数々の霊障が起こる体験談
3年ほど前の話です。埼玉県久喜市にあるホテルだと記憶しています。当時お付き合いしていた彼とドライブがてらに寄りました。
新しく綺麗なホテルは全て満室だったため、安価で古いホテルに入ることに。案の定部屋は空室がちらほらあり、スムーズに部屋に入ることができました。部屋に入るためにはドアを開けて、目の前の階段を登らなければならないという少し不便な構造です。部屋の中にはスロットゲームなど古めかしい設備がいくつかあり、ベッドや壁紙も使用感満載の雰囲気でした。しかし入室してすぐは特に何も気に留めることなく、いつものように彼と時間を過ごしました。
諸々がひと段落し、ベッドの中でまったりしていたときのことです。隣の壁からドンドンと叩くような音が聞こえたのです。ただその時は、ラブホテルによくある隣の部屋からの音だと私は思っていました。しかし、しばらくするとシャワールームからもガタゴトという音が聞こえるようになりました。
シャワーは使用しておらず、入室してから1時間以上音は出ていませんでした。なぜ急に…と思い彼に尋ねると、彼はそんな音聞こえなかったとのこと。
ますます不気味になり彼に音が聞こえたことを伝えると、さらにシャワールームからガタゴトと音が聞こえてきたのです。これまで気にならなかった床のシミや部屋の内装など、突然全てに違和感と気持ち悪さを感じて、彼を急かし部屋を後にしました。その時の彼と結婚し今では子供もいますが、特にあれ以来何か不思議な現象に出会うことはなく生活しています。あの時の音は私の気にしすぎだったのか、今でも謎のままです。
(女性)
いつの間にか離される靴 怪奇現象
福岡県久留米市のホテル街にある、あるホテルでの出来事です。去年の冬、私はそのホテルに派遣されました。私は非常に几帳面な性格で、部屋に入ったらまず自分とお客様の靴をきちんと揃え、隣に並べるということを毎度必ず行なっていました。その時も例外なく、靴をそろえて部屋に入りました。
そして、シャワーを浴びている際、急にシャワーの水が濁り始めました。しかも、ありえないほどドロドロの濁ってベタベタしたものが流れてきたのです。
丁度その時期、ホテルは大雨の影響で貯水タンクが壊れ一時期営業停止をしており、営業再開してすぐだったので、お客様と「まだちゃんと修理されてないのかなぁ」なんて話しながらシャワーを止め、フロントに電話をかけました。すると、数分で従業員の方が確認に来ました。シャワーを再度流してみると全く濁っておらず、きれいな水が流れていました。
従業員の方は、「貯水タンクは修理しましたし、他の部屋から同じようなことは言われていないので何かの間違いじゃないか」と言い、やれやれといった感じで帰っていかれました。
従業員の方を玄関までお見送りし、ふと靴の方を見ると、私の靴とお客様の靴がやや離れた位置にありました。
従業員の方が帰る際に足が当たったのだと思い、もう一度並べ直しまた部屋に戻りました。シャワーの調子も悪く、さらに従業員の方も来て、お客様は今日はゆっくりお話だけしてようか、と言い、タバコに火をつけました。5分ほどテレビを見ながらたわいもない話をしていたら、急に玄関の方からドンドンと音がし、従業員の方かと思いましたがインターホンが設置されているのでそれを使わないはずがない、廊下で酔った客が暴れているか何かだろう。そう考え、気にもとめていませんでした。
そしてお客様が3本目のタバコに火をつけた瞬間、急に風呂場からシャワーが勢いよく流れ始め、男性でも閉められないほど蛇口が硬くなっていました。
これは流石に何かがおかしい、もう出ようとお客様が言い出しフロントに電話をし始めました。私は自分のお店に電話をするため、お客様に声が聞こえないように玄関の方へ向かいました。すると私とお客様の靴が両壁にべったり離されていたのです
お客様が大変怖がられていらしたので、靴を元どうり綺麗に並べ直し何事もなかったように部屋を後にしました。
(佐賀県 女性)
小さな人形がこちらを見ていた心霊体験談
東京都の北千住駅近くのラブホテルでの話になります。時間帯は昼間の休憩時間を利用しました。
私がシャワーを浴び相手を呼んで一緒に入ろうかと浴室に二人で入っていた時です。浴室は全面曇りガラス。ふっと外に視線を向けたら高さ約30センチ位の高さに長い髪の人形が見えたのです。「ん?人形持ってきたの?」と相手に聞いたところはぁ?と。そうして、もう一度視線を向けたら何も無いのです。「見間違えじゃん?」と…確かにみえたんだよなぁと思いながら……。
浴室から出て、私は缶ビールを飲み一寝入りしてました。相手がシャワーを浴びてる音を聞きながら、うたた寝をしていたら首もとに突然冷たい手の形を感じ飛び起きました。
何も無いのです。
まだ、相手はシャワーを浴びてましたし。私達以外は部屋に居ません。怖くなり横になるのを止めテレビを点け、残りの缶ビールを飲んでいました。浴室は入口正面にあり右にフロアーという作りの一番奥にベットがあります。
フッと浴室の方向に目をやると長い髪の老婆が…にまぁっと嫌な笑みを浮かべながら、こちらを見ていました。さっきの30センチ位の身長です。私は思わず持っていた缶ビールを投げつけ、浴室の彼女を案じ駆け寄りました。又、さっきの老婆は消えてしまい。彼女に話すと気持ち悪いと一言言われ。直ぐにチェックアウトしました。
結局、なんだったかは不明でしたが私は酔っ払っていた訳ではなく。間違いなく見てしまいました。
(東京都 男性)
鍵が開いてしまう奇妙な部屋
2016年の4月頃、複数人の友達と女子会をするために隣の市の埼玉県行田市にあるラブホテルを利用しました。ラブホテルの入り口でみんなと部屋を選択し、部屋へ向かうとこれから使用する部屋の鍵が開いていました。
一緒に行った子2人はラブホを何度か利用したことがあるようで「普通鍵開いてないよね。閉め忘れかな?」と話していて、「まあいっか」という結果で終わりました。そして3時間コースが終了し、帰ろうとしたら友達がいきなり「最後にこの部屋に入ったの誰?」と大きな声で言ったのです。最後に入った友達が「ウチだけど何?どうしたの?」と言うと、「ドアの鍵が開いてるんだよね。ちゃんと閉めた?」と聞くと、最後に入った友達は「しっかり閉めたよ!誰かに開けられて入ってこられたら怖いから最後に確認もしたし」と言いました。
部屋に入る前も鍵が開いていて、帰る時も締めたはずの鍵が開いていて怖くなった私達はフロントに行ってお店の方にカギについての話をしました。
するとお店の人は「今までにこうした話をしてきたお客様はいらっしゃらないのでわたくし達もちょっとびっくりしています。部屋の掃除後もきちんと鍵はかけますし。もし鍵のかけ忘れがあったとしても部屋に入ってから鍵を閉めたのに、鍵が開いているということはないかと…」と言われてしまいました。
心霊というより、この不思議体験をしたことによって怖くなりこれ以降ラブホの利用はしていません。
(埼玉県 女性)
白装束の子どもの霊を見た
12,3年前の話です。私は当時20代半ばの会社員でした。その日は友達に誘われ、仲間内の飲み会に参加しました。いわゆる合コンです。そこで初めて会った男性と話しているうちに同じ大学出身だということがわかり、すごく盛り上がりました。
そしてほかのメンバーが二次会に行く中、私たちは2人で他のお店に行き、飲み直しました。私はお酒は強い方なのですが。この日はかなりの量を飲んでおり、べろんべろんでした。意識ははっきりしているのですが、体の動きが緩慢になってしまう感じです。彼も同じような感じで、意識ははっきりしているもののよたよた歩きでした。終電の時間も過ぎ、もはや帰るという選択肢はなく、私たちはタクシーを呼んで彼の知っているというラブホテルを目指しました。
しかしその日は満室で、近くの、旅館風の古めかしいラブホテルで泊まることになりました。
二人で一緒にお風呂に入り、布団になだれ込みました。しかし酔っているせいでお互いにそのまま爆睡。
夜中、ふと目が覚めました。彼はどこだと体を起こして探そうとしたのですが、上半身が持ち上がりません。さらに下半身には何か重さを感じます。恐る恐る首だけを持ち上げて見ると、白装束の女性が私の足先に座っていました。大人の格好でしたが、体格は子供でした。
彼女はじっと私の顔を見ています。なぜか怖いとは感じず、和室だから白装束が似合うなと思ったことを憶えています。そして朦朧とする頭で、体を起こせないならもう一度寝るしかないなと考え、目を閉じました。朝起きて彼に聞くと、彼も私に乗っている女性を見たそうです。でも、彼もお酒には勝てずに再度寝たのだとか。彼とは一夜で終わりました。
(東京都 女性)
混雑の中、案内された特別室の怪
わたしが3年前ぐらいに体験した出来事です。大森海岸駅にある某ラブホテルでの出来事です。その日は週末23時ごろにホテルを探して彷徨って、目に入ったあまり古そうには見えないホテルに入店しました。さすがに週末の時間とあって、パネルの前には何組もカップルが順番待ちをしていました。
フロントには何組もカップルがいる状態でしたが、満室になってしまい、仕方ないから他のホテルを探そうかと外に出ようとしたことろ、フロントから声をかけられました。「そこの人、どんな部屋探してるの?」と問いかけを受け、「なんでも良いんですけど、高すぎる部屋は無理です。」と答えました。そして鍵を受け取り、部屋を開けてくれました。
入った瞬間に感じたのは、その部屋はパネルには無かったように思えました。パネルで見た一部屋一部屋凝った作りの部屋とは違い、シンプルで少し古臭いような…。しかしながら、先ほどまで誰かが居たような湿気や気配のようなものを感じました。
彼氏と、なんで他にもカップルがいたのに私たちだけ声かけられたんだろうねと、その時はあまり疑問に思わずラッキーだったねぐらいの感覚でした。
ところが、狭いその部屋を使っていると背伸びしたり手を伸ばしたりしないと見えない場所に、盛り塩がいくつか置いてあることに気がつきました。私も彼も怖くなり眠れずにいました。
その後、お風呂場の方から、女性の声で「ね~」みたいな声がはっきりと聞こえてきました。外の廊下ではなく浴室からです。彼もはっきり聞いておりテレビを点けてごまかしたのですが、その晩は他にも部屋の軋みや物音、人の気配を感じながら朝を迎えました。何か事情がある部屋だったのでしょうか。
(神奈川県 女性)