近寄れなくなってしまった母の叔父の家
母親から以前に聞いたお話しなのですが、自分の母親は、自分が子供頃から霊感が強く、人魂を自宅の近所でみたり、金縛りにあったり、人の死相がみえたりと様々な体験をしているみたいでした。
その母から聞いたお話しなのですが、父方の親戚のおじさんがうつ病を患ってしまい、精神病にかかってしまいました。そのおじさんは自宅で家族の支えもあり、精神科に通院しながら、うつ病と向き合って一生懸命に毎日を過ごしていたのです。
症状も安定してきて、家族も安心しておりました。
いつも家族が寄り添っていたのですが、その日、たまたま1時間ほど、近所に用事があった模様で、家をあけたそうです。
その時に事件が起きてしまったようです。
その時間のあいだ、おじさんは首を吊ってしまい亡くなってしまったみたいです。
家族も悲しむ中、葬儀も終えてひと段落した時に、おじさんの家族と私の母親が、親戚の家で、おじさんの遺品の整理をしていた時に母親が体験した事があります。
母親が遺品を整理している時に、おじさんの声が聞こえてきて母親に訴えてきてたみたいです。
「俺の物をすてるな!!、、、俺の物をさわるな、、、、!!!、やめろ、、、持っていくな、、!死ぬぞ、、、寂しい、」などの、おじさんな声が遺品の整理中に頻繁に聞こえてきたそうです。
母親は最後まで手伝うことができなくなって、途中で家を出たそうです。
母親はそれ以来、おじさんの家には近寄れなくなってしまったそうです。
(山形県 男性)
父が実際に体験した足を引っ張るカレンダーの女
私の父が独身時代、一人暮らしを始めた時の話です。
若い時でお金もない時だったそうですが、とにかく実家を出て生活してみたいという気持ちから始めた一人暮らしだったそうです。
実家から車で10分ほどの距離のボロボロのアパート、畳のワンルームだったそうです。
前の入居者の方が置いていったのか備え付けなのか、一部の家具は残っていたそうで、買いそろえる必要がないこと、家賃が安ことが決め手となり即決したようです。
家賃の安さに関しては、田舎であることや老朽化したボロアパートであることから不思議には思わなかったと聞いています。
引っ越しを終え生活し始め、1週間ほどした夜中、急に金縛りにあい目が覚めたそうです。何故かわからないがとにかく恐怖を感じていたところ、急に足首を掴まれ引きずられたそうです。その瞬間金縛りが解け、とにかく逃げなければと思った父は一目散に鍵も財布も持たずに家を出たそうです。
その時ちらっと部屋を見たときに、何故か強烈に印象に残ったのがカレンダーだってそうです。
カレンダーの女性の絵が今自分の足首を掴んだ相手だと確信を持ったそうです。
その後はとにかく無我夢中で実家まで走って帰り、両親を起こして朝まで一緒にいてもらい、しばらくは実家で寝泊まりをしたそうです。
後日、父は友人に理由をぼかして代わりに引っ越し作業をしてほしいとお願いし、お金を払って代わりに荷物の整理と引っ越しをしてもらったそうです。
その際にカレンダーだけは、そのまま残すことも忍びなく感じ、お寺に持っていくことにしたそうです。しかし、お寺前で急にまた恐怖に駆られ、とっさに寺の敷地内にカレンダーを投げ込んだそうです。そうすると少し恐怖は和らいだそうですが、住職の方に説明する勇気も出ず走って逃げてしまったそうです。
その後は、特に心霊現象に会うことはなく生きています。
(京都府 女性)