今回は日常に起こるちょっとした偶然をご紹介いたします。
勘の鋭さ
私達姉妹は父方の祖父の実家が神主という事もあるのか第六感みたいなのがあります。昨年末、鳥肌が立った事があります。
私達姉妹は毎年、浅草の酉の市に出かけます。私は千葉から、妹は北区から、深夜0時に始まる酉の市に間に合うように車で出掛けるのです。
大鷲神社界隈は、コインパーキングが沢山あります。吉原大門近くに2台しか駐められないパーキングがあったのですが既に1台駐めてあり駐車するのが大変そうだったのでパスして通り過ぎました。酉の市のせいか、どこも満車で遠くまで探しました。
暫くすると広いパーキングがあったので駐車しました。余りにも大鷲神社まで距離があるなと思いパーキングバーが上がる前に出庫して、またパーキングを探しました。
フッと先程の2台しか駐められないパーキングの所まで戻ってみようかと思いました。すると妹から「お姉ちゃんの車、さっき目の前を走っていったよ。」と電話がありました。
大回りして先程のパーキングにたどり着くと1台空いていたのでやっと駐車しました。
そこへまた妹から「隣の車はウチのだよ。」と電話がありました。こんなにパーキングがあるのにそんなはずはないと思いました。酉の市で妹家族と合流し、お参りしてあっちこっちの出店をひやかしながらパーキングに戻ってくると、やはり隣の車は妹家族のでした。
薄気味悪いと本気で思いました。
そんな不思議な事か私達姉妹によくあります。
第六感の様な物があるのです。妹は深夜TVのプレゼントで当たると思い応募したらハワイ旅行を当てましたし、私は抽選で1名様というアコースティックギターを当て送られてきた箱の大きさに母は驚きました。
持って帰るのが大変な時に当たるんだよな〜とフッと思うとぬいぐるみや金魚の水槽セットの大きな物がくじ引きで当たりました。
町会の秋祭りの景品で衆目を集めたく無いな〜、当たるかもと思ったら新米が当たり軽く妬まれました。
ずっと先の事を予知は出来ないのですが、ちょっと先の事がフッと頭に浮かぶのです。
くじ引きは顕著に結果が見えるのでわかりやすいのですが、それ以外は偶然なのかも知れません。でも、その偶然がやたらと多い様に思います。
妹も同じでそれが姉と妹とがシンクロするととても薄気味が悪く鳥肌ものです。
(千葉県 女性)
ゲレンデで起こった偶然
何年か前の冬にスノーボードをやりにスキー場に行って時の話になります。
そこで何本が滑ってからゲレンデの端の方で座ってタバコを吸っていました。もちろん携帯灰皿も持っていましたが、吸い終わりまた滑り始めお昼だったのでレストランでお昼を食べ喫煙場所でタバコを吸おうとしたらライターがないことに気が付きました。ちょっと大事なライターだったからショックでした。
午後になってまた滑り始めて午前中にタバコを吸っていた場所のあたりを滑っていたところ、たまたま転んでしまったら偶然手に固いものが当たり何かと思ったらさっき落としたライターでした。
ビックリしました。
こんな偶然てあるのかと、以来そのライターはタバコを辞めた今でも大事にしています。
偶然とはいえども、あんな広いゲレンデで何時間も経っているのにまた巡り会えるなんて偶然にしても凄すぎる気がしました。雪に埋まっていてもおかしくないのにまたぼくの所に帰って来てくれるなんて、もう大事にするしかないです。本当にラッキーな偶然としか言いようがないです。今でもこの話は冬になると必ずといっていいほど話す、忘れられない偶然の話です。
(長野県 男性)
重なる偶然
主人との出会いから結婚まで様々な偶然と不思議な経験が続きました。
主人と付き合い始めの頃、主人が右足の感覚がないと言うので、私がなんだか虫酸が走り、近所の脳外科へ連れてき脳腫瘍が発覚。
もしろん右足の痺れは脳腫瘍が影響となっていると思ったら、なんと右足の痺れはヘルニアによるものと後に判明。
主人は病院に自ら行くような性格ではなく、私と出会っていなければ、手遅れになって命がなかったかもしれません。
そんな出来事に「こんな事があるんだなあ」と思い、現主人、元彼氏が元気になり、結婚の話しが出た際に主人との出会いが運命と確信する不思議な事がありました。義母が将来息子が結婚する時に渡そうと、義理母の母(主人のおばあちゃん)から受け継いだ指輪2つあったそうです。
1つ目の指輪は最初に結婚したお兄さんのお嫁さんの誕生石であるダイヤの指輪を渡しました。
その時に義母は現主人に「ダイヤの指輪はお兄ちゃんのお嫁さんに渡したから、もう一つの指輪を将来のあなたのお嫁さんに渡しなさい」と貰ってあったのです。それも私達が交際する何年も前に...。
その指輪はなんと私の誕生石であるサファイアの指輪だったのです。
その指輪の話しを聞いた時に、私たちが出会う事がずっと昔から決まっていたように感じました。
今でもこんな不思議で運命的があるんだなあと思ってます。
(北海道 女性)
仕事の選択
私は秋田市に在住してますが、仕事の依頼がくる会社(3~4社と契約)はいずれも宮城県仙台市にあります。
東北震災の2年後にまずひとつの会社で依頼を受けて福島に行きました。
同時期にもうひとつの会社から2ヵ月くらい泊りで大船渡で復興事業の仕事をしないかと誘われており、長期の泊りになるゆえ正直迷って返事は保留していました。
福島での仕事が終わったら新幹線で仙台を経由せずにそのまま秋田に帰ってよいと最初は言われていてそのつもりでした。
ちょうどその時、例のもうひとつの会社の社長から福島にいるなら仙台に立ち寄って事務所にくればいい、例の大船渡の詳しい説明もできるからと言われ、まぁでも仙台に寄らないのだから縁がなかった仕事かなと8割は断るほうで気持ちが固まっていました。
ところが段取りが代わり、福島からは新幹線ではなく仲間の車で一緒に乗ってきて仙台の事務所に寄ってほしいと言われました。
その時点でなにか流れが変わっていくような感じはしたのですが仙台にいてもまだ決断がつかず、駅のバスターミナルをウロウロどうしようか歩きさ迷っていたら、後ろからプーッとバスが一台きて私の前で止まりました。よくみたらガス局前行きとありました。
そのもうひとつの会社がガス局前交差点のすぐそばだったのですごい偶然とゆうか運命を感じて、これは大船渡の仕事を引き受けろとゆうことなんだと思ってそのバスに乗りました。
そして結果無事に大船渡の復興事業にたずさわっている。終えることができました。
(秋田県 女性)
不思議な頭痛
東日本大震災のときの事です。
私は北関東在住です。その日私は8時半に出勤する予定でしたが起床と同時に酷い頭痛と吐き気に見舞われ、欠勤させてもらいました。
しかし10時を過ぎた頃には頭痛も吐き気もなくなっていました。
その時たまたま親友とメール(当時はLINEはなかった)していたら親友からランチでも行こうよと誘われ出かけることに。
いつもであれば親友は休んでいるときにランチなんて誘って来ないし、私もまた頭痛がぶり返すのが怖いので出かけたりなんてしないのですが、何故かその時は快諾してしまいました。(社会人失格ですね)
実家暮らしだったので母に親友とランチに行くことを話すと母も珍しく一緒に行こうかなと言い出したので親友に話すと是非と言ってくれたので(親友とは小学生の時からの付き合い)
3人でランチをして帰って我が家で一息つこうなんて話をしてもう少しで我が家に着くところであの地震に見舞われました。
大きな被害はなかったのですが、母も親友もランチに行っていなければ一人で過ごしていたのでパニックになる可能性がありましたが、3人一緒にいたことで協力してその後の行動ができたので良かったと思います。震災の朝の頭痛は地震と何か関係があったのか今にしてみれば少し不思議な出来事だったように思います。
(栃木県 女性)
受験での偶然
高校時代、1度だけ秘書検定を受けました。そこで、秘書検定の受験番号が友達と一緒だったことがありました。会場どこ? 一緒だったら一緒に行こうよって話から、受験番号をみせあったら、「あれ? 番号一緒じゃない?」ってなったのがきっかけでした。しかも、受ける人がわりと少なかったんですよ。
学年で10人もいないのに……さすがに、一緒って何かの間違えでしょって感じでした。
なので、先生に言って受験会場に問い合わせてもらいました。
そしたら、その結果はそれで合っているといわれて、ビックリしました。こんな偶然ってあるんだって……って、受ける会場が一緒だったら完全の間違えですけどね。
でも、番号一緒って確率的にどれくらいなんでしょうかね。少し気になりつつも、こんな不思議で偶然な話ってもう二度とないと思いました。今でも笑い話になっています。番号一緒ですごいよねって結果、秘書検定はお互い落ちてしまったんですけど、奇跡のエピソードだと思いました。
(神奈川県 女性)
出会いでの偶然
あれは、私が二十歳くらいのことでした。
近所にあこがれの女性がいて、付き合いたいと思ってましたが、奥手なので早々に諦めて、次の出会いを求めることにしました。
メールも何もなかった時代でしたので、出会いなぞなく、雑誌の文通をするコーナーにて、出会いを求めていました。
その時偶然にも女性の方が文通を応募していたので、これはチャンスだと思い、私も応募してその方と文通を始めることにしました。
その文通は今でいう掲示板のようなもので住所とか載せるのは、あんまりよろしくなかったので、とりあえず何日にイベントを予定して待ち合わせをするということにしました。
私は女性からの返信を待ってました。
とはいえその雑誌は週刊誌なので都合二週間くらいかかりましたが、幸運にもOKもらうことができあえることになりました。そしてどんな人がくるのか楽しみでした。時はながれて待ち合わせ場所に向かってみると、なんと私の憧れていた女性がそこにいたのです。こんな偶然あるのかと私はびっくりしました。
しかし付き合うことはありませんでした。
(京都府 男性)
背中に感じる不思議な違和感
私が中学生の頃、1つ年上の先輩と同じ部活に入部していました。その先輩とは仲が良くて、通学路も途中まで一緒だったため、朝の登校時間に何度か偶然見かけることや会うことがありました。
そしていつものように通学路を歩いているとある時から、背中に何かを感じる事がたまにあり、はじめの頃は気にもしていませんでした。
しかし、その背中に何かを感じる瞬間、少し違和感があり気になるようになりました。
その違和感の回数が増え始める頃、ふいに後ろを振り返ると、先程の1つ年上の先輩が歩いているのが見えたりしていました。
この事が繰り返し起こるようになり、違和感があり、たまに振り返るとやはり同じ先輩が居るのです。
これは何かテレパシー的なものなのかと思ったこともありますが、先輩は私の事に全く気づいている様子がないのです。気になったので聞くと、その先輩は視力が弱いので、私が先を歩いていても見えないのだそうです。だとすると、この不思議な現象は何なのだろうと考えるようになり、先輩がではなくて、私自身に何かあるのかな?とも思いました。
ちょっと怖かったので違和感を感じても無視していくうちに、その事はなくなっていきました。
(女性)
卒業旅行の偶然
今から15年ほど前の話です。
中学を卒業して高校受験も終わった3月の末、卒業旅行と称して友人数人と夜行バスに乗ってディズニーランドへ行きました。私たちは名鉄バスセンターからのバスに乗り込み現地へ向かいました。丁度この頃は春休みで車内は多くの学生や家族連れで賑わっていました。しかし当然ですが私たち以外の顔見知りはいません。
因みに名古屋から夜行バスでディズニーランドへ行くバス停は市内に数か所あり、幾つかのバス会社が運行しています。
バスに揺られて朝になり、ディズニーランドに到着。辛かった受験勉強、楽しかった中学校生活、様々な出来事の集大成のようなイベントとして仲の良い友人たちと計画したこの旅行。この期間は全てを忘れて非日常を楽しもう、と意気込んで入場ゲートをくぐりました。暫く楽しんでいると私の携帯にメールが。見ると一緒のメンバーではない中学のクラスメイトからでした。
「私もディズニー来てるよ」。
別の同級生のグループも偶然同じ日に来ていたのです。
ここまではよくある話かもしれません。
その後男女問わずパーク内で次々遭遇するクラスメート達。なんと5、6組がこの日同時に来ていた様なのです。ここまで知り合いに遭遇すると非日常感は途端に薄れましたがこの偶然に驚き、可笑しさも込み上げ、なんとも忘れ難い日になりました。
(愛知県 女性)