カーナビの目的地には何もなかった不思議体験
私が友人と二人でドライブをしていた時の話です。
急に「美術館に行きたいね。」との話になり、カーナビで近くの美術館を検索し、そこを目的地に設定して車を走らせておりました。
余り、車や人通り通りの無い、田んぼだらけの田舎にある美術館だったようですが、ナビが突然案内をしなくなったのです。
余りにも田舎だった為、その道路がカーナビに登録されてない場所なのだと思い、最初は気にしておりませんでした。
案内は無くともカーナビの地図通りに車を走らせていると、又カーナビが案内を始めました。
「目的地付近なので案内を終了します。」と。
しかし、それらしき建物は全く無く、違うルートで検索をしても、結局同じ場所へ案内されるのです。
その場所は田んぼの真ん中にある農家さんの物置の様な場所で、過去に美術館があったとも思えない場所でした。
民家も無く、人通りも無く、カーナビも途中で案内をしなくなったり、美術館が無い場所に何回も案内されたりと怖くなった為、急いで友人と引き返し帰りました。不思議体験と言うより、恐怖体験に近い感覚でした。
(神奈川県 女性)
謎の廃墟へと案内するカーナビの不思議
3年ほど前、岩手県の大船渡から盛岡に帰る道での事です。
私は知り合いの男性と釣りに出かけた日の事です。
お互いに初めて行く場所であったためにカーナビを利用しました。
余裕をもって行動していたはずなのですがすっかり日が落ちてしまいあたりは暗闇に包まれました。
運転に慣れない友達であまり速く走れないようでしたが免許を持っていない私はどうすることもできません。
多少怖い思いをしながら山道を走行しているとカーナビが突然左折を指示しました。
突然のことに驚いた私たちでしたが道に疎いためにしょうがなく左折することに。
先ほどまでの舗装路ではなくだんだんと悪路になっていく道、カーナビの道路標示も無くなってしまいました。折り返そうにも一本道でした。
先に進んで行くとカーナビが突然、「目的地周辺です」とのアナウンスが出ました。
当然盛岡には程遠い場所で、お互いに不思議に思っていると小さな小屋が見えました。木造でもう何年も手入れがされていないであろう小屋でしたが人が住んでいる様子もなくポツンと忘れられたようにそこに建っているようでした。
怖く車の外に出られないでいるとまたカーナビが案内を始めました。今度はしっかりと盛岡のほうに案内をしているようでした。
なんとかUターンをして引き返すことが出来ましたがあれから同じような設定をカーナビにしても特に変わった様子は見られず、あれきりでした。
友達によると車は中古ではあるが、いわくつきというわけでは無いとのこと。
あそこを降りて確かめる気にはなれず不思議な体験はそれきりでした。何かしらの力が働き、あのようなことになったのかそれは分かりません。
(岩手県 男性)
カーナビが案内しようとする場所 不思議体験談
2015年の夏のことです。
お盆のためレンタカーで横浜市から実家のある長野県へ帰っている途中でその事件が起こりました。
時刻は昼前です。
まだ高速道路に乗る前、カーナビに実家の住所を設定して下道を運転していました。
カーナビの案内は、ずっと北側を指しており、途中で曲がらず、ずっと一本道を通っていくように表示されていました。
けれど、突然ポーンと音が鳴り、「この先、右です」と音声案内が入りました。
母と顔を見合わせ「いま右って言った?」「でも表示はまっすぐだよ」「おかしいなあ。まあそのまままっすぐ行くか」と、音声案内のバグかと思いそのまま直線で運転。
しかし十字路を超えようとするとすぐにまた「交差点を右です」と音声が入るのです。
おかしいと思いながらも、近道かもしれないと一つの選択肢を考え、右に曲がってみました。
しかし、右に曲がってもカーナビはその道にルートを表示せず、本来行くべきだった道を示したまま。音声案内もなくなりました。
狭い道で、まだ神奈川県内でありながら緑が生い茂っています。そして結局、道は行き止まりでした。
ふと周りを見回すと、そこは墓地だったのです。
当然、近道などではありません。
母ともう一度顔を見合わせ、急いで元の道に戻りました。
音声案内がふたたび右に行かせようとすることはありませんでした。
そして2日後、今度は長野から横浜に帰っている途中。「そういえば行きは怖かったねえ。心霊現象?」と軽く話しながら、その墓地がある道のあたりに差し掛かりました。
カーナビはきちんと一本道をまっすぐ行くように表示しています。
ポーン。
「この先、左です」
母親と同時に悲鳴をあげ、今度こそカーナビの案内は聞かずまっすぐ帰りました。
それ以来、レンタカーのカーナビを設定するのが怖くなってしまいました。
2年前、好奇心からその場所にもう一度運転で行ってみましたが、開発が進んだためか道自体がなくなっていました。墓地がどうなったのか、そもそも本物だったのか、分からないままです。
(神奈川県 女性)
夜景ルートがまさかの場所へ案内 不思議体験談
去年、高校時代の友人と四国へ旅行に行った時の体験談です。
私たちは、夜景スポットとして有名な徳島県にある「眉山」に行くため車を走らせていました。
みんなの予定がなかなか合わずに弾丸ツアーとなってしまい、スケジュールもパンパンなので出発が遅い時間となっていました。
車のナビを眉山に設定し、順調に山を登り始めました。しかし、あるところからナビの到着時間が急に短かくなり、もうすぐ目的地付近というのです。
まだ山を登り始めたあたりだったのでおかしいなとは思いつつ、そのまま進んだところ、「目的地付近」に到着したのでナビを終了するお知らせがアナウンスされました。
そこで案内されたのは病院だったのです。
私たちは怖くなって、そのまま車もめったに走っていない道をUターンしてすぐに山を降りました。
慌てて元来た道を戻ったのですごくスピードも出ていたかと思います。
あれはなんだったのか...。今考えても不思議でなりません。
結局眉山に直接登るのは諦め、阿波踊り会館という建物の上からロープウェイがでているので、そこから夜景を見ることにしました。楽しい思い出づくりが一転、恐怖の体験となりました。
(埼玉県 女性)
ナビ通りに進んだ先 不思議体験
初めて友人宅へ遊びに行った時に、住所を教えてもらいカーナビに入力して向かった時の体験談です。
そこまでは1時間ほどの道のりで夕方から出発しました。
国道を道なりに進み、なにもなく当たり前のように目的の市内に入りました。そこから残り15分くらいで到着予定となっていたためナビ通りに進むことに。
しかし目的はアパートなのに、なぜか山の麓に近い田舎道に進むようナビされ違和感を覚えました。しかし訪れたことがないため道が細くなっても疑うこともしなかったです。
残りの到着時間が5分になっており、暗くなってきたので、ライトを点けはじめ、ここから、民家が無くなり舗装もされてない道に入ります。道の両側は丈の高い生け垣のような感じで、絶対にアパートはないだろうという雰囲気なんですが、ナビは目的地に到着しました、とアナウンスしました。
降りて確認すると、生け垣の奥には古い墓地群が見えたので、慌てて友達に電話して、とりあえず近くのコンビニまで移動して迎えに来てくれました。友達もなぜ自分のアパート住所が墓地に行くようにナビされたのかさっぱりわからない、と話していました。
(男性)