってるのが横目で見えてしまいました。
当時全身鏡は二階の階段辺りにあり、その鏡に映ってしまった霊は、三階に行く時の階段の柱と柱に顔を挟めてこちらを睨んでいました。
髪は長く、口から血を流していました。リングの貞子みたいなのは本当に居ないと思っていましたが、本当に貞子みたいな霊が居ると言うのはこの時初めて身をもって知りました。
後から聞いたのですが、私の学校は、元々学校が出来る前は病院が立っていたそうです。それから私はあの鏡で二階程、霊が映ってしまったのを見てしまい、怖くなってしまって教室に行く時は旧校舎を避けるようになり新校舎の階段を使って登校するようになりました。これが私の今まで一番怖かった心霊現象になります。
(北海道 女性)
高校の霊が出るという噂のある部室
13年前の神奈川県の高校に通っていた時の出来事になります。私は箏曲部(そうきょくぶ)という琴を弾く部活に入っていたのですが、その部室は幽霊が出るという噂があったのですが、そんなことも気にせずに友人と二人で熱心に練習に励んでおりました。季節は冬で部室はとても寒くコートを着て手を擦り合わせながら練習していたことを覚えております。しかし今思い出すと暖房はついていたはずなのですが。
そんな中、弾いているとザリッ…ザリッ…と部室の畳を裸足で擦りながら歩く音がしました。そこは二人だけしかいません。私は友人がトイレに立ったのかと思ったのですが、視界の端には変わらず練習を続けている姿があります。
ザリッ…ザリ…。
私に背後を行ったり来たりするような音に、弾きながら視線を少し後ろに向けた時です。そこに裸足の真っ白い足と、白い着物の裾が視界に入りました。琴を弾き続けている間、私の背後を行ったり来たりを繰り返しており、しばらくすると消えておりました。
気のせいだったのかなと、思い、そのまま部活が終わり帰宅しました。
そして翌日の明け方に視線を感じて目が覚めてしまいました。私は普段は横向きに寝ており、その時は背中から違和感を覚え、寝返りを打つように体を逆に向けると、ぼさぼさの長い髪で白い着物を着た女性が正座をして私を見下ろしていました。表情は暗く無表情です。明け方の薄明りでもはっきりと姿は見えました。
この昨日部室にいた人が私の背後を動き回っていたのか、とぼんやり納得し…私はまた逆に寝返りをして体勢を戻し、睡眠を優先しました。そういえばベッドなのに正座してるんだ…ああ、浮いてるのかな?、などと見当違いな事を考えながら。
それ以降は彼女を目撃することはありませんでした。まだオカルト的な経験はありますが、またの機会に。
(東京都 女性)
幽霊の噂の絶えない高校
これは私が高校生の時に体験したことです。私が通っている高校には、教室棟と特別教室棟という理科室や音楽室などがある棟がありました。その特別教室棟は普段あまり人がいないせいか薄暗いイメージがあって、いつしか幽霊がでるという噂が流れるようになりました。
創立まだ30年の若い高校です。人工島にできているので、お墓を埋め立てたとか戦没者の跡地とかそんな曰くもありません。ですが、その噂はどんどん広まり、学生服を着た男の子がいる、だとか、赤いドレスを着た女の人がいる、だとかどんどん現実味のある噂になっていきました。
そんな中で流れてきた噂です。特別教室棟の一階の男子トイレに幽霊が出るという噂がひっそりと出回ってきました。
特別教室棟のトイレは奥側に位置していて、正面玄関とは正反対にあります。中でも一階は普通教室棟との連絡通路がなく、ある教室も家庭科室とその準備室程度なので人通りがほぼないのです。私は家庭部でしたし、文化祭には手作りのお菓子を売ることになっていたので、その時期は帰りが遅くなります。そんな恐ろしい噂を正直聞きたくありませんでした。ですが、部活中に一切トイレに行かないというのも無理なので、他の部員4人と一緒に行くことにしました。
噂は男子トイレ(さらにいうと個室だそうです)私たちは女子トイレに行くのですから大丈夫だと思ったのですが。いざトイレも終わって、あの噂はデマかもしれないねと帰ろうとしていた時のことです。
いきなりドンドンドンと大きな音がなったのです。私の位置からはよく見えたのですが、男子トイレの個室が大きく揺れていました。
4人のうち二人は叫びながら走っていってしまいましたが、私は足がすくんで動けませんでした。もう一人の、そういったことに強い部員が音の鳴りやんだ男子トイレの個室に近づいて、思いっきりドアを開けたのですが、そこには誰もいませんでした。そもそも、音が鳴っている間はまるでドアに鍵がかかっているようにドア揺れていたのですが…これが私の心霊体験です。
(兵庫県 女性)
高校校舎にある塞いだ壁 心霊体験
高校1年の夏、私はその日もいつもと変わらず部活動で汗を流していました。大会まで残り数日、まさに追い込みの時期でした。その日も残り練習で帰りは遅くなり、時間は8時を過ぎるところでした。他のメンバーと一緒に学校を出たのですが、体育館にシューズを忘れた事に気が付き、一人戻ることにしたのです。
辺りは真っ暗で街頭の明りだけが灯っていました。なんだか気味が悪いなと思いつつ、駆け足で体育館を出たのを覚えています。
校舎を出て正門を通ろうとした時…ふと背後に視線を感じました。振り返って見てもそこには誰もいません。不思議に思いながらもそのまま帰宅しようとしますが、やはり背後に視線を感じます。もう一度振り返って見たときに、校舎の三階の窓からこちらを見る女子学生が居たのです。
真っ暗な部屋の中、こちらをジーッと見つめています。その顔に見覚えはありませんでしたが、同じ制服を着ている事で、同じ高校の生徒であるだろうと考えていました。どちらにしても気味が悪い事に変わりはなく、すぐに体を戻し帰宅したのでした。
それから数日、その日の事はすっかり頭から消えていました。私の中では記憶にも残らない出来事だったのです。その日までは…。それはあるきっかけから途端に恐怖体験へと変化するのです。
私はたまたま授業の準備で、普段はあまり行かない物品庫へ行きました。それは三階の奥の部屋です。するとその物品庫の手前に違和感のある「廊下」がありました。その廊下の壁は何かを塞いだようにも見えるのです。不思議に思い、一緒に準備をしていた先生に何気なく質問をしました。「先生?ここって元から廊下?」「うん。そう。廊下。」明らかに何かを隠していました。
どうしてもそれが気になった私は、部活の先輩にも同じ質問をしたのでした。そこで恐ろしい事がわかったのです。実はその廊下…トイレを塞いだものでした。そこには本来、トイレがあったのです。数十年前にそのトイレで不幸にも自ら命を断った女子生徒がいた為、悪い噂が広まり、トイレを塞いだんだとか。
その悪い噂というのは、夜になるとトイレに出入りする女子生徒が居る、との噂でした。
そう、このトイレの窓こそ、私が先日校舎の外から見上げた窓だったのです。私は今でも…自分の目に映った女子生徒の顔が脳裏から離れません。
(北海道 女性)