遊びに来る子供の霊
千葉県のとある美容室に勤めています。その美容室はビルの最上階の5階にあり、下の階には居酒屋やファーストフード店などがあります。そんな美容室での出来事です。
私の会社の1つ上の先輩で、霊感が強い人がいました。家族みんな霊感が強いそうで、何でも普通に見えてしまうそうです。ある日その先輩が私の店にヘルプ来てくれている時、仕事していると先輩に「今日来てる日だ」と声をかけられました。何のことだか分からずハテナを浮かべていると「子供が遊びに来てるんだよ」と。見渡してもお客さんに子供はいません。
どういうことか分からずいると急に、「ほら」とエレベーターを指差しました。目をやると1階に止まっていたであろうエレベーターが2階、3階...とだんだん上がってきます。お客様かな?と念の為受付に立って待っているとチンと音を立てて扉が開きました。が、誰も乗っていませんでした。
途中で止まった素振りはなかったのでイタズラかと思いましたが、先輩が「来た来た」と何かを目で追っていました。「エレベーター無人でしたね」「いや、男の子が来たよ」と一言。店内を走り回っているそうです。
それをきっかけにエレベーターは活発に動き出します。1階に下りまた上がってきたと思ったら、女子高生二人が乗ってました。そして「あれ?階間違えた?」と、再びエレベーターで帰って行きました。
しばらくすると、また女子高生二人が来ました。「えっ?何で?3階止まらないんだけど」どうやらファーストフード店に行きたいのに、エレベーターが止まらないらしいのです。結局階段で降りていきました。
次に来たのは4階の居酒屋の店員。この人も女子高生達と同じ反応でした。何度もあれっ?という反応でした。どうやら4階にも止まらないようです。「もう帰るって」と先輩が言った直後エレベーターが勝手に開き、そして1階まで動き出しました。
その後、間違えて入ってきた人はいませんでした。何でも美容室は水が多いから霊が遊びにきやすく、更に霊感の強い先輩が子供の幽霊を引きつけてしまったいたそうです。怖い思いをしたわけではありませんが、とても不思議な体験でした。
(千葉県 女性)
心霊現象起こってしまった深夜のエレベーター
私がまだ入社したての時の話です。大阪の中央区にあるビルの中に職場があります。商業ビルです。そこのビルの7階には研修室みたいになっていて普段は誰も使いません。
ある日先輩社員から7階には小さい女の子の幽霊が出るから気をつけろと言われましたが、私はその手の話を信じないのであまり気にしてませんでした。ある日仕事場に泊まらなくてはいけない日がありました。夜遅くまで仕事がある日でしたので7階で少し仮眠を取る事に。
夜中の23時ごろでしゅうか?金縛りに掛かり体が動きません。ですが金縛りは珍しくもなかったのであまり気にもとめてませんでした。ある程度仮眠を取り下の階の職場に戻る為、エレベーターに向かいました。
全ての電気を消していた為、辺りは真っ暗です。
エレベーターのボタンを押して待っているとエレベーターが到着。乗り込もうと右足を乗せると、ガタン!とエレベーターが少し沈みエレベーター内の電気が消えてしましました。停電かと思いましたが窓から外を見るとビルの電気はついてましたので停電では無かったのです。もう一度エレベーターを見ると電気がついてました。なんか嫌な感じはしましたが、職場に戻らないといけないのでエレベーターに乗り込み下の階を押しましたが全く動きません。
ボタンも反応しません。私はエレベーターに閉じ込められてしまいました。
しばらくすると大丈夫ですか?と管理室の人の声が。私は大丈夫と答えました。すると急にガタン!とエレベーターが動き出しました。ボタンも押してないのにです。そのままエレベーターは下の階へ到着。降りようとするとまたガタン!と少しエレベーターが下がり電気が消えました。
私は怖くなり直ぐにエレベーターから飛び降りました。飛び降りた後にエレベーターに目を向けるとそこにはこちらをジッと見つめる小さな女の子。
私は思わず叫んでしまいました。
その叫び声で管理の方が駆けつけてきました。事情を説明するとカメラを見せてくれました。録画映像を見るとエレベーターに乗り込んだ時から私の後ろには小さな女の子が立っていました。私と管理室の方は言葉を失いました。その日以来私は階段で移動するようにし、転勤するまでそのエレベーターには乗りませんでした。
(兵庫県 男性)
霊的な噂が絶えないデパートのエレベーター
熊本県在住、22歳です。私が高校生の時に体験したお話です。熊本の市街地に以前デパートDという4階建てのデパートがありました。そこは昔、Tデパートというものがあったのですが火災が起き、103人の人が犠牲になった場所でした。
そこのデパートDには、4階に100円均一やゲームセンターがあり、私は友達とよくそこで遊んでいました。デパートDには、エレベーターとエスカレーターがあるのですが、エレベーターは呪われている、ボタンを押して、チリンチリンと2回鳴ったら霊が乗ってきた証拠だ、と言われていました。そして、学校帰りにデパートDに寄った時事件が起こったのです。
いつもは、エスカレーターを使うのですがその日は、友達と2人でエレベーターに乗りました。そして4階のボタンを押すと、チリンチリンと2回音が鳴ったのです。「今、チリンチリンってなったよね?」と友達と話し、少し恐怖を感じましたが特に何事もなく4階に着き、あの噂は嘘だったのかもしれないと話しながらゲームセンターにあるプリクラを撮りに行きました。プリクラを撮り、出てきたものを見ると目を疑いました。
私と友達の他に、白い手でピースしている手が写っていたのです。見間違えかと何度も確認しましたが、全ての写真の中に白い手が写っていたのです。
霊がついてきて、一緒にプリクラを撮ったのだと思いました。そのまま怖くなり、家に帰りましたが何事もなく1日が終わりました。もしかしたら、彼女はプリクラを撮ってみたかったのかもしれません。そのすぐ後、デパートDは閉店しました。次に新しく建ったデパートでは、エレベーターで音が聞こえることもなくなりました。
(熊本県 女性)
いわくつきのエレベーター
これは、私が大阪府のとあるエレベーターで体験した不思議な出来事です。数年前、私と友人のあいだで関西方面にある美味しいお店を探すことが流行っていました。大阪府の梅田付近にはたくさんの飲食店があり、中には路地裏のところに美味しいお店が隠れていることもしばしばあったためできるだけみんなが知らないお店を探すことに重きを置いていました。
そんなある日、東梅田の路地裏で美味しいお店があるという情報を入手した私は仕事帰りに立ち寄ることにしました。お店の建物は3階建てでかなり古びており、一見お店が開店しているか判らないほど暗い印象がありました。
個人経営のお店ではそのような雰囲気もあるのだろう、と気にせず店内に入り「客席は3階になるので階段であがってください」と案内されました。歩き回って疲れていた私は、入り口のすぐ近くにあるエレベーターを利用して上にあがることに。エレベーターの扉に何かお札が張られていたのが気になりましたが、3階までのことなので気にしませんでした。
自動ドアの開いたエレベーターに乗ろうとしたそのとき…床一面に大量の人の毛が散らかっていました。それはエレベーターの床が見えないほど埋め尽くされており、一瞬その中で何かが動いたようにも見えました。わたしは思わず「ひっ」と叫んでしまい、エレベーター前でへたり込んでしまいました。
その様子に気づいた店員さんが「どうされましたか?」と駆けつけてきたため、「エ、エレベーターに人の髪の毛が…」と伝えると「何もありませんが…?」と一言。すぐエレベーターを見てみると、何もありません。
床が埋め尽くされるくらい真っ黒になっていたのに…。
一気に気持ち悪くなった私はお店を後にし、走って駅まで向かいました。その出来事以降お店に入っていませんが、私が見た不思議な光景はなんだったのかと時々気になります。またエレベーターに張られていたお札は、危ない何かから守るためだったのでしょうか。入り組んだ路地裏にあるお店だったので場所は思い出せませんが、まだ営業はされているようです。もし行かれることがあればお札のあるエレベーターに乗るのはやめておくことを強くお勧めいたします。
(奈良県 女性)
確実に居た人 心霊体験
当時、私は京都市内の雑居ビルに事務所が有る会社に努めていました。1階にある事務所で経理事務の仕事を終え、同僚と二人で部屋を出て、7階にある女子更衣室へ向かおうとしました。
事務所北側の出入口から10数メートル先の左手、時計でいうと10時の方向に東向きのエレベーターがあります。定員10人位のそう大きくないエレベーターです。
事務所を出ようと、重いガラス扉を押し開けると、男性が一人、エレベーターに乗り込み、扉が閉まったところでした。
私達は慌てて駆け寄り、エレベーターのボタンを押しました。1基しかないエレベーターなので、それに乗りたかったのです。幸い、まだ上には上がっていなかったため、再び扉が開きました。「よかった、間に合った〜」と、喜んでエレベーターに乗り込みました。ところが、中には誰も乗っていないのです。
「あれっ、男性が乗った筈なのに…見間違い?」と心の中でつぶやきました。そう思うしかなかったからです。すると、一緒にいた同僚が、キョロキョロして、天井を見上げているので、恐る恐る「どうしたの?」と尋ねました。「今、男の人がエレベーターに乗ったのにいない」と言うのです。「私も、そう思ったけどいないから、扉の光の反射とかで、そう見えただけかも」と言ってみましたが、彼女はきっぱりと「違う、中年の男性が間違いなく乗った」と言いました。
私:「黒っぽい服を着た50〜60歳位の男性、身長はそんなに高くない160センチ後半位の人だよね」
同僚:「そう、顔は見えなかったけど、色黒で黒っぽいジャケットにズボン姿」
私:「うん、スーツじゃなかったよね、メガネ掛けてたよね」
同僚:「うんうん」
二人が、同じ男性を目撃しているのは間違いありません。「これって、どういうこと…」二人で、顔を見合わせたまま固まってしまいました。
1階のエレベーターの周りには、部屋も無ければ、階段もありません。エレベーターに乗る以外、他に行くことは絶対にあり得ないのです。見間違いでもなく、幻でもない、男性はエレベーターに乗り込んだのです。でも、消えてしまったのです。私達は、7階に着くと急いで降りて更衣室に駆け込みました。
私達が見た男性は、なぜエレベーターに乗り、何処へ行きたかったんでしょうか。20年以上前の出来事ですが、今でもエレベーターに乗りこむ男性の姿は、はっきりと覚えています。
(大阪府 女性)