心霊系不思議な話

☆【不思議な話・実話談】 死者に届き続けた、不可解な年賀状にまつわる話

20年ほどお正月の2日に63歳の伯母が心筋梗塞で急逝した伯母は明るく社交的な性格で交友関係が広い人だったいたって健康で実年齢よりずっと若く見えたため突然の訃報にはみんなが驚いた不思議な出来事が起きたのは他界から1週間ほど過ぎてからのこと

4日の通夜5日の葬儀をすませて松の内もあけた家族の誰も聞き覚えのない名前の女性から伯母宛てに年賀状が届いた

お母さんに今頃年賀状がてるお父さんこの人知ってるさあ亡くなったのを知らないってことは共通の知人はいないってことか

伯父と従姉はそんな会話をしたらしい伯母一家は鎌倉に住んでいたが差出人の住所は京都府文面からどうやら伯母とは旧知の間柄で今は京都市内の病院に入院していることがわかった

お正月にもかかわらず遠方からお見舞いに来てくれたことに対する感謝の言葉や40年ぶりの再会を懐かしむ思いが綴られていたそうだ

伯父たちは不思議に思ったらしいお母さんがこのお正月にお見舞いで京都にでかけたそんなばかないったいお母さんはいつこの女性を見舞ったんだろう

年賀状にはお正月書かれていたそうだがその年のお正月は伯母にとっては2日間だけで両日とも自宅で過ごしていたのだ

しかももしこの年賀状が配達トラブルなしにスムーズに配達されたとすれば伯母の死後に投函されたことになるつまり伯母が差出人の病室を訪れたのは自身が息をひきとってから年賀状が投函された間ということだ

この京都の女性からの伯母への年賀状は翌年以降も届き続け5年目に途絶えた

従姉は相手の電話番号に電話をかけてみたというけれどもその番号はすでに使用されていなかった

いったいこの女性は誰だったのか彼女の病室を訪れたのは何者なのかいまだに謎だ

(千葉県 女性)

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