店が隠している女の子の霊
23-28才までキャバクラで勤務していました。そのキャバクラで1人でホール(待機室)にいた時です。
その日はお店も暇で女の子も居らず私だけ椅子にかけていました。その時急にゴン!という音とともに椅子がひとりでに下がりました。
(上下する椅子ありますよね)上に上がるのであればわかりますがあのレバーを押して人が乗らないと下がらない椅子がです。
いきなりで固まってしまいました。しかもその椅子は机に向いていたのにこちらを向いていたので余計に恐怖を感じました。
そのホールはどれだけ掃除が入ってもエアコンからは異臭がするし気味が悪かったので従業員に聞いてみました。
すると『いるよ』と言われました。
それは営業が終わり女の子はみんな帰ったあと(3-4時頃)のことで作業を終えた従業員が会計を行う場所で後ろ向きに立っている髪の長い女子を見て『なんだ、まだ誰かいたのか』と、気にせずに戸締まりを終えたあと『いや、おかしい会計のところは電気も消して真っ暗なのに何故ハッキリ女の子とわかるんだ?』となり再度みたら誰もおらず……。
何人も女の子の目撃情報があるそうです。
しかし変な噂が立たないように女の子には知らせていなかったそうです。
でも私がその話を聞いて1番怖かったのはその店舗で以前に何かあったのか、ひたすら幽霊として出てきている(お店の女の子という認識だったから)のにそれをあえて隠すところです。
(愛知県 女性)
背後から伸びる魔の手
以前私はキャバクラに勤めていました。当時20歳、キャバクラでの仕事が嫌いではなかった私はその日も楽しんで仕事をしていました。
指名で入店してくれたお客さんといつも通りお話をしていると、なんだか私の背後に気配がしました。ですが、後ろは通路になっており人が行き来するのは当たり前。気にする事なく話を続けます。
それでもまた左後ろに気配を感じます。何だかんだ気になってきました。
背後を振り返るも何もなく、いつも通りの光景です。なんだ、と思い仕事を続ける私。しばらくしてさっきの気配のことなんか忘れてしまった頃に、私の左後ろからさっと手が伸びてきました。あまりにもはっきりと見えたので、その時私は何も不思議に思うことはなく、「私のテーブルの何かを取りたいのかな?」と思っただけ、しかしよく考えてみるとおかしい。
結局何も取らずに去って行ったあの手は誰の手なのか、角度もなんとも不思議な角度から手が伸びてきた気がする。はっと思って右隣を見ると、さっきまで楽しそうな顔をしていたお客さんの顔が凍っている。「見えた?」と聞くと「見えた」と一言。
結局なんだかわからなかったけど、二人して見てはいけないものを見てしまった瞬間でした。
(東京都 女性)
開店準備中に起こった心霊現象
飲み屋で働いていた時の話です。お店がオープンするのが18時ごろなので、早出で出勤の時はお店のオープン準備の為17時ぐらいのお店に出勤します。
当時は2月の寒い冬の季節だったので17時にもなるともう外も暗くなります。
私はお店に到着し、シャッターを開けて中に入り、開店準備を始めました。お店のフロアに電気をつけて掃除をしてると何やらチラチラと視線を感じます。ん?オーナーがきたのかな?とも思いましたが、足音も聞こえませんし、あたりを見回しても誰もいません、気のせいかと思いまた掃除を再開しました。
そして、あらかた掃除が終わり次にトイレ掃除をしようと思い、薄暗いトイレの方へと向かいました。すると玄関の方から足音が聞こえたので誰かきたのかな?と思い玄関の方へ目を向けましたが誰もいません。
なんだか気味が悪いなと感じながらトイレ掃除を終えて、フロアに戻ろうとした時に、ファッと視界の先に白いワンピースが入りました。
私は何だったのかわからず急いで視界をフロアに向けましたがやはり誰もいません。
急に怖くなり、お店の音楽をつけようとした時にガラガラっと音がしてオーナーが到着しました。
やっと誰かがきてくれたと安堵し、オーナーに先ほどのワンピースのことや物音の話をしたところ「あ。そうだった。話してなかったけど、このお店女性の霊がたまに出るんだよ。」といわれ、背筋が凍りました。
(兵庫県 女性)
恨みが深い男性客の怨念
私が岡山に住んでいた頃、スナックの仕事をしていました。そのお店がある場所は、田舎ではありますが飲み屋街で有名なところで、その中の一つの雑居ビルにありました。
いつも通り出勤し、開店準備の為シャッターを開けようとしていた時の事でした。喧騒の中にあるにも関わらず入口裏からうめき声だけが鮮明に聞こえてきて、覗いてみると茶色い作業着のような服を着た男性がうずくまっていたのです。
しかし、幽霊を見慣れていた私は、それが生きている人間では無いと感じ、見なかったことにしてすぐにお店に逃げ込みました。
そして、仕事をしているとお客様を見送りに外に出る事になったので、先程のものはどうなったのかとそっと覗くともう姿は無かったので安心してお店に戻りました。
そして次の日、また開店前にそこに同じようにうずくまっている男性の姿を見つけ、また居なくなるといった事が数日続きました。
そんなある日、お客様が女の子を連れて来店されました。その後ろにいつもうずくまっている男性が憑いてきていたのです。
私は別のお客様を相手しながら横目で様子を見ていると、男性はずっと女の子の横に立ち、ジッと睨みつけていました。
お店にいる間は特に何かあるわけでもなく、ある程度楽しまれると男性と女の子は帰って行かれました。
その日以降もあの場所で男性の姿は見ましたが、半年ほどするとぷっつりと姿を見なくなりました。
後で聞いた話では、男性と来店した女の子はこのお店の裏にあるキャバクラで働いているとのことで、辞めて居なくなったとのことでした。もしかしたら騙されて自ら命を絶ってしまった元お客で、そのまま憑いていったのかなと…。
(兵庫県 女性)