いわくつき団地
沖縄の読谷村に住む母親がK町の団地に引っ越すことになりました。
母親はゆっくりと身体の機能を失っていく病気とわかったので、このまま、階段の上り下りをするアパートでは生活出来ないとエレベーター付きの費用の少ない市営団地に引っ越しました。それで私は生活を岡山県でしていたのですが、急遽、電話で手伝って欲しいと頼まれました。その団地は色々と曰く付きな団地で有名な所で、沖縄の人達が俗に言う「場所が悪い」と言われる所です。
始めは、なぜそんな場所に?と思いましたが、これから身体が動けなくなる母が家賃や車椅子生活をするリフォーム代の援助金など手厚い場所を探した結果だと言うことが分かりました。また妹がまだ、中学生だったので、負担を少しでも減らす為でもあります。
読谷村のアパートから荷物を持ち運びK団地へ運び入れを2往復したところで、「そうだ!玄関の出入口の左右の隅に盛り塩を置こう」と思いました。母は普段から出かける時にバックなどに塩を小さなビニールパックに入れて持ち歩く人でした。私が小さな時にも玄関の左右の隅に盛り塩をしているのを見ていました。それが急にフラッシュバックのように思い出されました。
K町の仏具店は以前、祖母がアルバイトをしていたので覚えていました。そこで白い小皿を購入しました。お皿を購入するときに20代後半の店員の女性がいました。
その方にどうして必要なんですか?と聞かれたので、K町の団地に住むことになったことを話しました。「え!あそこに住むの?」という話から、実は私も数ヶ月前に住んでいてという話になりました。
店員の話によると、夜の仕事からの帰宅時に見えない気配に追われて急ぎ足で帰宅することが数回続き、その気配が玄関近くまで迫ってきたこともあるそうです。もし、貴方にもそう言うときが来たら、決して振り向かずに塩を掴んで後ろ手で、投げてドアを閉めると良いと言われました。もし、住まないでいられるなら、すぐに引っ越しなさい。と言われました。
その女性は私たちの団地の2つ下の階に住んでいる人でした。
その後も沖縄の友人と合って団地に住む話をしていると面識の無い旦那さんから「最近、その団地であった事件について話を同僚から聞いたばかりなんだよね。あんたが、来ることを予想して同僚が僕に話したみたいだね。」と言われました。そして、悪いことは言わないから、早く引っ越しなさいと忠告を受けました。
(岡山県 女性)
事故物件の跡地に建てられた一軒家で起こった心霊現象
知人に聞いた話です。知人は学生時代一軒家に住んでいました。その家では常に何かの視線を感じたり、飼っている犬が暗闇に向かって吼えたり… そんなことがあったのです。
ある夜一人で部屋で待っていたところ部屋の椅子が突然飛んで扉にぶつかったのです。恐怖におののきその日は一度部屋から出て行ったそうです。
そのまたほかの日、ある空き部屋からおかしな気配を感じ、ひょんな思い付きからその部屋で寝ることにしたのです。その夜なんと金縛りに見舞われまったく動けなくなるではありませんか!朝起きたとき汗だくで目覚めたそうです。
学生時代その家に友人を招いたときも恐ろしい話をされたとか、その友人が言うには何人もの幽霊が今この場にいると言い出したのです。落ち武者や若者など何故何人もいるのかまったくわからない知人は震え上がったそうです。
そんな矢先わかったことがあります。その一軒家が建つ前、その土地にはあるアパートが立っておりその一室では常に自ら命を絶った人が何度も何度もあり事故物件として扱われていたそうです。
まさか霊たちは生きている知人をうらやみ何度もこちらに接触しようとしてきたとでも言うのでしょうか。
(北海道 男性)
事故物件に今も住んでいる体験談
愛知県にあるマンションです。夫婦で今も住んでいます。そもそも賃貸契約の際に説明を受けていましたが、殺人事件があった訳あり物件で安かったので選びました。
夏は暑いので、夫婦別々の部屋で寝ていたので気づかなかったのですが、寒くなってきて一緒に寝始めて妻が異変に気付いたようです。というのも、この家に住むまで私はいびきも歯ぎしりもしなかったのですが、夜中に唸っていたり「うあああああああ」と叫ぶような寝言を繰り返していたようです。
私自身に記憶は全くなく、朝に妻が心配そうに話しかけてきてびっくりしました。
夫婦ともに霊感やそういったものに縁がなかったので、少し心配になって不動産屋にどの部屋で何が起きたのかを聞いたところ、私が普段寝ている部屋のクローゼットに遺体が隠されていたそうです。しかも、10年前の事件にもかかわらず未だに未解決だそうです。
確かに調べてみたところ、ネットにも事件の詳細が残っていました。ただ、幸いなことに夜うるさいくらいで害はないので、いまだに住んでいますが、妻がおびえるので神社でお札とお守りを購入し、部屋の中に棚を置いてかざったり、クローゼットの中はキレイにするようにしておいたところ被害は減りました。
訳あり物件でもマシな方ですが、皆さんもお気を付け下さい。
(愛知県 男性)
盛り塩がある部屋
北海道で初めての一人暮らしをする為、賃貸を探していた時に体験した話です。
少しでも安く済ませたいという事もあり、大手仲介業者ではなく大学からすぐ近くにある個人の店で探すことにしたのですが大学まで徒歩5分以内で2階という部屋を紹介されました。
初めての一人暮らしという事もあり、両親も一緒に内覧に行ったのですが何か違和感があります。怖いとかではないんですが、どこか誰かの住んでいる部屋にお邪魔させてもらった様な感じです。天井も異様に高く、備え付けのロフトベットもよかったのですが、ユニットバスがある水場の方から視線を感じました。
目線は移動している様でそれを辿るように台所へ目を向けると袋に入った塩と小さなお皿に盛られた塩がありました。
確かに私も両親もそれを目にしているのでいつもなら絶対に気にするし、まずなぜこれがあるのかその場で聞くのですが何故か契約するという話までいってしまいました。
そして帰りの車の中で私が「盛り塩、あったよね?」というと変な雰囲気が解けたような感じになりすぐに契約を取り消しに行きました。
管理人曰く、空気を綺麗にする為という事らしいですが、あの部屋の雰囲気や私を含む両親もあの盛り塩をあの場で口にしなかった事が今となっても不思議です。
(北海道 男性)
恐ろしい形相の女の霊
大学進学のため、東北のある県で独り暮らしをしていた頃の話です。
その日は、お酒を飲んで遅い時間の帰宅となりました。酔いも回り、フワフワとした足取りで部屋に向かっていました。途中、赤信号で立ち止まりふと道路脇に立つアパートを見たときに血の気の引く思いをしました。
アパートの窓に青白い光に照らされて恐ろしい形相の女がこちらを睨み付けていたのです。髪はボサボサで、顔はパンパンに腫れ、咄嗟に目を逸らしてしまいました。
その後は酔いもふき飛び、ただただ家を目指して下を向いて足早にその場を去りました。何故だかわかりませんが、叫び声をあげて一気に逃げたら、そいつが追いかけてくる気がして‥。
次の日の朝もまた同じ道を通らなくては行けません。怖いながらも恐る恐るあの窓を覗いてみると、至って普通のカーテンが見えました。
あれはやはりお酒が見せた夢だったのだろう‥そんな風に納得してその事は次第に忘れていました。
ある日友人と歩いてるときふと見るとその部屋は空室に‥。すっかり恐怖も忘れていた私は、友人に「実はあの部屋で変な女見ちゃってー」なんて話しました。すると、友人は青ざめて言いました。
その部屋には男の先輩が一人で暮らしていたけれど、次第に様子がおかしくなってしまい実家に帰ってしまったと‥。やはりあの部屋には何かいて、その先輩は「見て」しまったのでしょうか‥。
(茨城県 女性)
住むと火葬場に呼ばれてしまうアパート
私が19歳頃のお話ですが、実家近くに姉夫婦が暮らすアパートがあり以前から姉から聞いていたのですが、時々遊びに行くと何とも言えない気配を感じていたのですが、最初はその程度でした。
ある日私が遊びに行くと旦那さんが居なくなったといい探し回っていたのですが夜中に見つかりました。がそこに行くまでの間に不思議な体験をしました。
それは、まず姉の家から私にだけ聞こえていた声の主は女性で、私の意思とは違う行動をしていたのです。こっちに来てという声が繰り返し聞こえていてその声につられるかのように気付けば火葬場の前に私はいました。
そこには姉の旦那さんの車があり中には旦那さんが乗っていました。話を聞いてみると姉の旦那さんも私と同じ声に連れてこられたといいました。
それから家に帰り不思議な体験は今までにも何度かあったという話を聞いてそのアパートを出るように勧めました。
そのアパートは裏に小さな川が流れており霊の通り道ではないか?と話をして引っ越しをして以降はその不思議な声も不思議な体験も無くなったと姉から聞いて安心しました。
霊視してもらったらしくあのアパートには複数体の霊がいたとのことでした。
(北海道 女性)
怪奇現象が巻き起こるアパート
千葉県に住む、21歳の大学生です。私の大学では、1年目に寮生活を行います。その寮生活を終えると、多くの学生が駅周辺で一人暮らしをします。退寮が近づくにつれ、みんな自分の部屋を探しに、インターネットを見たり不動産屋さんに足を運んだりしていました。
私も自分が生活する部屋を探そうと、インターネットで部屋探しをしていると、条件に合った良い物件を見つけました。早速、不動産屋さんに鍵をお借りし、部屋を見学することになりました。
地図に従ってそのアパートに行ってみると、駅まで徒歩2分ほどでしたが、アパートの真裏にお墓がたくさん並んでいました。少し嫌だなと思いましたが、インターネットでみるよりも良い部屋だったので、その日に不動産屋さんとその部屋を借りるという契約をしました。
退寮して、自分の部屋に引っ越しをし、生活を始めて1ヶ月ほど経ったある日、テレビゲームを購入したので、友人を招き、一緒にゲームを楽しんでいました。すると、誰もいないはずのキッチンから「ガシャン」ととても大きな音がしました。
恐る恐る2人で様子を見に行くと、食器棚の食器が全て落下し、多くの食器が割れていました。水平に置いていたものも全て落下していて、落ちるはずないものが落ちていたので、少し気味が悪いなと思っていました。
そのあと、私がトイレに行くと、トイレを何度もノックされました。友人がいたずらをしているのだろう、と思いトイレを終えて「トイレ終わったよ、お待たせ」と言うと、「待ってないけど」と言われました。
ゲームの状況からも、友人はノックできない状況でした。その後、友人がトイレに行き、青ざめた顔で帰ってきました。
友人は「女の人の顔がすりガラスにはっきり映った」と言ったのです。怖くなり、2人で友人の家に泊まることにしました。その後、その部屋は解約し、今は別の場所に住んでいます。
(千葉県 女性)