墓地から付いてきてしまった幽霊
嫁と2人でポケモンGOをやりながら夜を徘徊した時、お墓の近くを通りました。嫁は「ここのお墓出るから怖い」と言ってましたが、私は心霊体験など経験した事が無かったので、「平気だよ」と言ってポケモンを捕まえてました。
その晩、嫁がうなされ怯えているのに気が付き起きました。
すると嫁が「足元に人が居る!ずっと見てる!」と言ってます。起き上がって部屋を確認しましたがもちろん何も見えません。その事を伝え、「大丈夫」と言って背中をさすって居ました。
しばらくして少し落ちついた様に見えたので「目を開けてごらん」と言うと、目を開けた嫁が「天井が真っ赤!血だらけ!」と叫びました。そんな事ないと言い、上を見上げると天井が赤い。思わず「え?」と声を出してしまうと、居るはずのない男人の笑い声と奇声が聞こえて来ました。
何が起きたのか全く把握出来ない私はとりあえず嫁を連れリビングで電気とテレビをつけました。周りを見渡しても誰もいません。天井を見直してももちろん赤くありません。確認を終えた私は電気もテレビもつけたまま嫁を寝かしつけました。
よく朝、嫁に聞くと「何の事?」と言い、全く覚えてませんでした。一体あれは何だったんでしょうか。ちなみに家は団地で周りは空き部屋とおばあさんが住んでる部屋しかありません。
(静岡県 男性)
娘にしか見えない霊
熊本県の下の方の田舎の墓地での体験談です。当時私は15歳で、まだ7歳の従姉妹と、私の母とお墓参りに行った時のことです。毎年お盆の時期になると、親戚が集まり、みんなでお墓参りをするのが恒例でしたが、その時は従姉妹が私の家に泊まっており、お墓まいりは母と三人だけで行くことになりました。
母の仕事が終わり、夕方頃墓地に到着。不気味な雰囲気などは全然なく、お墓の掃除を母と一緒にやっていました。従姉妹は辛抱強く待っていましたが、だんだん飽きてきたのか、一人で遊び始めました。
掃除もお参りも終わり、墓地を出ると、従姉妹が眠たいと言って聞かなくなり、地べたに座り込んでしまいました。だんだん外も暗くなってゆき、夜になると墓地の目の前は怖くなってきます。
母が「仕方ないなぁ」と、従姉妹を背中に乗せた瞬間、まるで何者かに潰されるような形でベチャッと転びました。
私はびっくりして「大丈夫?どうしたの?」と聞きますが、母は何事もなかったかのように起き上がり、従姉妹の肩や背中を叩いて「一人で歩きなさい」と。
母は肘を怪我していました。
家に帰り、怪我したところを消毒しながら母が転んだ時のことを私にだけ話してくれました。
「あり得ないぐらい重かった」と。「あんたよりも重たい。というか、あんたが二人分よりも重たかった」と。
私はそれを聞いてもあまりピンと来ませんでした。ですがすっかり眠気が飛んだ従姉妹が、おままごとで使う人形を2つ抱えながら走ってきて、「あの子とまた遊びたい!あの子ね、私よりも子供だから私がお姉ちゃんになる!ずっと私のここにいたよね!」と、自分の肩を誇らしげにトントンと叩きました。
私たち以外に墓地には誰もいませんでした。あれから数年経ち、従姉妹にこの日のことを聞いてみても覚えていないと言います。
(女性)
墓場で起こした暴挙の祟り
私が17歳の頃の体験談です。
当時私は夜遊びばかりしており、荒れた日々を送っていました。その日もいつものように夜遊びをしており、この日は地元の霊園に侵入し遊ぶことになりました。
仲間数名とそこで遊んでいたのですが、仲間の一人が墓石をけり倒すという暴挙に出ました。さすがの私たちも「それはまずいだろう」という空気になっていたところ、ふと霊園の入り口の方に何か怪しい気配を感じました。
よく見てみると自転車のようなものに乗った誰かがジーっとこっちを見ているのです。暗さもあり、顔などははっきりと確認できません。ただ、その人物は微動だにせず、ただこちらを見ています。
時間は夜中の2時半、私はその人物に対してただならぬ恐怖心を覚えていました。すると、墓石を倒した仲間が突然、「何だか気分が悪い」と言い出し、そのまま胸を押さえてうずくまってしまいました。
皆がその仲間を心配している中、私は入り口にいる人物が気になり、目を凝らしてもう一度よく見てみました。自転車のようなものは、どうも「馬」のように見えます。馬にまたがった男?がこちらを見ているのです。私も突然全身に寒気が走り出し、気分が悪くなってきました。
別の仲間も恐怖を感じ始めたのか、突然「墓石を直そう」と言い、倒れた墓石を起こしました。
私は死の予感すら感じていたのですが、その瞬間ふっと何かが身体から消えていく感じがしました。入り口の方を見てみるとその人物はいなくなっていました。うずくまっていた仲間も何事もなかったかのように元気になりました。
あの倒した墓石と何か関係があったのか、こっちを見ていたあの人物は一体誰なのか。全ては謎のままです。
(神奈川県 男性)
墓の主
これは私が子供のころ体験したことです。今から20年前、私が7歳の時でした。私が住んでいた地域は福岡県のとても田舎です。私は小さなころから何か嫌なことや辛いことがあるたびに先祖が眠るお墓に行っていました。その時も1人でお墓に行ったのです。
いつも通る道を歩いて行っている途中にガードレールの向こう側の溝に誰かがいたのを覚えています。その時は、あれ?なんであんなところに人が居るのかな?と不思議に思っていました。
そのまま道を進みお墓につくと、さっき見かけた人がまた居ます。気にせず先祖にお参りをして帰ろうとした時、突然後ろからドンっ!っと押されたような感覚があり砂利に転んでしまいました。まだ幼かった私は泣いてしまいました。泣きながらふと砂利を見ると、砂利の下に埋まった石を見つけました。何かと思いすこし手で掘ってみると小さなお墓の様なものが出てきたのです。
掘り起こすことはできなかったので、そのままお家に帰り両親に今日あった出来事を話しました。後から聞いた話ですが、私が見つけたのは誰かのお墓だったらしく、地震のときに倒れてわからなくなっていたそうです。今思えば、ガードレールで見た人とお墓で見た人は私にお墓が埋まっていることを知らせたかったのかな?と思います。
(福岡県 女性)
墓石の中に入ってゆく不可解な白い影
私がドライブ中に体験した不思議体験は、20年前の話です。
まだ免許取り立ての頃、地元の道路を運転中、夜8時近かったと思います。信号待ちをしていて、左側には墓地がありました。田舎なので広い墓地で、道路から墓石が見える状況です。
ふと墓石を見ていると、白い影が墓石に入っていくのを見ました。
最初は猫かな?犬かな?と思いましたが、夜だし、野良犬でもないし、人ではなさそうだし、白い影のような物体でした。ほんの一瞬でスーッと墓石に入っていったので、目の錯覚かな、目がぼやけていたのかなと思いましたが、しっかり目は開けていたので、これはまさしく不思議体験だったと思います。
一人で運転していたので、怖くなって早めに家に帰宅しました。見た瞬間寒気がしました。私が見たのは何?目の錯覚と言いたいですが、もしこれが幽霊なのか、考えるだけでゾッとします。
他に信号待ちをしていた車もいたので、私と同じように目撃した人はもしかしたらいるかもしれないしいないかもしれないし、私だけに見えていたとしたらゾッとします。夜の墓地はとても怖いものです。
(群馬県 女性)