偶然系の不思議な話

☆【不思議な話・実話】 偶然の再会エピソード6選

塾のアルバイト時代の教え子

大学生のときにアルバイトで中学三年生の男の子の国語を見ていたのですが、私も短期アルバイトだったこともあり、すぐに辞めてしまいました。

あまり真面目な生徒ではなかったのでよく覚えていて、年齢のわりには純粋な男の子だなぁという印象でした。

それから数年。私も大学を卒業し、いくつかの転職を繰り返して、理学療法士を育成する学校の事務職につきました。

新しい事務員ということで挨拶をしたり、生徒のテスト監督をしたりしていたのですが、なんとその複数ある学年、クラスのなかに、どうにも見覚えのある名前と見た目の青年がいたのです。まさかとは思いましたが、その青年にテスト終わりに声をかけました。6年以上経っていたのに、なんだか確信をしていた自分にも驚きました。

「あなた、中学三年生のときに、○○っていう塾に通っていなかった?」すると、彼はくすぐったそうに笑って、「先生、俺のこと覚えてたの?」といったのです。本当に驚きました。まさか短期間のアルバイトで受け持った生徒に再会するなんて、しかもそれを自分も相手も覚えているなんて、驚きました。

こんな偶然はあるのかと、本当に二人で話し込みました。ちなみに、彼の学校での国語の成績は相変わらずで、それもなんだか嬉しくなった、そんな不思議な体験でした。

(岡山県 女性)

立て続けに遠戚と再会した体験

以前に働いていた職場の話です

食料品がメインの業種の店でノルマの厳しいお店でした

私は食料品店以外の部署でしたが食料品店の方々と同じだけのノルマがありお客様に頼むといった食料品店勤務の方々のようなことも出来ず毎回通知される目標に頭を抱えていました

ウナギやお茶ワインなど保存方法があるものは自腹を切っていたのですがケーキや恵方巻きなどはそれも厳しく友人親戚近所に頭を下げて購入して頂いていました

その年もクリスマスケーキの予約が始まりました業績が厳しいからとノルマは前年の25個から45個に跳ね上がり胃の痛い毎日

心苦しいのですが仏事以外ではあまり親交のないような遠戚にも声を掛けようとリストアップを始めました

突然尋ねるのは悪いだろうか電話はどう切り出そうかそんなことばかり考えていると体調も悪くなり以前お世話になった整形外科へ行く羽目になりました

そこで以前通っていた時には全く出会ったことのない遠戚の方と遭遇

待ち時間の話をすることが出来クリスマスケーキの予約をして頂けました

こんな偶然もあるんだなと思いながらの帰り道少し気分も良くなったので本屋に立ち寄るとここでも他の遠戚の方に遭遇

滅多にここには来ないんだけどたまたまね話すその方にもケーキの予約をお願いすることが出来ました

遠戚の方には非常に申し訳ない話ではあるのですがその日の二件揃っての偶然は本当に嬉しかったです

(東京都 女性)

同窓会

数年前の台湾旅行でのお話です

旅行前に短大の同窓会の出欠ハガキを出して行こうと思っていたところ忘れて台湾へ行ってしまいました

出欠ハガキには連絡先不明者リストに載せている方で知っている方がいれば合わせてお知らせ下さいと書いてありました

私の卒業後数年後に留学生を採っていたことはそのリストで知っていました

台湾旅行ではいろいろな観光地へ赴き夜に行天宮の地下にある占いのお店に行きましたそこで日本語通訳をしていた方と親しくなり彼女の地元の夜市へ連れて行って頂きました

屋台巡りをして夕飯を一緒に食べていた時に日本のどこから来たのか私も日本へ留学していたなどという話をしているうちに同じ地域にいたことが分かりました

どこの学校に通っていたかを聞いたところなんと私が卒業した短大だったのですリストに載っていた留学生は彼女でした

留学後台湾へ帰国していたこともあり短大からの連絡は途絶えてしまったとのことでした短大や地元でお世話になったかたに連絡を取れればとのことだったので短大へはたまたまポストに投函し忘れてしまったハガキに彼女の連絡先を記入して帰国後に投函しましたまさか海外でそのような方に会いすることが出来るなんて驚きました

ハガキを投函し忘れたのも彼女に引き合わせるためだったのかと偶然にしてもかなり不思議な出来事だと思いました

(埼玉県 女性)

検定試験のアルバイトでの体験談

むかしむかし学生時代にアルバイトである検定試験の監督をしたときの話です

その検定試験はかなりメジャーな試験で大人数のアルバイトの募集がありました

私は普段はほかのアルバイトをしていたのですがその日は休みだったのでアルバイト募集のサイトを通して応募して採用されました

そして当日仕事の説明をされて各グループに分かれて会場に向かいましたはっきりとは憶えてはいないのですが同じ説明会会場にいただけで100人以上のアルバイトがいたと思います。

そして5人だったか6人だったかのグループだったので20ほどのグループに分かれたと思います

会場に着いたらすでに受験生は席についていました

私たちは問題用紙を数えたり最終確認を時間になって問題を配布し何事もなく無事に試験が始まりましたこのタイミングで受験票の写真と受験している人の顔が合っているかを確認する作業があります

スタッフの半分は全体を監督する役であとの半分で列ごとに顔を確認していきました

私は確認をする役の一人でした

こういう試験監督のアルバイトは前にもしたことがあり不正なんて起こらないだろうと思いつつ顔写真を確認します

本人本人これも本人確認していったところそこに弟がいました

弟とは別に住んでおりこの検定を受けることは全然聞いておらず驚きすぎて一瞬夢かと思いました

終わってから弟に私に気づいたかと聞くと彼は試験に集中していて気づかなかったそうでそのことにも驚きました

(東京都 女性)

会いたくない時に限って会ってしまう偶然

大学4年の時のことです

私を含め男2女2のグループに属しておりました今後は男1女1女2と称します男1と女1は交際しており女2は私の地元の友達と交際をしていました

男1と女1が卒業前に旅行に行くと聞き女2と私達も旅行に行こうという話になりました

私と女2それから女2の彼氏今後は男2と称すそれから私が狙っていた地元の女友達今後女Cと称する4名で大阪に旅行に行く計画を立てておりました

男1女1カップルには授業がなく行き先を聞いておりませんでしたがあらかじめ日程は聞いていたためその日程と重なるよう計画しておりました

それがまさか現地で会うことになろうとは

旅行当日大阪といったらUSJというイメージしかないらしく女の子2人はノリノリ私の狙っている女3も今交際している彼氏と別れそうということで私もノリノリこの旅行を経て交際するだろうなと淡い期待をしておりました

旅行2日目朝からUSJとに行きお昼を食べたジョーズに並んでいました並んで20分程たったとき女2があれ男1じゃない?』私に言ってきました

私の3つ先に並んでいたのですがたしかに後ろ姿は似ておりラインでUSJなうとメッセージを送ったところ俺も!返事が来ました

そこで確信しおーい叫ぶと振り返る男1と女1

その女3が男1くん?』言ったのですそうです女3の別れそうな彼氏は男1だったのです

その後が修羅場となり最悪の旅行に一転したのは言うまでもありません

さらに驚くことは男1と女1が交際を始めたのは2年前女3もほぼ同じタイミング

男1は2年間も誰にもバレずに二股かけていたのですその一件以来女3への気持ちは冷め男1や女1とも連絡を取らなくなりましたみんな元気かな?

(栃木県 男性)

国内のいろんな場所でばったり会う相手

私は新卒で技術者として関西の会社に入社しました

その会社は優秀な外国人技術者を研修生として受け入れていましたその中にレイさん仮名という人がいました

インドの人の名前は難しくて覚えにくかったのですが一番覚えやすい名前の人という程度の印象で数回会話しただけで大して親しくはなりませんでした

私はその後転職をしましたそして転職先がつぶれたりを繰り返しました会社がつぶれるたびに転職活動をするのが嫌になったので関西ではなく景気の良い東海地方に引っ越しニッチな技術職ではなく食いっぱぐれなさそうな経理職に転職しました

ある転職先の受付のそばに外国人がいて見るとレイさんでした

たまたま転職先の同じ課の上司と知り合いだったのです

レイさんは研修後に帰国してから起業し仕事で来日して東海地方に住む知り合いに挨拶に来たのでしたその後その会社も買収されてしまい私は再び転職することになりました

ちょうどその友人が別の県で起業して誘われたのでまた引っ越ししました友人の会社に転職して数年後そこのイオンモールに外国人がいてまたもレイさんでした

たまたま出張のついでに観光した帰りだったそうです

その後また関西に戻り今度は大型の総合病院の経理職に就きましたすると会計窓口の近くに外国人がいて何と再び来日中のレイさんでした

なぜかその後も数回国内の色んな県や場所でレイさんに出会いました

最初のころは何回出会ったかをカウントしていましたが途中からは数えるのも面倒になりましたこれがドラマなら運命を感じて恋愛に発展するのでしょうけど特に人間関係が発展することもなくお久しぶりです~。元気ですか~?出張ですか~?」くらいの会話でじゃあまたお元気で終わります

人生の中であと何回出会うか分かりません出会って何か良いことがあったわけでもありませんどこに住んでいるのかも知りません改めて考えると名字すら知りませんそれでもなぜか何度何度も何度も何度も出会うインドの人の話でした

(滋賀県 女性)

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