霊障系の話

☆【怖い話・実話】 人の怨念にまつわる恐怖体験談

これは母から聞いた話です母がまだ幼かった頃なので70年以上昔の話です。

母のつまり私の祖母の知り合いが亡くなりました

その方は大分の田舎に住んでおり農業で生計を立てていましたその方が所有する土地や田んぼはかなりの量と広さでとても裕福でお金に困ることのない人生を送っていたそうですだからそのお金に目がくらんだ息子さんとそのお嫁さんが首を絞めて殺してしまいました

その方は誰にも恨まれるような性格ではなかったのですが息子さんには借金がありその借金の肩代わりを断ったことを息子さんは恨んでいたようです

自分がもうすぐ逮捕されるということを知って警察が来る直前にその方が大切に育てていた農作物に薬品を撒きすべての農作物をダメにしてしまったそうです

これは息子さんの最後の復讐でした

後日その方の奥様が開いたお別れの会に私の母と祖母が行ったそうでその道中のその方の田んぼの前で母はその方を見たそうです

その方は母を自分の娘のように可愛がってくださっていて母はその方が大好きだったのです

田んぼの前で母は祖母におじちゃんがいる言ったそうなのですが祖母には何も見えず結局そのまま通りすぎましたでも母によるとその方はダメになってしまった農作物を涙を流しながら見ていたようですが母が自分の横を通り過ぎる時には母を見て少し笑ってくれたそうです

母にとってはその方は優しく温かい人でした

しかしそれから3年後に息子さんが原因不明の車の事故を起こして亡くなったことを聞くとその方の恨みなのではないかと思ってしまいました人の恨みや憎しみは怖いです

(大阪府 女性)

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