憑依されていると指摘された体験
あれは忘れもしません、2014年9月の出来事でした。当時私は足の怪我の平癒のために友人と神社にお参りに行きました。お参りも終わり友人との食事から帰った夜に、急に激しい嘔吐めまいが始まりました。
次の日も非常に体調が悪く滅多なことでは仕事を休まないのですが、とても仕事に行ける状況ではありません。病院に行っても原因が分からず、気づけば体調不良のまま1ヶ月以上が経過していました。1ヶ月で7キロほど体重が落ち、気がつけば「消えたい」「なんで生きてるの?」と家族にネガティブな言葉を訴えるようになっていたのです。
ある日に気分転換に友人が経営している服屋に立ち寄ったところ、私の様子をみた別のお客さんが私の友人である店員にこう言ったそうです。「あの子いますぐにでも、お祓いに行ったほうがいい。あれは完全に取り憑かれてる。」と。友人にそう伝えられても私はお祓いに行く気力が湧かなかったのです。
その頃の体調は脱力感とめまい、頭痛、眼痛ととにかく首の後ろが痛く首をそらすことが全く出来なかったのです。
後から知ったのですが霊は肩や首のあたりから侵入するそうなのです。その後どうしてもこの苦痛を取りたくて藁にもすがる思いで、自律神経整体に通うことにしました。その整体はほとんど手で触れることなく気功のような施術を行っており、非常に半信半疑に感じましたが、その整体師さんが私にこう言ったのです。「霊は信じますか?信じてないなら聞き流してくださって結構です。しかしあなたに動物と龍の霊が見えます。龍の霊と言っても実態はとても低級なのでこんな悪さをするのです。おそらく今日で少しは楽になるはずです。」その言葉通り施術を受けた日を境に私の身体は体調を崩す前の状態にどんどん戻って行ったのです。
あの体調を崩した日から年を越してすでに5ヶ月近く経っていたように記憶しています。気がつけば体重も12キロ落ち仕事もロクに行けない、生きる希望すら失いかけていた私でしたがあの整体を受けたことで今も元気に生きています。
特にお祓いを受けたりはしませんでしたが、整体ではこういう施術をすることで霊が出て行くことがある、取り憑く相手を変えるということがあるそうです。私の経験が本当に霊によるものなのかは分かりません。でも今まで生きてきた中であの時期が本当に命を断ちたいと思うほどの苦痛の日々でした。二度とあんな経験はしたくありません。
(香川県 女性)
亡くなった人への執着からの憑依
愛知県で体験した心霊現象をお話します。2019年の2月のある日のこと、久しぶりに女友達と二人で遊びに出かけることになりました。
当日の朝、わたしは仏壇に「神さま、ご先祖様。どうか、わたしをお護りください」とお参りをしました。それは、身につけていたモリオンのブレスレットが「出かける前に、お参りをした方がいい。お主の命に関わるかも知れぬ。護ってもらえるように、お参りをしてから出かけるのじゃ」と脳裏に語りかけてきたからです。アメジストのブレスレットも「僕とおじいちゃん(モリオン)を連れていきなよ。必ず君を守るから」と同じように語りかけてきました。
この地点で、すでに不思議な話なのですが、なぜか怖いとは全く思いませんでした。それから、わたしの運転で友人とドライブしている時のこと。友人が「わたし、癌で友達を亡くしてて、その女の子のことを悔やんでいるの。あの時、いじめられていたのを助けられなかったから」と言った瞬間、ザワザワザワ!と、嫌な空気が流れ始めたのです。
わたしは「後悔したら亡くなった女の子がかわいそうだよ。だから、自分を責めないで」と言ったのですが、友人は「大丈夫。もう忘れたし、今は幸せだから!」と言い放ったのです。その瞬間、ザワザワザワ!と嫌な空気が、わたしの胸を締めつけてきました。まるで、その亡くなった女の子が「わたしを、この世に縛りつけておいて、自分だけ幸せになろうとするなんて!許せない!」と言っているような気がしました。
わたしは「ねえ、その女の子の幸せを願ってあげてよ」と訴えましたが、友人は「わたしが幸せなら、それでいいじゃん。もう忘れたし」と言ったのです。それから、友人は憑依されたように、とても攻撃的な態度をとりました。
運転手に向かって色々と口出しをするようになったのです。そして、わたしの目の前に腕を伸ばしてきて、「早く右に行って!右!」その瞬間、わたしは驚いて右にハンドルを切って……後ろからやってきた車と衝突事故を起こしました。しかし、奇跡的に全員無傷で、車も乗って帰られる程度の傷で済みました。これは、幽霊が悪いわけではありません。なぜなら、「あんなつもりじゃなかったの。ごめんなさい」と、わたしに謝りに来てくれたからです。
本当に酷いのは身勝手な人間です。成仏出来ないのは、生きている人間の悲しみに囚われているためなのですから。
(女性)
生霊に憑依された
私が、幽霊に取り憑かれたのは5年ほど前の話です。
私は高校を卒業後、知り合いとルームシェアをして仕事に行っていました。その知り合いは、高校の時の同級生ですが、特別、仲が良かった訳ではなく、なぜ、ルームシェアし、同じ職場に行くことになったのかは、覚えておりません。家賃が安くなるならいいかな。という感だったのかな、と思います。
その子は変わった子でしたが、何故そう思うのかは不明でした。ですが、早く仕事に慣れないとと焦っておりましたので、深くは考えておりませんでした。
何ヶ月後、その子は先輩に恋をしたようでしたが、私はその先輩にちょっかいを出されており、大変迷惑でしたし、気持ち悪く、やめてほしかったのですが、その子からすると、私がその先輩にちょっかいを出していると思ったようで、嫌がらせ等があり、私は仕事をやめ、ルームシェア先も退去しました。
ですが、その後、実家に帰った後から妙な声や、寝ていてぱっと目を覚ますと白い足が見えたり、急に背中が痛くなったり、重くなったりがつづき、医療機関に行きましたが、異常なしつづき…。
そこで、霊は見えないが例の存在がわかる友達に状況を話、みてもらうと、生霊がついてると言われ、簡単なお祓いをして頂きました。
死んだ幽霊より、生霊の方がやばい。あんた、生霊つきやすいよ。と言われ、ゾッとしました。
(大分県 女性)
10年間の記憶があまり残っていない憑依体験
10歳の頃から10年間、霊に憑りつかれた事があります。場所は家の中でした。
その当時、学校で窃盗の冤罪に巻き込まれて、約3ヶ月以上、毎日教師から尋問を受けていました。今でいううつ病状態です。家の中で、どうやって冤罪から抜け出せばいいのか、を考えてたら、突然「やられたらやり返したらいい、それが無理ならこの世から消えてしまいたい」という悪い考えになったんです。
その考えが出た途端、何か自分に憑いた感じがしました。頭と肩が重くなり、生肉を食べるようになりました。何故かそれがたまらないのです。毎日カッターナイフを持ち歩きました。物事がうまくいかないのと、生きているのが嫌になる感覚になりました。20歳の時に、何か悪いものが憑いている、と見える人に言われたので、その場でお祓いを受けました。すると、頭と肩が軽くなりました。
その人から聞いた話ですが、私に憑いていたのは30代ぐらいの外人で、いじめや冤罪、母親の叱責に耐えきれなくて自ら命を絶った人、と聞きました。霊が取り憑いていた10年間の記憶のうち、約3分の1は抜けています。
(大阪府 男性)
心霊スポットで憑依されてしまった体験
私は17歳の頃からとある事情でひとり暮らしをしています。そうすると自由がかなり効き、家は友人達のたまり場となり毎晩遊びふけっている状態でした。
住んでいた場所はとても田舎で、遊びに出かける場所も無かったので頻繁に心霊スポットへ出かけていました。ある晩友人4人と山奥にある廃旅館に行った時の事です。その旅館で騒いでいたところ、急に髪の毛をグイッと引っ張られました。後ろには誰もいません。あまりの恐怖に私は押し黙ってしまい、友人たちに言う勇気も出なかった程です。
ほかの友人たちも声が聞こえたと言い出したり、帰りの車では4人中3人が吐き気を訴え道中のコンビニでダウンするほどでした。そのような事があってからというもの、恐らく幽霊に取りつかれてしまったのでしょう。
一緒に行った友人の一人は、あの日以来部屋にある姿見に黒い人間が映り自分を直視してくるのだと騒ぎだしました。もう一人の友人は翌日治まっていた病気が再発し緊急手術を受けました。そんなわけで皆お祓いに行ったりして事態は収まっていたのですが私だけどうしてもお祓いというものを信じることが出来ずお祓いには行きませんでした。
それからというもの毎晩心霊現象に悩まされました。ラップ音は当然のようにずっと鳴るようになって、更に朝起きると腕に二重の腕輪のようなあざが出来ていたため写真を撮ると落武者のような顔が写ったり、部屋で写真を撮ると大きく口を開けた女が窓の外に映り込んでいたり、外から自分の部屋を見てみると誰かが立っていたり私の写真の足だけが消えていたり。電話をすれば低い声ノイズ音のようなものが混ざります。
毎日毎日苦しみ、幼馴染で幽霊が見えるという友人に見てもらったところ、お風呂に男性の霊が座ってて窓の外に女性の霊が立っている。赤子の霊もいる。気分が悪いと言われました。
びっくりしたのは同じ事を別の人にも言われた事がある為、本当なんだと思いました。
そのタイミングである日道を歩いていると子猫に出会いました。この子猫の目を見た瞬間強く、この子猫と私は離れられないと感じました。何を言ってるのか分からないと感じられるかもしれませんが、確かに強くそう思いました。その後考えをすぐ打消し、猫をスルーしたところ一緒にいた友人が何度もあの猫を連れて帰ろうと言うのです。しぶしぶつれて帰ったその日から心霊現象はピタッとやみました。不思議な事もあるものです。
(島根県 女性)