霊安室まで勝手に行ってしまうエレベーター 怪奇現象
私の務めていた病院は、地下に霊安室がありその上の階に病棟があるのですが、無人のエレベーターが、私たちの病棟まで来て、開いて勝手に地下まで戻って行くという現象がありました。
必ず、深夜3時位にチーン♪という音と共にドアが開くので気づきます。
ナースステーションもエレベーター前にあるので、エレベーターがどこに行くか見てたら分かりました。
無人のエレベーターは、必ず地下まで行くのです。
霊安室を使用していない日に起きてました。当時は、エレベーターがまた来たよー。なんて言ってましたが、今思うと結構怖い現象だったと感じました。
(福岡県 女性)
不気味な屋上
古い病院で、精神科病院の老人病棟に勤務していました。精神科の患者さんが高齢になり、そのまま老人病棟に来るという流れの方が多いです。老人病棟なので亡くなる方は多くおられました。
怖がりだった私は夜勤で見回るのも怖かったですが、病棟の洗濯場まで行く必要がありました。老人病棟ですので汚染の衣類やシーツを屋上の洗濯場まで持っていく必要があります。いつも行くのは朝の4時30分~5時くらいです。冬は真っ暗です。
エレベーターで五階まで上がって行き、古いエレベーターのため不気味にギシギシと音をたてます。
エレベーターが開くと屋上まで続く階段があり、出たところに電気があるのでいつもすぐにつけていました。
屋上に続く階段の前を通って角を曲がり洗濯場があります。窓もありベランダが見えます。洗濯場の電気は洗濯場に入った所にあります。
私はいつも通り汚染された衣類が入ったバケツを持って水道のところで擦り洗いをしていました。いつもバケツをワゴンに乗せて行くのです。
怖かったのでエレベーターの入口にワゴンを置いてすぐにエレベーターに乗って行けるようにしていました。そのためエレベーターは閉まるとワゴンが挟まり、また開いてまた閉まるとワゴンにあたり、また開いてを繰り返していました。
結構ガンガン音がするのですがエレベーター待ちをする時間が怖かったのでいつもそうしていました。
いつも通り、擦り洗いが終わり帰ろうとしたときそういえばワゴンが当たる音がしないと気づきました。洗濯場からエレベーターは角を曲がるためワゴンは見えない状態です。静まり返った洗濯場で非常に怖くなり恐る恐るエレベーターのところまで行きました。戻るにはエレベーターに乗るしかありませんので。
ワゴンはありませんでした。一階までに降りてたのです。
ワゴンは確実に扉の真ん中に置きましたし、一階ボタンを一体誰が押したのか?
今でも不思議です。
エレベーターが開くとワゴンが中にありました。
私は急いで病棟に戻りました。他のナースに聞くと屋上で昔は転落等良く事故があったそうです。
(兵庫県 女性)
深夜のエレベーターから降りてきた心霊集団
これは私が小学生の時の体験談です。私は喘息を持っており、小学生の時はしょっちゅう入院をしていました。元々霊の類が苦手で、特に夜は苦手でした。しかし完全看護のその病院は親が泊まることを禁止ており、夜はいつも怯えながら寝ていました。
そんなある日の夜です。急に喉が渇いたのでジュースを取りに行きました。当時はベッド横に冷蔵庫はなく、共同の冷蔵庫がミーティングルームにあったのです。消灯後の廊下は怖かったのですが、勇気を出して向かいました。
正確な時間は見ませんでしたが0時は過ぎていました。
無事ジュースまで辿り着き、自室に戻ろうとした時でした。「チーン」エレベーターが泊まる音がしたのです。最初は看護師さんだと思い、怒られそうな気がしたので身を隠しました。
しかしエレベーターから降りてきたのは看護師ではありませんでした。
全身黒づくめの服を着た男女数十名でした。
女性は帽子を深くかぶっており。男性は顔がよく見えませんでした。最初は「誰だろ?」と好奇心が湧いたのですが、それが一気に恐怖心に変わりました。
なんと体が空けていたのです。
泣きそうになりました。その人たちはある病室に入っていき、それを見て、急ぎ足で部屋に戻りました。あれは死者のお迎えだったのでしょうか?今でも真相はわかりません
(宮城県 男性)
亡くなった椅子の患者さん
私がまだ看護師になったばかりの話になります。最初に勤めていた病院はかなり古く、最近の総合病院という雰囲気ではなくいかにも昔の病院と言うような薬品の匂いがする独特な感じでした。また地元では幽霊が出ると有名な病院でもあったのです。
私は霊感はないので気にせずに勤務していましたが、それでもやはりたくさんの体験をしました。その中でも一番すごかったのは話を紹介させていただきます。
その日は忙しく、夜勤で病棟に上がろうとエレベーターに入り込み、扉が閉まりそうになったその時、見覚えのない車いすの年配の患者さんが来たので、すぐに開ボタンを押しました。開いたので「すいません」と言って乗り込んで、何階ですか?と行った瞬間にもう消えていました。
消えてからよくよく考えたら以前に亡くなった患者さんによく似ていて、同僚も廊下で会釈するそのおばあさんをよく見かけたそうです。
(大分県 女性)
勝手に上昇下降を繰り返す怪奇なエレベーター
以前勤務していた大阪府内の病院での体験談となります。時間は夜の8時くらいだったと思います。その日は夜勤をしており、エレベーターで下の階に行くため、乗った時に起こりました。
私がエレベータに乗り、指定した階まで下降したと思ったその時、到着したはずなのに扉が開かず。そしてUターンするかのようにそのまま上昇してしまいました。そしてそのまま上昇と下降を繰り返してしまい、私はしばらく降りることができなくなってしまったのです。もちろんボタンを押しても反応はありません。
エレベータ内は後ろは鏡張りなっていますが、後ろを振り返る勇気もありません。ただひたすら階数を表す電光掲示だけを見つめて過ごしていました。しかしこれで済まなかったのです。
エレベーター内は私一人のはずなのに、耳元から何かささやくような声が聞こえ始めたので、思わず手で振り払ってしまいました。ほどなくして、目的の階ではないエリアに停止して扉が開きました。
病院のエレベーターは色々な方が利用されます。また亡くなられた患者さんも乗ります。私はその時、ある人の思いとと共に一緒に乗っていたのだと思うようにしています。
(大阪府 女性)
誰もいるはずのない階で止まる不気味なエレベーター
兵庫県西宮市の脳外科病院で看護師として勤務していた時の話です。
その日は夜勤で、3階にある集中治療室勤務で入院のお迎えのため、ベットで後輩とエレベーターに乗って1階の救急外来に向かいました。日付は0時を過ぎており夜中だったと思います。ちなみに2階には手術室があり病棟はありません。
エレベーターに乗り1階のボタンのみを押して1階に向かったのですが、押してもいない2階でエレベーターが止まり扉が開いたのです。
後輩と「え?何で?」と疑問に思い他の病棟で緊急手術があったのかと思いましたが、手術室には電気がついておらず誰もいません。後輩と2階のボタンを押していないことを確認し疑問に思いながら救急外来で緊急手術が行われていないか確認することにしました。緊急手術が行われていないか確認すると、行われていないと返事がありました。
その日の夜、緊急手術はありませんでした。
誰もいない手術室でしたが勝手にエレベーターが2階に止まったのです。もともと2階は改築する前に集中治療室があった場所でした。もしかしたらそこで亡くなられた方がさまよい、エレベーターに乗ってきたのかもしれません。そのときはとても怖かったのを覚えています。
(大阪府 女性)
慌ただしいエレベーター 怪奇現象
私が勤めている病院で起きた出来事です。夜勤をしていた私は、夜中の3時に患者さんの安否確認のための見回りに行きました。ナースステーションから遠い部屋になるほど患者さんは割りと元気な方が多いのですが…どうもナースステーションから遠い部屋の近くを通ると寒気がするような気がずっとしていました。
廊下を進むと、窓と職員専用エレベーターがあります。…職員専用エレベーターは…亡くなった方を移送する際に使っています。
気が重たかったのですが見回りはしなければならないので受け持ち患者さんの部屋を回っていると、ナースステーションから遠い、エレベーターの前の部屋の患者さんが起きていました。
夜中の見回りで患者さんも驚かれたのか『今日は全然眠れない』とおっしゃっていました。患者さんと相談して睡眠導入剤を医師の指示で内服してもらい、朝を迎えました。
昨日はお薬飲んで少し休めましたか?と聞くと『エレベーターが何度も行ったり来たりしてて音がうるさくて寝れなかったよー。看護師さんも忙しかった?緊急手術でもあった?エレベーター降りたあとそのまま部屋に来たでしょ』と言っていたのです。
その日は緊急手術もなく、エレベーターは使うことはありませんでした。まして職員がそのエレベーターを使うことはありえません。他の階のスタッフも、使ったとしても中途半端な2階では降りることはまずありえません。それに…灯りを持たずに見回りに行くこともありえません。
このような出来事が、この患者さんだけではなく、数人の患者さんも体験しているようなのです。
やっぱり、病院は魂がさまよう場所なのだと思いました。ちなみに、私はこの話を聞いてから1人で見回りに行くことはなくなりました。一緒に夜勤をしている人と、全ての患者さんの見回りをしています。
(奈良県 女性)