私に取り憑く悪霊
母から聞いた話です。私がまだ保育園に通っていた頃、一回り以上離れた姉がスナックでバイトしていて、そこのママさんと呼ばれる人に『妹いるでしょ。ちょっとやばいよ』と家族構成を言ってもいないのに言い当てられ、私が霊感的に見て危険だと言ったそうです。
後日、実父の全身の写真を1枚、アップで写っている写真を1枚持ってくるよう言われ、その後に目を閉じて両方の写真どちらが重いかと聞かれたそうです。
姉は聞かれる度にアップで写っている実父の写真を重いと言い続けたあと、実父には悪霊が憑いていてその悪い力が私にかけられていると言われたそうです。
それを姉が母に相談、2人が私を見ると今までそうでもなかったのに急に釣り目になっていったことに気付き、ママさんと呼ばれる人に進められた神社にて除霊等のご祈祷を行ったそうです。
守護霊を付けてもらったと言われてしばらくし経った頃、釣り目になっていた私の目が自然と治っていったと母が言っていました。
その後、姉がバイトしていたスナックのトイレに続く廊下にも霊がいることがわかり、貧血でも寝不足でもないのに急に姉が意識を失ったことから、盛り塩を置いて様子を見たところ、そのような事がなくなっていったと母から聞きました。
(兵庫県 女性)
取り憑く少女の霊
家の義兄が体験した話です。兄は両親が亡くなってからは一軒家に一人暮らししています。もともと霊感が強くて霊をよく見る人です。
真夜中必ず2時に目が覚めます。
また目が覚めてしまってカーテンのほうをみると膨らみがあったのでなんだろう?と思ってめくったら白い洋服を着た女の子が立っていたそうです。
すごく驚いて二階の階段から落ちて負傷してしまいました。
二階に戻るとその女の子はいなくなっていたそうです。
義兄は警備の仕事をしているのですがその日は学校の警備をしていたそうです。小さな門があり何度も勝手に開いてたそうです。
閉めても閉めてもあいてしまうのがおかしいなと思っていたそうです。その学校で亡くなった子が付いて来たのかもしれません。
帰りの電車の中でも手すりに手だけが見えていたそうです。
義兄の家は実家なのでたまに行くのですが少しぞっとしてしまいました。
霊能者知り合いがいるので見ていただいたのですが女性のよくない霊がいたようで祓っていただきました。
それ以来でなくなったようです。行くたびに思い出すのですごく怖いです。
(東京都 女性)
人形を持つ少女の霊
私は小さい頃から霊感が強く、いるはずのない人影や誰もいないはずの部屋から聞こえる声など心霊体験をすることは日常でした。その中でも一番怖いと思ったのは主人と結婚する前、同棲を始めたばかりの頃の体験です。
狭いワンルームにシングルベッドがひとつ、窮屈ながらも幸せを感じながら日々を過ごしていました。心霊体験をしたその日は、夏の始まり、少し蒸し暑い夜のことでした。いつものように仕事を終え、彼(主人)と晩酌をし眠りにつこうとベッドに入りました。しかし、なぜかその日は眠りにつけず胸騒ぎがしていました。
これといって原因もわからず、寝る向きを変えてみたりベッドに座ってみたりなどしていました。もちろん、そんな事で眠れるわけもなくただ時間だけが過ぎていく。その時です。
私はなぜか導かれるように、真っ暗な部屋を歩き玄関までたどり着きました。自分でも「なんでここに?」と感じるのと同時に全身に悪寒が走りました。
玄関の扉の向こうに大事そうに人形を抱えた小さな女の子(小学生くらい)が立っているのがハッキリと感じ取れました。
過去の経験から、生身の人間ではないと確信し、慌てて彼が眠るベッドへ潜り込みました。彼は私の様子に驚き声をかけてきましたが、私は一言も声が出ずそのまま動けなくなりました。
そんな状況の中で彼は再び眠りについたのですが、私は眠れるはずもありません。すると、さっきまで玄関の扉の向こうで感じていた人影が、今度は足元に移ってきたのです。
表情は暗く、なぜか全身濡れている少女。
私は心の中で必死に「帰って!」と叫び続けました。しばらくすると人影は消え、悪寒もおさまりました。
これで眠れる、そう思いながら少しうつらうつらし始めた時、また悪寒と人影を感じました。今度は近いっ…そう思い、薄っすら目を開けると、横で眠っている彼の顔を覗き込んでいる少女がハッキリと見えました。
このままでは彼が連れていかれる、そんな恐怖さえ感じられる程の殺気でした。私は「お願いします!帰ってください!」と何度も何度も唱えました。
次第に人影は消え、そのまま朝を迎えました。
昨夜の経験は夢だったのだろうか、ぼーっとしながら考えていると、目覚めた彼が声をかけてきました。「俺、昨日金縛りにあったんだ。目だけは開いたんだけどさ、目の前に女の子の顔があったの。まじで怖かった」と。
私の体験は夢ではなかったようです。
(女性)
アパートに住み着く悪霊
これは私の母から聞いた話しです。今からちょうど11年前の事です。
うちは私が小さい頃に両親が離婚していて父親に育てられたんですが、母とも連絡取ったりたまに会ったりしてました。
ある時、母が引越しをしたんですがその引越し先は古い二階建てのアパートで母の部屋は正面から見て二階の1番左のとこでした。
引越し前に掃除を手伝ったりしたんですが何故か土壁のとこに血しぶき?らしき薄い赤いシミがあったりで日当たりはいいけどあまりいい感じはしませんでした。
無事引越しも終わり少しの間は母も何事もなく過ごしていたんですが、ある夜寝ている時に息苦しくなり金縛りにあったそうです。
その後自分の枕元に昔の時代でしょうか、着物みたいなのを着た5歳くらいの女の子が座っていたそうで母は元々霊感があるのでそこまで怖くはなかったみたいです。
その事があってからは頻繁に同じ事が続き、母も怪我をしたり視力が落ちたり少し体調が悪くなる事が多くなったので1年くらい住んでましたが私も含め周りから引越しを勧められ何とかそこから離れる事ができたんですが、母は最初はなかなか引越しを拒んでしようとしなかったのでもしかしたらその霊に取り憑かれかけてたのかなと。
もしあのまま引越しせずに住み続けていたらどうなっていたのかと考えるとゾッとします。
母はその後体調も良くなり元気です。
(和歌山県 女性)
友達に取り憑くモノ
これは、私が友人宅のアパートで体験した話です。学生時代、大阪府で一人暮らしをしていた友人のアパートでみんなで材料を持ち寄って料理をするという機会がありました。
その日はみんなで材料を持ち寄り楽しい時間を過ごしたあと、私以外の友人は帰りましたが終電を逃した私は泊めてもらうことに。
その夜のことです。
深夜、お手洗いに行きたくなり目が覚めました。立ち上がろうとした際に何か動いているものを見つけて、じっとしていました。
それは包丁を持ちながらぶつぶつとつぶやいている友人の姿でした。
一瞬何が起きているのか分からなかった私は、動くことができずに布団をかぶって寝ているフリを続けました。つぶやいている内容は、「みんな〇してやりたい、しんでしまえ」という言葉だったように記憶しています。
結局、眠りたいのに眠れないまま夜を明かし、そのまま朝を迎えました。
友人は朝早くおきて朝ごはんの支度をしてくれていたようで、昨日と何も変わらない表情で挨拶をしてくれました。そして、朝ごはんを食べているとき「昨日はよく眠れた?最近この部屋に越してきたんだけどなんだかあまり眠れなくって…。」と友人が話しました。
私は「まぁ良く眠れたよ」と話をあわせながら、夜に見たものが頭から離れずにいました。そのときです。友人の後ろに黒い髪の女性がついているのを見たのは。あわてて目をこすると、友人の後ろには誰もいませんでした。
あの女性はいったいなんだったのでしょうか。その日以降友人宅に行くことがなくなったため、知る由もありません。
(奈良県 女性)