私が初めて心霊現象で恐怖と思った時のお話です。高校生の頃の話ですが、いつも仲間4人で集まって遊んでいた公園がありました。
そこの公園は格別広い公園でもなく遊具なども少ない殺風景な公園だったのですがいつもお決まりの屋根付きベンチでお喋りしていました。
ところが、ある雨の日も何時のようにそのベンチにいたのですがいつもと違うことがいくつかありました。仲間の一人A子が親に携帯電話を没収されていて持っていなかったのです。
そしてそんな事も交えて会話していると、突然B子の携帯にメールの着信音が鳴りました。
B子は「あれA子からメールが来たよ?」と言ったのですが、もちろんA子は携帯がないので送れるわけもなく「携帯ないから」と。
しかしB子が確認したメールの内容は「あなたには見えているでしょ…」と書かれており、私も確認しました。
そこでA子の携帯は電源が入っているか電話をかけましたが電源が入っていません、しかしその間に二通目のメールが届きました。
「私はここにいるよ。」と電話をずっとしているのにずっとメールが届くの繰り返しに段々と怖くなっていき私は怖くて目をつぶると頭の中に映像が流れてきました。私の座っているベンチの裏側から女の人がこちらを睨んでいる映像が一瞬見えました。ちなみに当時の私は少しそういうのを感じやすい体質でした。
その時に同じく霊感の強いB子(メールが送られていた子)が苦しそうに息が吸えない状況になっていました。
どんどん怖くなってきましたがそこから動かないほうがいいと思いその場にとどまっていました。
段々と状況が落ち着いてきたころ苦しそうにしていたB子が近くに来て私に状況を教えてくれました。
それは「女の人がこちらを睨んでいるからその方向を見るな」と言う内容でした。
私は自分が見た映像が気になり話したところ特徴が一致してしまい更に恐怖に震なりました。
その後はB子の指示に従って公園を出るまでは絶対に後ろを振り向かないという言いつけを守りみんな無事に帰れました。
B子曰く、公園付近にいる地縛霊が私達が楽しそうにしているのを見て誰かに取り憑こうとしていた、と言っていました。また公園を出る時に振り向くなと言った理由は、女の霊のことを気にしていると勘違いされるため付いてきてしまう恐れがあるためだそうです。ちなみにB子の実家はお寺です。
今思うとこの時が私の一番霊感が強かった時と今までで一番怖いと思った体験です。
(東京都 女性)