憑依系の怖い話

☆【怖い話・実話】 霊への敬意によって災いが起こらずに済んだ心霊体験談

今から2~3年前に実際に起こった体験談になります。私の住んでいた場所は結構な田舎でして、見渡す限り山と田んぼが広がる風景です。

ある日の学校終わり、いつもの三人組で下校している際にコックリさんだとかそんな心霊系の遊びの話で盛り上がりテスト明けという事もあって、その辺では何かが起こると噂の廃屋に行こうという話になりました。

早速週末の夕方ごろに私の家に集合して、懐中電灯やらを持ってその廃屋へと出発しました。

まあ所詮、ただの壊れかけの空き家でしかないので30分ほどでしょうか、家の中をうろうろしてから帰ることにしました。なんとなくですが、私はその空き家の前で手を合わしてから帰りました。家に着くころにはもう7時くらいになっていて、夜ご飯を食べた後に三人でLINEをしていたのですがその中の一人が「誰かに見られている気がする」と言い出して、冗談だと思い軽く流していたのですが翌日、一緒に登校している時も「見られている気がする」とずっと言うので流石に心配になりお寺のお坊さんに相談することにしました。

するとやはり、何かが憑いているという風に言われ、しかももう一人の友人も憑いてしまっているとのことでした。

心当たりは?と聞かれたので廃屋でのことを話すと、「確実にそれです」と真剣な目で言われたのを覚えています。ただ、ここで謎なのは三人組で行ったのにも関わらず何故私にだけ憑いていないのか…?という事でした。そうなると二人だけ何かをしてしまった、或いは私だけがしてしまった何かが影響したという二つが考えられました。

記憶をたどると、一つだけ二人とは違う行動をしていたことを思い出しました。手を合わせることです。お坊さんもきっとそれだろうという風に言っていました。その後、お坊さんに二人は除霊をしてもらい、その後は嫌な視線も感じなくなり、いつもどうりの生活を送っています。

まず空き家などに勝手に入ること自体いけないことですが、もしそんなことに巻き込まれたらちゃんと最後には敬意を払うという事を忘れない様にしようとこの一件で学びました。

(大阪府 女性)

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