深夜に現れた手 心霊体験
神奈川県川崎市の小田急線生田駅から歩いて10分くらいのところにあるアパートで起きた出来事です。まだ学生だった私は節約するために夏も冬も極力冷暖房はつけないようにしていました。その出来事が起こったのはまだまだ暑い9月の事です。
窓を開けて寝ていましたが寒気がして目を覚ました。ただ身体を起こそうと思っても起きませんでした。これが金縛りか、と最初は落ち着いてその状況を分析していましたが次第に身体の横にあった腕が持ち上がり、徐々に手が顔の方に近づいてきました。そして首のところで動きが止まると今度は自分の手で首を締め始めたのです。流石にこれはまずいと思い、必死に身体を動かそうとしましたが動けませんでした。
声も出ずにこれはもうダメだと思い諦めかけた時、手の力が抜け身体が動くようになりました。急いで電気をつけて周りを確認しましたが、もちろんそこには何もありませんでした。
夢だったのかなと思いましたが首に手の形で型がついていて夢ではなかったんだと実感しました。それ以降同じ現象は起きませんでしたが、怖かったので次の契約更新で違う家に引っ越しました。
(東京都 男性)
隣人 心霊体験
私が大学生の頃、実家を離れて愛知にアパートを借りて住んでいました。2階建ての小さなアパートだったので住んでいる人数も少なく、静かで落ち着いたアパートでした。アパートの人たちとの交流もなく、どこに人が住んでいるのかも正直分かっていませんでした。当時私は2階に住んでいました。
そして大学生活にも慣れて来たある日、その日は学校もバイトも休みだったので私は夜遅くまで友人と遊んでいました。深夜になって帰宅し、お風呂を済ませ、ようやく眠りにつこうとした時でした。
急に隣の部屋からコンコンという音が聞こえてきました。私は何かな?と思い耳を澄ませました。するとまたコンコンという音が。
私は不思議に思いながらも、疲れもありひどく睡魔にも襲われていたのでそのことを深く考える余裕はありませんでした。
そのまま眠りにつき朝が来た頃にはもうすっかり謎のノックの音のことは忘れてしまっていました。
そして今まで通りの生活を送っていたある日、私の部屋の隣に誰かが引っ越してきたようでした。偶然その方ともお会いしたので挨拶をし、自分の部屋へ戻った時、ふと何かに気がつきました。
そういえばあの日、深夜に隣の部屋からコンコンというノックが聞こえた日はまだ隣には誰も住んでいなかったのでした。
その後は何事もなく生活できていたのですが、やはり怖くなり途中で引っ越してしまいました。
(愛知県 女性)
金縛り
5年前、私が兵庫県に一人で住んでいた頃の話です。あれは、夏の暑い昼さがりでした。仕事が休みだった私は、遅めのお昼ご飯を済ませ、冷房がきいた部屋でベッドに横になりゴロゴロしていました。そのうち睡魔がおそい、眠ってしまいました。
しばらくすると、玄関の方でドアの開く音がしました。「あれ?玄関の鍵は閉めてあるはず。」音で目が覚めた私は、不審に思い体を起こそうとしました。しかし体が動きません。
そうこうしている間に、玄関から誰かが入ってくる音が聞こえてきました。
「誰?家の合鍵を持っているのは母親だけ。でもその母親は遠くにすんでいるので来るはずがない。」頭の中は鮮明なのに、体が動かない私は、うっすらと目を開け辺りを確認しました。すると寝室の扉が開き、こちらへ向かってくる人影が見えます。怖くなった私は、再び目を瞑り、何もされないことだけをひたすら祈りながら、寝たふりをしました。
その間も耳をそばだてていると、部屋中をうろうろする音が聞こえます。そして、ラジオをつけ、ボリュームを最大にしてさらにうろうろ。
しばらくして、私の横まで来る気配を感じ「お願い!助けて!」と心の中で叫んだ時、パン!と弾けるように体が解放されました。
恐る恐る目を開けると、そこには誰もいませんでした。
ただ、つけた覚えのないラジオが鳴り、消した覚えのない冷房が消え暑くなった空間がそこにあるだけでした。
(大阪府 女性)
憑いている霊
体験したのは旦那さんが独身時代から住んでいるアパートで、今は私と結婚してそのまま住んでいます。アパートの外観はドンヨリとした雰囲気で(建物自体はそんなに古くない)近寄りがたい感じです。遊びに来ていた頃は玄関を入って左側に洗面所、お風呂にトイレなのですがそこだけが霊感がなくてもわかるくらいに気持ち悪い空気。
リビングでテレビを見ていると『ペキッ。パキッ』と洗面所の方から何度も聞こえてきました。
旦那さんに聞くと『よく鳴ってるんだよね』と笑ってますがその音はリビングの電気を消すとリビングでも『ペチッ、パキッ』と何度も何度も鳴ります。
しまいには洗面所の扉も勝手に閉まったり、台所で洗い物をしながら前の窓を見ると夜中なのに黒い人影が横切ったり話し掛けてないのに『今呼んだ?』と言われるように。その後、私たちは結婚してそのアパートに住んでいて、隣に住んでた人が引っ越していきました。
それからアパート全体のドンヨリした雰囲気が無くなり前ほどラップ音が鳴らなくなりました。
前に私の友達の娘さんが(霊が見える)遊びに来て帰りに隣の部屋(引っ越して行く前)の窓を何気無く見た時、窓越しに真っ黒い人影を見たと2~3日後に言われ怖くなりました。
隣がいなくなってから友達と娘さんが来ましたが、黒い人影は引っ越した人に付いて行ったからもう居ないとの事でした。
(宮城県 女性)
深夜のベランダの怪
5~6年ほど前、愛知県のとある古いアパートに住んでいた時の出来事です。三階建てのアパートの二階の部屋で、私は一人暮らしをしていました。
初めての一人暮らしを始めて約半年が過ぎた、ある夏の夜。その日は彼氏が泊まりに来ており、午前1時頃まで談笑していました。窓際に設置されたベッドに寝転がって楽しく話をしていた私達。しかし途中で喉が乾いたため、冷蔵庫の飲み物でも取りに行こうと私一人がベッドから立ち上がりました。
その時ふと、カーテンが数センチだけ開いていることに気づいた私は、きちんと閉めようと思い窓の正面に立ったのです。
窓の向こうには鉄格子付きの小さなベランダがあるのですが、カーテンの隙間から、私はそれを見てしまいました。鉄格子とベランダの隙間に、手が二つ。まるで下の階から上ろうとしているような手があったのです。
私は、あまりにも驚いたのと恐怖のあまり「いやーっ!」と言ってまたベッドにうずくまってしまいました。
動揺していたので、彼氏に状況を説明し、ベランダと下の階の様子を確認してもらうまで5~10分程かかりました。私が見たそれがもし不審者であるならば、物音や手の跡など残っていたはずですが、そういったものは確認できませんでした。
それからは一人暮らしが怖くて、夜窓から外を覗くことができなくなりました。
(女性)
何者かの手 心霊体験
これは大学へ進学した際に一人暮らしをしていた時の心霊体験です。私は北海道の大学に進学し、アパートで一人暮らしを始めました。築年数も古く、かなり寂れたアパートでした。そこに住み始めてからまもなくのある夜。時間は深夜二時を回っていました。
ゼミの課題を終えた私は、ベットに入り、目を閉じました。疲れもあってかすぐに深い眠りにつきました。しかし、何かの気配を感じ、すぐに目を覚ましました。嫌に寝心地が悪く、何度か寝返りをうち、気を紛らわせました。壁に体を向けたところで、ようやく落ち着いた感覚があり、また目を閉じました。
すると突如また気配がし、目を開けました。目の前には壁。背中には部屋の空間…いや、空間じゃない!なにか…いる!そう思い振り向こうとすると、私の腕を何かが掴み、ベットの下に引きずり降ろされたのです。
怖くなった私は、あたりを見回し、すぐに部屋の電気をつけました。が…そこには何も、いや、誰もいないのです。何かの間違いなのではと自分に言い聞かせ、またベットへと潜り、静かに眠りにつきました。
この時…まさか私の腕に、大きな手形が付いているとも気付かずに……。あとから聞いた話ですが、このアパートはこのような噂が絶えず、住居人を悩ませていたのだとか。
(北海道 女性)
不可解な畳部屋の襖
沖縄に引っ越してきたばかりの時にあった話。3LDKの割と広めのアパートで、子どもがいる世帯が多いアパートに引っ越ししてきた。周りには公園もあり明るい雰囲気の街でアパートも気に入っていた。しかし、あの畳部屋のふすまだけは、今でも好きになれない。
ある晩、畳部屋でふすまに足を向ける形で寝入った私は、何人にも抑えられたような感覚になり金縛りに。頭の中では雑音が響き渡り、いつもの金縛りなら少し我慢すれば解放されていたの特に心配は無かった。しかし、数分たっても金縛りは解除されずどんどん体の重みが増していく。
これはおかしいと思った瞬間、今までに感じたことない事が起こった。それは、ふすまから誰かが私を引きづろうとして、暗闇の奈落の底に落ちそうになる感覚に襲われたのだ。
このまま目を閉じていたら、本当に暗闇に落ちそうになると思ったので頑張って目を開けた。ドラマ的に言うと、目を開けたらそこに誰かがいたという話のオチだが、そうではない。目を開けた瞬間、異様な空気を出しているふすまから、ラップ音が3回ぱち!ぱち!ぱち!となっていた。
さらに驚いたのは、そのふすまだけ黒い渦を巻いているのが見えた。あのまま目を閉じていたら、きっと私は地獄に落ちていたのかもしれない。
(埼玉県 女性)