山手線で起こった偶然
去年の話です。
長崎在住なのですが東京に一人で遊びに行った時のことです。
夕方頃に新橋駅の近くにホテルにチェックインしたあとにお腹が空いたので食事がてらにちょっと都会を満喫しようと思い渋谷に遊びに行こうと山手線に乗った時のことです。
電車に乗ってすぐ目に付いたのですが足元にリュックサックを置いて腕を組み頭を上に向けて口をあけたまま熟睡してる割と大柄な30歳くらいの太っている人がいました。
いくら日本とはいえ東京だし荷物とか盗まれ無いのいのかな思いつつも余計なお世話だなと思いつつも目的地である渋谷で降りました。
適当に決めたお店で食事をして時間も気にせず渋谷の街を目的もなくブラブラ歩いた後、何となく池袋に行ってみようと思ってまた山手線に乗ってみたら一時間以上前に見た光景が目に飛び込んできました。
リュックを足元に置いたまま熟睡してる人です。
一瞬デジャブーかと思いびっくりしたとともに荷物は大丈夫だなと安心しました。
でも後から考えたらかなりの奇跡だったんだなと思いました。常にかなりの本数が運行している山手線で同じ車両に乗るなんてかなりの確率ですよね。自分は池袋で降りて帰りは逆方向の電車で帰ったので彼がどうなったのかは分かりませんが東京って以外に安全だなと思いました。
(長崎県 男性)
会いたかった人に再会
所在も連絡先も分からないけれど会いたいと思い続けていた人に偶然会えました。
東京のヘアサロンでお世話になっていた方がサロンを退職されました。
連絡先の交換をしようとしていた時のタイミングが悪く、結局交換できずにお別れしました。
技術の素晴らしい方だったので、また会いたいとずっと思い続けていましたが、連絡先も所在も分からないためどうにも出来ず、ただ会いたいとだけ思い続けて過ごしていました。
数年が経ち、たまたま立ち寄った地元の買い物先で会いたかった方にその方に会えました。その方も、私も東京ではなく地方出身です。
東京で暮らしていると思っていたヘアサロンの方は、何と私の地元で暮らしていました。
ショップもいつもは行かないお店に、偶然立ち寄ったそうです。
店内で一度すれ違い、私が振り返ると、その方も振り返ったところでした。
何年も経っていたため、お互い名前がすぐに出てきませんでしたが、東京のヘアサロンの名前で確認が出来ました。
その場で連絡先を交換し、現在はまたその方にお世話になっていて夢のようです。都内出会うならまだしも全く違う地域ですれ違ったところが不思議でたまりません。
(新潟県 女性)
考えていた人が突然現れた体験談
朝パート先に向かう時、ふと数年前にパートを辞めたAさんのことを思い出しました。
Aさんは私がパートを始めた頃にしばらく一緒に働いた人ですが、なぜか彼のことがふと頭によぎったのです。
そういえばAさんって人が以前働いてたな。少し適当だけどいい人だったな。あの頃は職場の雰囲気も良かったな。
Aさんは確か辞めた直後にパート先に来たことがありましたが、かれこれ数年会っていませんでした。
そんなこんなでパート中、数時間が立った頃、私が担当していたレジに見覚えのあるお客様がやってきました。
そう、なんとAさんだったのです!こんにちは、お久しぶりですと声をかけてくれたAさんに、私はかなり驚いた顔をしてしまったと思います。
聞けば現職の休暇で実家に帰省していたついでに寄ったとのこと。
私は瞬間的に、これは何かのサインだ!とビビっときました。
その頃私はちょうど、自分の本当にやりたい新しい仕事の選考を受けている途中だったのですが、諸条件から少し迷いがありました。そして自身もありませんでした。しかし、Aさんの顔を見て、ああこれはサインだ。絶対上手くいく。なぜか私は確信しました。結果選考に通り、現在はやりたかった仕事をして充実した日々を送っています。
(女性)
50年前の友人と再会
私がさる大型のショッピングモールでカート回収業務をしていた時に、昔の学習塾で一緒に勉強していた彼女に会った話です。
カートを運んでいると、女性のお客様から声がかかりました。また何か教えてくれというようなことかと思いました。
私たちアルバイトがそこのモールのユニホームを着用していたからです。こういうことは珍しいことではありません。ほかにあまり聞く人がいないのです。
そのお客さんは、○○さんですかと。私の名前だったので、一瞬びっくりしましたが、すぐにそうだと返事をしました。
すると、そのお客さんは、私よ、私よと。今の名前を言っていました。
今の名前では分かりません。
失礼ですけどどのようなことですかと聞きました。
するとお客様も気が付いたのでしょう。
私は旧姓○○だと。昔中学校の塾で一緒だった○○ですと。
そう言われてみても、いまはもう立派な奥様です。最初はピンときませんでした。そこで駐車場の隅でお話をしました。
そこでだんだん思い出しました。もうあれから50年以上前の話です。よく私だと言うことが分かりましたねと。
すると、やはり当時一緒に勉強していた男の人が、私の隣の町内にいて、その人といまでも年賀状とのやりとりとか、たまに会っているのだと。
彼女の住まいも私の最寄りの駅からすぐの所に住んでいるのだと。そこで私がここでアルバイトをしているのを聞いたのだと。
それで月に数回ここに来るので、私たちの胸の氏名の名札をそれとなく、見ていてやっと会えたのだと。
彼女は私の1年先輩で同じ県立の高校に行ったなかでした。ここまで来ると懐かしく思い出しました。
当時はおさげの女の子だったと。自宅まで知っていました。それがここから歩いても行ける範囲で昔仲間が3人揃ったのです。これは偶然だと思いました。
その後彼女が企画して、駅のそばの飲み屋で昔の塾の仲間を集めて再会の宴会です。その時は昔の先生はもう亡くなっているとか。すぐに昔話になって、昔の時代に戻りましたね。
その後またの再会を約束して別れました。50年というのは早いものだと思いました。彼女とはでもいまでもメールとか年賀状のやりとりをやっています。
(神奈川県 男性)
まさかの再会
就職して2~3年後、大学(東京都)時代同じ部活だった友達が地元(岡山県)で結婚式を挙げるということで、部活仲間9人で岡山県に行きました。
関東から7人、中部から2人。そのうち1人は花婿と同じ岡山出身のため、実家に泊り、他の8人は花婿が用意してくれたホテルに宿泊して、翌日の結婚式に出席しました。
結婚式の後はみんなで岡山にもう一泊。(花婿ともう一人の岡山出身のコ以外の8人です。なんと岡山出身のコのお家で旅館を用意していただきました。ありがとうございます!←この場を借りてのお礼)今回の結婚式で花婿はもちろんのこと、他のみんなとも久しぶりに会えて、学生時代のようにみんなで行動をしたかったのですが、花婿はお嫁さんがいらっしゃいますし、岡山出身のコは久しぶりの実家でご両親とゆっくり過ごしたいでしょうから、結婚式の翌日は8人で行動しました。
午後の新幹線に乗って帰ることにして、日本三大名園の一つ、後楽園に行くことにしました。みんなと旅館に泊まったり、飲み屋さんに行ったり、翌日ブラブラしたりすると、部活での合宿を思い出したりして楽しかったです。
それから他の大学の友達が近くの美術館に勤めているということで、みんなでその美術館に行きました。
ちょうど受付にいて、久しぶりに会えました。(岡山県にみんなでゾロゾロ現れたのできっと驚いたことでしょう!)いきあたりばったりで、いろいろ楽しんだ後、駅に行きました。
8人のうち、一人が結婚式で私たちを代表して催し物をしてくれたのでちょっと荷物が多めだったため、後楽園に行く前に駅の荷物預かり所で預かってもらっていました。それで、その荷物を取ってくるのを私たち他の7人で待つことにしました。
しばらくして、荷物を取りに行った友達が、部活仲間の内の1人である岡山出身のコと一緒に並んで歩いてきて、『?』。今だったら、ケータイがあるから当たり前でしょうが、そうそうこの話は30年以上も前の話なのでケータイはもちろんなくて、偶然、荷物を取りに行った友達と岡山出身の友達が会ったみたいで(帰る日とか、時間とか、お互いに知らなかったのに)、それでみんなで切符を買って、帰りは当然のようにみんなで帰りました。もちろん、会えてうれしかったです!
(茨城県 女性)
音信不通の友人に再会することができた体験談
20歳の頃、海外旅行へ初めて行きました。初めての海外旅行先は韓国でした。
韓国を選んだのは、韓国ドラマにハマっていてロケ地を回りたいと思っていたのと、もう一つは、小学校の頃に韓国に転校してしまった友人に会えるチャンスがあるかもしれないと思ったからです。
その友人とは本当に仲が良かったのですが、月日がたつと手紙のやり取りも減っていき、何年も音信不通になっていました。それなのに、海外旅行を韓国に決めた際、何故か会えるかもしれないという漠然とした思いがありました。
3泊4日の旅行で、観光地やグルメ、買い物と充実してあっという間に時間が過ぎていきました。
旅行最終日にふと立ち寄った服屋でこちらをじっと見ている女性の店員がいました。
視線を感じ、そちらを見ると会えるかもしれないと思っていた友人でした。驚いて声が出ないでいると友人から駆け寄ってきてくれました。
もしこの店に立ち寄らなければこれからも会えることがなかったと思うと色んな偶然に感謝でいっぱいになりました。
旅行最終日だったのと友人も仕事中ということもあり、ゆっくり話をできなかったのですが、連絡先を交換し今でも連絡を取り合っています。本当に不思議な体験でした。
(香川県 女性)