憑依系の怖い話

☆【怖い話・実話】 いわくつき物件の引っ越しを手伝いに行った際に取り憑かれた体験談

私がこの体験をしたのは8年くらい前のことですまだ夏になりきらない少し肌寒い春のことでした

当時山梨県に住んでいた私は親戚が近くに引っ越してくるということで手伝いに駆り出されていましたその親戚の引っ越し先は前の家族が借金を抱え家を売りに出した家です

あまりいい話がない家だったので、念のために親戚は引っ越す前にお祓いをした言っていましたいいますのも前の家族が抱えていたのは借金だけではなくDV問題や家族のうつ病の問題が発生していたからでした

家を建て越してくる前は順風帆な家庭だったのにもかかわらずですそのため原因を家に求めたのでしょうそしてお祓いを済ませた家に入った私が感じたのは不気味さ気持ち悪さでした。また重々しくジメジメとした陰気くささも感じました。

私の母型の家系は代々霊感というものがあるらしく他の人には見えないものが見えるということも日常茶飯事でしたしかし今まで感じたことのないその雰囲気に圧倒されたのを覚えていますまたおそらくこの後に記すことは事実に思えないことも多いでしょうしかし全て事実であり実際にこの身に降りかかった事だということを理解していただけるとうれしく思います

家の中に入ると頭の中にあるビジョンが浮かんできます回転棚に写真があるかのようにぐるぐると頭を回るのです

井戸と女性暗い場所はっとしました

井戸が塞がれてしまっているイメージが浮かんだからです

古い考えだと思われるかもしれませんが水回りを塞ぐことはよくないことだと考えていますその代表格は井戸です井戸には塞いだとしてもパイプなどで空気を通すべきなのです

しかし塞がれてしまっている

おそらくこの家のクローゼットの付近に埋まっていますしかしそれがわかったところで伝える相手もいませんでしたし大人しく引っ越しを手伝って家に帰りました

問題はその後だったのです

家に帰ってから暗いところが妙に怖くなり人が怖い、憎い、という感情が現れるようになりました

推測ですが、私はその女に取り憑かれた状態でした

またふと過ごしていると突然、頭の中に女の顔が見えてきます唇に濃い赤の紅を塗った背の低い人でした

その後は簡単な除霊と家のお祓いによって事なきを得ましたが今でもあの女の顔は鮮明に思い出します

(埼玉県 女性)

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