スーツ姿の男 心霊体験
朝まで開いているイタリアンで働いていた時、夜勤のスタッフはホール2人、キッチン2人の計4名でした。
お店も広く、200席程あるので、一部の席にはベルで呼べるボタンを設置しています。番号は70〜90です。
深夜帯はお客様も少ないので、死角になるその席に通すことは少ないです。
その日もベルが置いてあるエリアは使っていませんでした。
深夜3:30頃になると、お客様もだいぶお帰りになり、私はテーブルの後片付けをしていました。
その時突然人がいるはずのないエリアのベルが鳴ったのです。
その番号は40番。
お店には40番というベルはありません。
誰かがいたずらでやったのだと思い、一応確認しに向かうと、スーツ姿の男性が奥に向かって歩いて行くのが見えたのです。
酔っ払って席を間違えたんだと思い、着いて行くと、見失ってしまいました。
でもそれは不可能なのです。
そのエリアの奥は非常口しかなく、扉も施錠されているのです。
しかしそこに人の気配も無く、私は急に焦り、先輩スタッフさんに事情を説明しました。
すると、先輩は「このお店はよくスーツ姿のおじさんと小さな女の子がいたずらしに来るんだよ」と言っていました。
それ以来怖くて深夜帯のシフトに入るのは辞めました。
(東京都 女性)
すぐに潰れてしまういわくつきの店舗
高校生の頃に飲食店でアルバイトしていた時の話です。
高校生だったので、家の近くで働ける所を探してバイトしていたのですが、バイト先の従業員の方が言うにはそこの場所はコンビニができても、飲食店が入ってもすぐに潰れてしまうという噂があるそうです。
その方が夜ふと窓の外を見ると上半身から上の男の人を見たそうです。
私自身は霊感がないため大丈夫だと思っていました。
そのお店は店舗の二階が従業員のロッカーがあり着替えの場所だったのですが、ある日一人でその場所のドアを開けると白い服を着た透けた女の人がいました。
下のお店には他の従業員がいたので、すぐに降りて逃げ、訳を話し、再び一緒に二階に上がってもらったのですが、誰の姿もありませんでした。
一緒に行ってくれた従業員の方もやっぱりね〜という感じで、ここにはいるんだなと思いました。
私が見たのはそれっきりなのですが、そこで働いている人全員に聞いたところ、見たことがある人がとても多かったです。
その後、受験のためバイトを辞めたのですが、すぐにその飲食店は潰れてしまいました。
それから何回か新しく店舗が入っても、数年のうちには潰れてしまっているみたいです。
あまりにも潰れるお店が多いのもそこにいる霊が原因なのかもしれません。
(熊本県 女性)
気味の悪い恐怖のトイレ
あれは私がラーメン屋の夜勤バイトをしていた頃の話でした。
ラーメン屋はビル内にあり、ビルの中のトイレ掃除をすることになりました。
しかし、そこでトイレにまつわる心霊話を聞いてしまいました。
トイレ掃除をしていると、何かがいるような気配がしたり、何かに撫でられたような気がしたり、気分が悪くなるそうです。
絶対にあのトイレには幽霊がいると脅かされ、嫌な予感を抱えたまま私はトイレ掃除に向かいました。
深夜のトイレには誰もおらず、古いビルなので不気味さが一層引き立ちました。
切れかけた蛍光灯のせいで光がチカチカしているところも怖さを冗長させました。
怯えながらトイレ掃除を始めたのですが、たしかに何かの気配を感じます。
しかし、トイレの個室を覗いても誰もいません。
気のせいだと自分に言い聞かせ、私は黙々と掃除をしました。
そして、トイレ掃除が終わりに差し掛かった頃、ふいに何か冷たい冷気を感じました。
なんだか得体の知れない何かに触られているような…。
すっかり怖くなった私は、あと少しだった掃除を切り上げ、ラーメン屋に戻りました。
そして、あのトイレはもう掃除したくないと店長に訴えました。
結局、トイレが不気味すぎて、ラーメン屋のバイトは早々に辞めてしまいました。
(東京都 女性)
マイク越しに聞こえてきた赤ちゃんの泣き声 心霊体験
私の働いているは24時間営業の飲食店では、正直心霊体験的なことはあまりなく私も霊感などは全くないのですが、ある夜勤のシフト中に(夜11時頃だったはず)店舗に6人ほどで洗い物をしながら、サービスを提供していました。
私の店舗はドライブスルーもあり、いつもは11時でも忙しいのですがその日に限ってはものすごく暇で、従業員6人全員でドライブスルーのインカムで内線しながらのんびり仕事していました。
するとある車が一台ドライブスルーに入ってきました。
内線を一旦止め、アルバイトの女子大生(仮にAさんとします)が注文をとりはじめます。
するとマイク越しに赤ちゃんがものすごく泣いているのが聞こえ、私は「こんな時間に泣いてる赤ちゃんのせて、どうせヤンキーっぽい金髪の若い女性が乗ってんだろうなー」っと思っていると、40歳位の男性の声で、私は「え?普通にサラリーマンかよw」っと心の中で思いつつ仕事をしていました。
そしてお会計窓口でお会計を済ませているのを近くで眺めていると、少し違和感に気づきました。
「あれ?赤ちゃんは?」と、そのあとAさんに「あの車赤ちゃん乗ってなかった?」っと聞いてみると、半分泣きそうになりながら「私も、聞こえたんで車の中見たんですけど、乗ってる気配すらなかったんですよぉ…」、その後、その場でインカムをつけていた従業員全員に聞いてみると私を含めた全員泣き声を聞いていました。
(京都府 男性)