私は元々霊感があり、普通の人は見えないモノや気配などを感じやすく、今まで様々な不思議な体験をしてきました。今回はその中でもとても印象に残っている話をご紹介したいと思います。
高校生の頃、一時期毎日のように金縛りに遭っていた時期があり、その日も怖くて両親と寝ていました。するとさっそく金縛りになり隣に寝ていた両親に助けを求めようとするのですが声が出ません。
しばらく金縛りが続き、ようやく解けたと思ってホッとした瞬間、自分の身体を見下ろしている状態になっていました。そうです幽体離脱してしまったのです。
ビックリした私は何度も寝ている自分の体に戻ろうとしましたが、全く戻ることが出来る、焦る気持ちがどんどんと募っていきました。というのも長時間幽体離脱してしますと戻れなくなるという話を以前本で読んでいたことがあったからです。
そして10回くらいダイブしてようやく戻ることができました。
戻った後は身体が重く感じてしまい、寝苦しかったことを今でも覚えています。
しかし本当の恐怖は後日起こってしまいました。
その日もいつものように金縛りに遭ったのですが、目を閉じていると不気味な映像が鮮明に浮かんできたのです。
その映像は暗い白黒の川で、両岸は玉砂利、そしてそこに白着物を着てボサボサ白髪頭の女性がうつむいています。何故か私は今までこの女性のせいで何度ともなく金縛りに遭っていたことがわかりました。
私はこの女性に「どうして欲しいのか?」と心の中で問いかけると、その瞬間、顔を上げ、恐ろしい形相に凍るような気持になってしまいました。そしてつり上がった目で物凄い念がこもった声で「許さない!絶対にお前を連れて行く!」と言われた瞬間に目が覚めました。
その後、すぐに霊能者にみてもらった結果、その女性は古い先祖の霊で手を合わせる事で、その後は何も起こらなくなりました。しかしその件を境に私は一層霊感が強くなってしましました。
(東京都 女性)