看護師・医療機関関係者が体験した怖い話

☆【不思議な話・実話】 小児科看護師が体験した不思議な現象3選

何者かが住む病室

小児科で働いていた時の話ですよく子供は純粋なので幽霊が見えやすいという話を聞きますがおそらくそれは本当ではないかと思います

夜勤をしているとまだ2・3歳の子供たちが一斉に泣いて起きたことがことがありましたその子たちは共通して左斜め上方向を指さしているのです子供たちの中にはその方向を見て笑っている子もいました

私が子供が指さす方向を見ても、もちろん何も見えるはずもないのですが子供たちはみな同じ方向を見て泣くか笑うかをしていたので本当にぞっとする体験でした

また後日同じ部屋に入院した幼稚園くらいの年頃の子も夜中になると同じ方向の天を仰ぎながら大泣きして起きてことがありました

その子は何が起こったのか自分で説明できる年頃だったので詳しく説明を聞いてみるとおばあちゃんがこっちをみているというのです

もちろん私たち看護師には見えません

その後もおばあちゃんが迫ってくるいって夜中に泣く子どもがその病室では続出していたのでおそらく本当におばあちゃんが住み着いていたのではないかと思います

それ以外にもなぜかその部屋だけ電気がついたり消えたりを繰り返したり空床の時にナースコールが鳴るといたか怪奇現象も起きたりしていたので本当にぞっとする体験でした

できるだけ夜勤で持ちたくない部屋でした

(兵庫県 女性)

遊びたがる子どもの霊

私は以前総合病院のNICUに勤めていました

夜勤の際に仮眠する場所は昼間はごはんを食べるために使用される休憩室ですこの休憩室は赤ちゃんの泣き声やアラームの音等がひっきりなしに聞こえてきますが慣れると寝られます

そこでうとうとしているとNICUにいるような新生児ではなく幼稚園や小学生の年代の子供の泣き声が聞こえてきました

PICUも隣にあるので初めは気にしていませんでしたがよくよく考えてみると泣き声が聞こえるほど壁は薄くないしNICUや休憩室にまで聞こえるほど近くもありません

それでも私は霊感もなければ察しも悪いので大して気にせずに過ごしてきましたしかししばらく経った夜勤中スクラブの裾を引っ張られる感覚がありました

職場に黙って裾を引っ張るような人はいませんし引っ張ることができるほど大きい子は出入りできません

どこかに引っ掛けたのか気のせいだろうと仕事をしていましたがその後も何度も引っ張られる感覚があるのです

段々とその感覚が強く間隔も短くなりましたそこでも私は自分は疲れているのだなくらいにしか気に留めていませんでした

日勤中はそんな感覚も子供の泣き声もなかったように思うし夜勤中は人手も少なく暗くて静かなので些細なことでも気になるだけだと思ったからですそしてまたしばらく経った夜勤の日に鈍感な私でも気のせいではない考えを改めることが起きました

いつものようにスクラブの裾を引っ張られていると突然耳元で遊ぼういつも遊ぼうって言ってるのに子供の声が聞こえたのです

先述した通りNICUに子供は出入りできませんし小児科やPICUも声が聞こえるほど近くではありません

ようやく今までのことは全て心霊体験だったのだ気が付きました

後日先輩にこれらのことを尋ねてみるとあるNICUの場所は改築前は小児科やPICUでありあの休憩室は無菌室として使用されていた一部だったそうです

残念な話ですが助かった子もいれば助からなかった子もいます

当時の私は新人だったので年の近いお姉ちゃんとその子たちが遊んでほしくて来ているのではないかと言われました

自身はこの体験を怖いとは全く思いませんが病院には亡くなった患者様がたくさんいるので誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか

(宮城県 女性)

子どもにしか視えないもの

小児科病棟で看護師として勤務していた時の体験談です。

小児病棟には、様々な症状の子供たちの患者が入院しており、軽症ですぐに退院する子供もいれば、この病棟で生涯を終える子まで様々です。もちろん私が勤めている病棟で亡くなった子どもも少なくはありません。そして夜勤ではほとんどの子供たちは寝静まります。また母親や家が恋しくなり眠れなかったり、翌日の検査に不安を覚え泣いている子どももいます。そんな子供たちに寄り添うことも小児病棟の看護師の重要な仕事です。

ある日、夜勤で病室を巡回していると、ある病室の子供たちが泣いていました。1人が寂しくて泣いて、つられて泣いているのかと思ったら、1人の子供が一目散に私の元へ駆け出してきました。点滴が付いていて動けない子供も私の方に一生懸命体を寄せて泣いています。

私が「どうしたの?」と聞くと、一斉に子供たちが部屋の隅を指さし、しきりに「こわい、こわい」と繰り返すのです。

部屋を明るくしても何もありません。結局子供たちが落ち着くまで側にいました。もしかしたら、子供しかわからない霊の存在を感じていたのかもしれません。

(新潟県 女性)

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