トイレの小窓の怪
和歌山在住のママです。この話は私がまだ6歳くらいの時に体験した話しです。
私が生まれ育った家は昭和時代のほんとに古いアパートでした。二階建てで全6軒あるんですが私達家族が住んでいたのは1階の1番道路側。その家ではいろんな心霊現象があり他の家族は体験しているのかはわかりませんが私は何度かその家で怖い思いをしました。
その中の1つですがある日夏くらいの季節、外が段々暗くなってきた頃、トイレに行きたくなり行きました。
古いアパートなので昔ながらの1段上がってしゃがむタイプのぼっとん便所だったんですがその1段上がった時に6歳という事もあり目の前には小さい小窓があるんですがそこの小窓と私の顔が同じ高さになるんです。
その日はたまたまその小窓が開いていたんですがそこに真っ黒の顔だけが同じ目線であったんです。でもあきらかにおかしいんです。外からその小窓までは2mくらいあるし顔の大きさからすると私と同じような子供なんです。しかも隣の家の塀がすぐ前にあり木が植えてあるんですがその顔が若干透き通っていて顔の奥には隣の木が見えてるんです。
怖くなってそのまま後ずさりのように1段下がり早々と家族の元に戻りました。でもまだ6歳という事もあり家族にはその事は言わずいましたが今でもあの光景は忘れません。
(和歌山県 女性)
塾のトイレに住み着く魔物
私は小学生の時に塾のような授業の内容を復習する教室に通っていました。
その教室は埼玉県にあり今もあるようです。姉もそこに通っており、姉を迎えに行く母について行っていた時のことです。
授業終了後みんなでよく遊んでいたのですが、その日は鬼ごっこを始めました。男子が鬼ということで女子は女子トイレにみんなで逃げました。
しかし、少し時間が経つと男子が追いかけてこないのもあり女子たちがトイレから出て行きました。それでもどうしても捕まりたくなかった私と仲の良い一人の友達はトイレに残りました。
トイレに人がいることがバレないように電気を消した状態で二人で待っていました。
当たり前に誰も追いかけてこないので友達が少し出口に近づいたときに私の様子を伺うために一回振り返りました。
その時友達がすごく驚いき、怯えた表情をして何も言わずに出て行ってしまいました。
その子の表情が異常だったので何かあったのではないかと不思議に思い私は振り返りました。すると、暗くてよく見えなかったのですが私の方を見る、赤い目の人が私のすぐ後ろにいました。
すぐにそこから走って出て行きました。
友達が固まっていたので「何か見た?」と聞きました。もしかしたら気のせいかもしれないと思った私は見た内容を伝えずそれだけ聞きました。
その子は偶然メモ帳を持っていたので絵を描き始めました。
するとそこに書かれたのは目から血を流した女の人でした。
確実に同じものを見たこともわかりその子が見たときはトイレの個室の入り口あたりでその子をすごく睨んでいたみたいなのですが、私はそのすぐ見たのにも関わらず手を洗う場所にいた私のところまで来ていました。
高校生になり、同じところに通っていた違う友達と遊んでいた時に突然その幽霊の話をされ実は違う日に同じようなものを見たことがあると告白されました。
何がそこにいるのかはわかりませんが、確実にそこには何かがあり何かがいることは間違いありません。
(埼玉県 女性)
友人が女子トイレで体験した恐怖
女性の友人の話です。女子トイレで一番奥の個室に入る際、ひとつ手前の個室の様式便座に小さな男の子がぽつんと座っていたそうです。
便蓋を閉じた上に座って足をプラプラさせており、「ああ、ママと一緒に入ってきたけど退屈で遊んで待ってるんだな」と友人は思ったのだそう。ですがトイレにはほかの女性の気配はなく、「間違って女子トイレに入っちゃったんだろう」と思い、用を足して個室から出た友人。
友人はそのとき、まだ便蓋に座る男の子にちらっと目をやったそうです。
年の頃は小学3~4年生。普通体型の男の子です。何気なくその顔を見た時友人はぎょっとしました。
顔色が死人のように灰色で、目も顔つきも死んだように無表情だったのだそう。ですがあまりジロジロ見ても悪いので、手を洗ったりメイクポーチを取り出したりしてからふと鏡に映りこむ男の子を探してまた仰天。
男の子は忽然と姿を消していたそうです。出入口のドアは視界に入るほど狭く、絶対に誰も出入りしていない筈。ですが女子トイレ内には人の気配すらなかったそうです。
そもそもその男の子自体に人間らしい気配を感じていなかったことに気づいた友人は、慌ててトイレを飛び出しました。思い出すたびに震えがくるほど気配のなかった男の子。
「あれは絶対人間じゃない何かだった」。友人はそう話してくれました。
(女性)
ダムのトイレで友人が見たもの
夏の暖かい日でした、みんなでドライブに行くことになり、集まったのですが行く場所も決めず出発しました。
しばらく走っていると後部座席に座っていた友人がこの近くに心霊スポットがあるよと言うので、僕は内心行きたくはなかったのでさすが向かうことになりました。
山の方へ向かっていき少し長いトンネルを抜けた途端に暖った風が急に冷たくなったのを覚えています。車線の左側には池がありました。あとで友人から聞いた話ですが、そこはダムのようでした。ダムの横を少し走っているとトイレに行きたくなり、でもこんな所で怖くて行けなかったです。もう少し進んだ先に公衆トイレがあったので勇気を振り絞ってそこに停まってもらいました。
一人じゃ怖くて行けないので友人についてきてもらうように言いトイレに駆け込みました。用を足したあと友人が入ってきて、僕の後ろを見て顔が青ざめていたので、何事かと問いただしても友人は口を開くことはなかったです。その後何事もなくドライブは終わったのですが、その友人は帰りの車でも少し震えていて、みんなに聞かれても返事することはありませんでした。
(大阪府 男性)