夢枕で訴えかける亡くなった従兄
私の従兄弟は事件に巻き込まれ亡くなりました。
従兄弟が居なくなったと言われた日の夜、少し心配しつつも18歳だし大人だし大丈夫だろうと考えながら寝ました。けどその晩の夢は従兄弟が何者かに埋められる夢を見ました。
親に言ったら縁起でもない事辞めてと言われたので自分の心にしまったのですが、次の日にも帰って来てない連絡が取れないって事で捜索願を出しました。
自分の中ではやっぱり埋められてると言う確信がありました。見つからないまま次の日の夜には従兄弟が夢に出てきていびきして寝てごめんと言って来ました。
なんだったんだろうかと思った矢先に従兄弟が見つかったと連絡が。
遺体はやはり埋められていました。
その後の調査で犯人からいきなりいびきをかきはじめたと言っていたのを聞かされて夢がそのまんまだと思いました。
なぜ私のとこに現れたのか。そして3日ほど生きた心地がしなかったです。
予知していたの救えなかった命と共に自分の中での後悔。もっと早くみんなに言えばもしかしたら早く動けたかもしれないもしかしたら助かった命かもしれないと日々の後悔です。
予知夢なんて実現するんだとこの時実感しました。予知夢が不幸を呼んだのかもしれません。
(兵庫県 女性)
自殺した知人が夢枕に立ち鬼の形相で現れた体験
私が生まれたその年に東海道新幹線が開通しました。
その頃、新大阪駅から名古屋駅まで開通の記念ということで母親ともう一人の女性とで名古屋駅まで記念乗車したらしいです。私は赤ちゃんだったので、まったく記憶に残っていません。その時に撮ったという写真が古いアルバムに保存されています。
高校生になったある日の夜のこと、私は、いつもと同じように宿題を終え、家族にいつもと変わりなく「おやすみ」の挨拶をして、布団に入りました。そして、家族もとくに変わった様子も感じられませんでした。
就寝してから数時間たったと思われる頃、少し寝苦しさを感じました。目を開けて、部屋の片隅の天井を見ると、知らない女性がこちらを見て宙に浮いていました。びっくりしましたが、手も足も体も動かすことができません。眼もつむることもできませんでした。もちろん、声も出そうとしましたが、出ませんでした。
すると、その女性が一気に天井から私の布団にのしかかってきたのです。布団をはさんで、顔と顔を付き合わせる近さです。
しばらく、時間が経ったようですが、覚えているのは、金縛りと布団の上に圧し掛かられた重さと間近に見た女性の顔でした。女性の顔は、少し鬼の形相にも見えた感じでした。けっして、笑みを浮かべているような感じではありませんでした。
朝、起きてこの事を母親に話すると、母親も見たというのです。夜中に出た女性は、母親に聞くと、以前、パートで勤めていた先のオーナーの奥さんということでした。私は誰かわかりませんでしたが、母親とその女性は仲良くさせていただいていたようです。
そして、母親が古いアルバムの例の写真を持ち出してきました。「この人よ」と言う指差した写真にその女性とその女性にだっこされた赤ちゃんの私が写っていました。とっても、私のことをかわいがってくれていたようです。ただ、あの鬼の形相はどうしてだろうという、疑問がありました。
3日後、母親の元にその女性が亡くなったとの連絡が入りました。死因は、自ら命を絶ってしまったということでした。
あの鬼の形相はその女性が亡くなる間際の苦しみの形相だったのでしょうか。真実はわかりませんが、成仏を祈りました。
(大阪 男性)