深夜の見回りで起こった不可解な出来事
友達から聞いた話です。その友達は会社勤めのOLなのですが、ある日夜遅くまで残業をしており、帰る際周辺の見回りをしなければならなくなりました。
会社にいた警備員さんと2人で1階と2階を分担して回っていくことになり、友達が1人で2階を見回り、1階は警備員さんが見回っていきました。
友達は2階に異常がないことを確認し1階に降りようとしました。しかしそのとき、ふいに警備員さんが2階に上がってきたような気配がしたのです。
友達は警備員さん?と声をかけたのですが相手からは反応がありません。暗がりな場所を懐中電灯の明かりで照らしていたので、相手の顔はぼんやりとわかる程度でした。
不思議に思ったようですが、聞こえなかったのかな?きっと警備員さんが再度見回りしてくれているのだろうと考え、1階に降りていきました。
しかし1階に降りると、先ほどいたはずの警備員さんが入口にいたのです。友達はびっくりして「あれ?さっき2階に行きませんでした?」と聞いたそうです。しかし警備員さんは1階にずっといたというだけ。
2階に上がってきたはずの人影はなんだったのか。今でもわからないままです。
(福島県 女性)
仮眠室にある噂の二段ベッドで起こった心霊現象
東京都在住、東京都勤務のYと申します。
私が夜勤中に体験した心霊体験は、1年前の秋頃のことです。
あの日は異動となった部署で、初めて夜勤当番に当たった日でした。
慣れない業務に追われ、仕事を終えた私は仮眠を取ることにしました。
私の勤務先には仮眠を取る場所は二通りあります。
一つは応接室のソファ。
こちらはフカフカで寝心地もよく、大抵の場合は先輩が使っていました。
もう一つは仮眠室のベッドです。
仮眠室には2段ベッドが2台並んでいました。
正直なところソファの方が寝心地もよく、本当はソファを使用したいところでしたが、その日は一緒に入った先輩が先に使用していました。
だから私は仕方なく仮眠室のベッドで休むことにしました。
このベッドは寝心地が良くない以外に、もう一つ避けたい理由がありました。
それは勤務先で広まっている、仮眠室にまつわる心霊体験の噂でした。
子どもの笑い声が聞こえる、誰かが駆け抜けてドアのところを駆け抜けていくのを見た等、様々な噂がありました。
私はそんな話を噂程度にしか捉えていなかったのですが、いざ真夜中にそこで眠るとなると、急に恐怖心に襲われました。
しかし眠らないと身体もきついので、あくまで噂と割り切って眠りにつきました。
眠りに入った私は夢を見ました。
仮眠室のベッドに横たわりながら、ベッドの脇から誰かに視線を向けられている夢でした。
私はその夢が夢であることに気付いており、早くさめないかと思っていました。
満を持して夢から覚め、目を開けると未だに視線を感じます。
夢の感覚が残っているだけ。
そう思ってもう一度眠ろうとしましたが、ベッドの下が気になり眠れません。
仕方がないのと怖いもの見たさで、チラッと視線をベッドの下に向けました。
するとそこには5人くらいの男が立って、こちらを見上げていました。
彼らは皆同じ顔をしていました。
(東京都 男性)
気のせいではなかった怪奇現象
最近のことですが、某オフィスで夜残業をしているときの話です。
各部署で1名ずつぐらいの人が残っていたのでお互いに相手がデスク越しに見えるか見えないかの距離で座っていました。
PCの音だけが響いて集中していたのですが、何故かカサカサ雑音がしたり、箱形のファイルを移動させたりする人が向こうに見えました。というのもあきらあかに、フォイルが動いている様子だけがわかるのです。
ところが、30分ほどたったころでしょうか、いつも仕事をテキパキ進めていてクールな女性が、今日に限ってこちらに歩いてきます。
私が何かミスをしたのかな?と内心ドキドキしました。
ところが、意外にも彼女は、真っ青な顔で「すいません」と小さい声で何か言いたそうです。
私は普段冷静な彼女のいつもと違う雰囲気にあれ?っと思ったのですが、「はい、どうされましたか?」といつものように聞き返しました。
すると、意外な答えが返ってきました。
「あの、あそこの席にいましたか?」と聞くので、「いえ、私はずっとここで仕事をしていましたよ?」と答えると、彼女はさらに具合悪くなりこう言いました。
「あのファイル人がいないのに動いてるんです、見ましたか?」といので、私は最初意味がわからず、「。。。はい?」と聞き返すのみでした。
再度、今度はさらに大きな声で「ファイルが勝手に動いてるんです!」と怖いのか、強い口調で私に言っています。
私が、まさか?と思い。「気のせいですよ、一緒に見にいきますか?」と言うと、意外にも一緒に見てほしいとのこと。
そこで半信半疑でそこのデスクまで行くと、ファイルは何故かデスクの真ん中に置いてありました。
あら~、かたずけないタイプの人なのかな~と思っていると、次の瞬間!書類が入っているファイルが、ザーと勝手に動き、ドスッと床に落ちました。
あんな重いファイルが2人の見ている前で、しかも結構な距離を移動したのです。
彼女が「見ましたか?」というので、私はぞ~っとしてしまい、「早く帰りましょう!」と言って目を見ると、様子が変です。
だまってそこから動かないのです。
私は、もう恐怖で「申し訳ないけど、お先に失礼しますね!!!」と何故か礼儀正しく、でも猛スピードでそのオフィスを出ました。
自分のカバンも忘れてしまうほどでした。
(千葉県 女性)
魔の深夜残業
私はとある会社で経理を担当しております。
決算期には深夜までの残業は当たり前の事でした。
その日も決算が近く、なかなか数字が合わない資料と格闘し、ふと気が付くと午前0時を回っておりました。
まだまだ仕事は残っており帰れそうもないため、眠気覚ましにコーヒーでも買おうと席から立ちあがった時、コンコン、事務所のドアをノックする音が聞こえました。
こんな時間に誰かとても大事な忘れ物でもしたのだろうか? と警戒しながらドアを開けましたがそこには誰もいませんでした。
きっと疲れて聞き間違いでもしたのだろう、と事務所の階下にある自動販売機に向かいました。
深夜はエレベーターが止まっているので、階段で降り始めると、明らかに自分のものでない足音が聞こえ、夕方に掃除したはずの階段に足跡が残っておりました。
不法侵入か? 強盗か? だとしたら事務所に戻る方が危険な気がして、私は階下の自動販売機に向かいました。
その時、ドーン!と雷が近くに落ちたような音が聞こえました。
でも窓の外は光りませんでした。
もうその時点で怖くなって、早く帰りたくて、足音を立てないように事務所に戻り、中に誰もいないのを確認して、荷物をひったくるようにして帰宅しました。
翌日、昨日あった事をどうせ笑われるだろうと思いながら上司に話すと、深いため息をつきながら、声をひそめ言われました。
ちょうど私が入社する1年前、家庭を持った人との恋愛の末に破局した同じビルに勤めていた女性が屋上から身投げしたそうです。
それ以降、彼女と近い年齢の女性が正体不明の足音を聞いたり、誰もいないのに肩を叩かれたり…。私はこれから先もこんな目に合うのかと、今は転職を考えてます。
(長野県 女性)
恐怖の夜間清掃アルバイト
大学時代にアルバイトで週に3回くらいで、夜勤の清掃業を行っていました。
毎回毎回、指定されたビルやマンションの清掃を夜の10時頃から3時頃まで行う仕事でした。
ある日の事ですが、雨の降る梅雨の時期でした。
商社関係の会社がたくさん入っている10階建てぐらいのビルの清掃の仕事でした。
いつもは、最上階から下に向けて5時間ほどかけて清掃を行いますがその時はビルの管理人の方に「7階はフロアに入らないようにしてください」と言われていました。
私は、なぜ?という気持ちがありましたが何も聞かずに仕事をしていました。
10階まではエレベーターで上がりそこから仕事がスタートです。
基本的に清掃は、2人のペアで行います。もう1人の方は、1階から掃除をしていきました。
私は上から掃除をして階段で降りては掃除をするを繰り返します。
8階まで掃除をした後に、階段で6階まで降りていこうとした時に7階のフロアから「ドアが閉まります。ご注意下さい」と言うアナウンスが聞こえてきました。
深夜なのでゾッとしましたが、7階で誰かが深夜残業しているから入らないようにっていう意味だったんだと考えました。
しかし7階に人がいる気配も電気が点いている様子もなく、そっと階段からフロアの方を覗くと7階に止まるはずがないエレベーター内の明かりだけが漏れており、扉が閉まらずに開いた状態でした。
私は怖くなり逃げるようにしてペアの方にその事を伝えました。
気になったので、管理人さんにも聞きましたが、現在7階は空き室で、どの階も残業をしている人はいないと言っていました。
(男性)
不自然な深夜のエレベーター
私が体験した内容は職場での事です。
場所は大阪府内の企業がテナントとして入る住居スペースもある7階のビルになります。
私の在籍しております企業は6階にあり、同じフロアには別に2企業入っている状況です。
体験した当日は土曜日の深夜で通常であれば私の会社及び同フロアの企業も休日となります。さらに時間帯も深夜24時を過ぎて日曜日に変わっていました。
私と同僚の2人はその日、東京から営業車を使い大阪まで帰阪、会社に到着したのがもう深夜24時を過ぎていました。
営業車を地下駐車場に戻し、6階にある営業所に一旦戻ってから帰宅しようという事になりました。
地下駐車場から6階まで上がろうとエレベーター前まで来た正にその瞬間でした。
エレベーターがいきなり上の階に上がり始めたのです。
この時間帯になぜという疑問を持ちながら、どの階でエレベーターが止まるのかを凝視していますと、なんと私共の営業所がある6階で止まったのです。
私共の会社には絶対と言って良いほど、社員は居ないと分かっておりましたので、可能性としてはやはり同フロアの別の企業の社員しか考えられないという事になります。
恐る恐る我々2人はエレベーターのボタンを押し6階に上がる事にしました。
同フロアは休日という事もあり、ビル内の照明も落とされており、僅かながらの薄暗い明りを頼りに私共の営業所前まで進んで行きました。
そこにたどり着くまでに他企業の前を通過しなくてはならず、なんと2企業ともガラス越しにいつもは明りが見えるのですが、真っ暗で決して人間がいるような気配や音も聞こえませんでした。
また同僚の1人が試しにドアが開くかどうか引いて見ましたが、何も施錠状態。
やはりこのフロアには誰も居ないことが分かりました。
ではなぜこの深夜、誰も居ない筈のエレベーターが6階に上がっていったのか未だにその理由は分かってはいません。
ちなみに6階まで上っていったエレベーターが下がってくることはなく、我々がボタンを押すまで6階に停止していたので、誰かが6階から降りようとしたものでもないのです。
(滋賀県 男性)
嫌な空気に囲まれ始めた恐怖の深夜残業
以前、働いていたバイト先での体験です。そこは渋谷区の東京文化大学の裏手にある雑居ビルにあった小さな会社でした。今はもう廃業してしまったようです。また雑居ビルが現在もあるかどうかはわかりません。
そこで夜勤のアルバイトとして働いていました。
その日は27時で仕事が上がる社員さんと2人で勤務していました。その社員はサボってばかりで早めに帰っては私にタイムカードを押させるようないいかげんな人でした。
その日も当然のように帰ってしまい、会社内は私一人。誰もいないので音楽を流しながら仕事をしていると、入口の方で物音がしたので、社員が忘れ物でもして戻ってきたのかな?と思い、扉を開けましたが、誰もいません。
深夜という事もあり、他のビルテナントの人も誰一人として残っていない状態です。またビルのシステム上、最後に帰る人が、必ずセキュリティカードでエレベーターにカギをかける事になっているため、間違いなく誰もいないのです。
私の勤務終了時間まではかなりありますし、考え過ぎても怖くなるので、気のせいということにして、仕事に集中することにしました。
そのまま順調に作業を続けていたのですが、4時くらいに天井から振動のような物音が鳴りました。
本当に恐怖を感じ、その日は早めに作業を終わらせたので、体調不良という事で会社を出る事に…。しかし私がすべて電気を消して帰らないといけないので、さらに恐怖心が募りました。
そうこうしている間にもまた物音がします。
耐えられなくなった私は、友人に電話を繋いでおいてもらいながら電気を消し、会社を出ました。
後日、他の社員に聞いてみたところ、みんな同じような体験をしているそうです。
(東京都 女性)