ベッドの上で遊んでいる魂の入ったドール人形
ベッドのヘッド部分が時計など置けるような台になっており、そこに北海道のお土産でいただいたラベンダー色の髪の毛をした小さな女の子の人形が飾ってました。
2年前のある晩、ベッドに入りながらテレビを見ている時、ちょうど好きな歌手が出演していた歌番組が流れていました。上手な人たちばかり出ていたので、子守歌代わりに聞きながらウトウト。テレビはタイマーがセットしてあったので、眠っても自動に消えるので、気にすることもなくそのまま眠りにつきました。
タイマーは30分だったので、おそらくテレビが消えてすぐだと思うのですが、フッと眠りに落ちてテレビが消えたかどうかというタイミングで、タッタッタッタッ・・と頭の上で何かが走っているような音が……。
小さな音でしたが。その音に、ん?と目が覚めそうになった瞬間、頭の上から女の子の声がしたのです。
「もう音楽聞かないの?」・・・
えっ!と頭の上を見上げました。
そこにはいつものようにラベンダー色の髪をした人形が置いてるだけでした。特にその人形に変化があったわけでもなく、あの小さな走っているような音や女の子の声、人形の大きさや大人ではない女の子の声を考えると、きっとこの人形だ!とわかりました。
やはり少し気味の悪い気はしましたが、あれから何もありません。でも、部屋に入ると自然に人形に話しかけている自分がいます。
(神奈川県 女性)
深夜に瞬きを繰り返す人形の目の不思議
私の家には母がアメリカに行った際に自分に似た人形を作って持って帰ってきました。人形は海外テイストで後ろについている紐を引っ張ると目を閉じてまた引っ張ると開く仕組みになっています。そして目の色が赤、青、黒三色が開くたびに順番に変わって行くのです。人形は可愛く妹も可愛がっていました。
人形はその当時一緒に寝たいとのことで寝室のテーブルの上に置かれていました。妹は「この子も寝ないとね」ということで毎晩寝るときに後ろの紐をひっぱり目を閉じさせて、そして朝起きると後ろの紐をひっぱり目を開けていました。
それから数日してから寝室に入ると部屋は真っ暗で妹は眠くてたまらなかったのか寝ておりました。そのとき初めて知ったのですが人形は暗闇で目が光るように……。私は少し怖いなと思いつつ妹の代わりに目を閉じてあげり寝ることにしたのです。
その後も妹は毎日人形のお世話をしていました。奇妙なことが起きたのは突然でした。
いつものように妹は人形の目を閉じて寝ており、私は夜中トイレに行きたくなったので寝ぼけたままトイレへ向かいました。戻ってまた寝ようとすると、人形の目が赤く光っているのです。自分は怖くなって布団に潜り込んで寝ました。
朝目を覚ますと目は閉じており恐怖は増すばかり。この日を境にこのようなことは度々起こるようになったのです。
そして一番恐怖したのはある夜部屋を真っ暗にして妹と喋っていると「カチッ」という音がしました。すると人形の目が青く光っているのです。確かに閉じていたはずの目が開いているのです。それには怖さのあまり寝室では寝らず親と寝ることにしました。それから人形が怖くなりタンスの奥にしまったままです。
(福岡県 男性)
霊が乗り移ってしまった人形
私がまだ赤ちゃんだったときの話しです。母から聞いたのですがその当時住んでいたマンションが幽霊マンションで、霊障がひどかったという事を聞かされました。母は霊感が強かったのか父が夜勤でいない時に限って傘立てをカンカンされたり、食器をカタカタしたり隣の部屋でお祭りのように騒いでいたみたいです。
気配もどうやら1人2人ではなく、たくさんでお祭りのようだったと聞きました。また留守番電話も音声サービスの音声ではなく、女の人が勝手に話しクスクス笑っている声が録音されていたりとか。
祖父の叔父がお祓いなどのお仕事もしていて部屋をみてもらったそうですが、母が集めていた人形。可愛らしい某人気キャラクターのものなどです。サイズは大きく等身大のような大きいサイズ。叔父はその人形に霊が乗り移っていると言っていたそうです。どうやら、人間のように目、鼻、口がついていて人間に近いようなお人形、サイズも大きいと霊が乗り移つりやすいそうです。
母は怖くなり、急いでマンションの下に捨てたらしいんですが大きいし人気のキャラクターのお人形だったせいか、次みたときには人形が持ち去られていたそうです。拾った方は何もないといいのですが、、
(大阪府 女性)
夢に現れた人形の怒り 心霊
幼稚園の頃に体験した不思議な出来事です。
30年近く昔のことです。幼稚園に置いてある、おままごと用の人形があったのですが、その頃お友達とよくその人形で遊んでいました。その頃の私はふざけたりおちゃらけたりと、やんちゃな女の子で、その日もいつものようにお友達と遊んで、お片付けの時間になりました。
私はふざけて、私の持っていたお人形と、お友達の持っていたお人形をドーン!っとぶつけました。お友達は「やめて!」と言いましたが、私はただふざけていただけなので、笑ってそのままお人形を片付けました。そして、その日の夜のことです。
私は夢の中で自分の家の中にいて、真っ暗な1階の廊下にいました。すると、目の前に自分よりも少し小さい大きさの、あの人形がいたんです。本物の人形は子どもの腕に収まる小さなサイズですよね。でも、夢の中に出てきたお人形は自分とさほど変わらない大きさで、目の前にいたんです。そして、何を言うでもなく、ただただそのお人形はすごく怒って恐ろしい表情をしていました。私は謝ったり、「綺麗なお花畑が」と話をそらしたりしましたが、子どもなのでどうしたらいいのかも分かりませんでした。
何度かお花畑の話などをすると、恐ろしい表情が和らぎ可愛らしいお人形に戻り、また少しすると恐ろしい表情になり、を何度か繰り返して目が覚めました。
次の日からは、お人形でふざけたりすることはやめました。その後、その夢を見たことはありませんが、数日はあの恐ろしい姿のお人形がまた夢に出てくるのではないかと怯えていました。そして幼心にあの夢はただの夢ではないとも確信していました。幼稚園で長年使われ、可愛がられてきたお人形には、やはり魂のようなものがこもっているのでしょうか。あの恐ろしい夢は、物を大切にしなさい、ということを子どもの頃の私に教えたかったのかもしれません。
(群馬県 女性)