記念写真に写っていた藁人形と先生の怪我
兵庫県N市の中学校での話です。美術の授業で自分の手を石膏で型をとり、それが完成したので先生が教室で記念写真を撮ってくれました。学校の横はお墓と神社です。
教室で撮ってくれた写真を後日見せてもらうと、神社の杜の木には沢山の手が写り込んでいたので、神社にあるその木を調べてみました。割と太い木なのでパっと見た感じはなにも異変は無かったんですが、じっくりとその木を調べてみると、人の丈より少し高い位置、2mくらいのところに小さな十字の何かが木に取り付けられていました。
それは、藁人形でした。テレビで出てくるような出来の良い物では無く、ただ藁らしきものを適当に十字に組んだだけ。でも、打ち付けられていた釘は錆びて今にも崩れそうなのが中心に数十本、錆びているものの比較的新しい釘が下の辺りに数本。
何より一番恐怖を覚えたのが、ついこないだ打ったとおぼしき綺麗な銀色の釘、いわゆる五寸釘。それが4本。十字の藁人形の中心に1本、下に1本、残りの2本は左右それぞれ1本ずつ手の部分に打ち付けられていました。
写真を撮ってくれた美術の先生はその後、彫刻刀で手を刺してしまうという大怪我を負いました。
教室で撮った写真は先生が『絶対見たらアカン』とお蔵入りとなってしましました。無数の手の他にきっと、なにかが写っていたんだと思います。私の中での恐怖レベル5段階中4です。
(兵庫県 男性)
深夜2時、木に藁人形を打ち付ける白い着物を着た女
自分の母親の実家の近くにあるある神社を山の中に入って行くと、ワラ人形が木にクギを刺した状態のままを見ることができます。幼い頃から言い伝えてを聞かされていたのですが、興味があり親戚が集まるお盆に従兄弟と大人には内緒で深夜2時に子供5人で神社に出かけて大きな岩陰に隠れていました。
蚊に刺されながら数時間いたと思います。
ふと気づくと少し距離がありましたが、肉眼で見える距離で白い着物を着た髪の毛の長い女の人が現れたので、びっくりして口を開きそうになりましたが、従兄弟に口を押さえられドキドキして見ていました。
ある木の前で止まって何か打ち付けているのが見えていましたが、何かはわかりませんでした。
数分でその女の人は山を降りて行きました。
誰もいないことを確かめて女の人がいた所に行ってみると確かに知らない女の人の写真を貼ってあるワラ人形にクギが刺さっていました。
後ろから又、足音が聞こえたので慌てて従兄弟と山を降りて家に帰って布団に入ってガタガタと震えていました。少し経って遠くの方から足音が聞こえるような感じに思い耳を澄ませていましが、家の前で足音が止まって人影が見えたので、怖くて怖くて心臓が止まりそうになり意識をなくしました。
朝起きて従兄弟と話したのですが、従兄弟の一人が家の前でずっと誰かがいたと話していました。
(愛知県 女性)