介護職員が体験した不思議な話

☆【怖い話・実話】 介護施設のいわくつきの場所 体験談3選

利用者が嫌がる心霊現象が起こる部屋

私が現在勤務している介護施設は40年ほど前に建てられてもので、以前は認知症病棟をリフォームしたもので、現在でも脱出防止の雨戸や扉が使われないまま残っています。またリフォームされなかった部屋も3部屋残っており、職員の中でも幽霊が出るという噂の多い部屋です。

その中の一番奥にある部屋をショートで利用されている利用者さんが使うことになったのですが、部屋に入るなり「一人は嫌だから部屋を変えてください」と。

今までこのような事を言われたことがなかったので、寂しいのだろうということで、別の部屋を用意しようと思いましたが、その日は空いている部屋がないため、泊まってもらうことになりました。

その利用者さんも仕方ないといい。しぶしぶ了承してくださいました。

翌朝、利用者さんは「入口のところで男がこっちを見ていたんだ」「男がベッドの柵を持って揺らしてきて、怖く眠れなかった」と訴えてきました。

やはり何か嫌な感じのする部屋という場所はあるんだと思えた出来事でした。

(埼玉県 女性)

私が勤務していた怪奇現象が起こるキッチン

以前神奈川県の高齢者施設で勤務していた時の体験談で、そこの施設は、職員が利用者さんの食事を作るため、フロアに冷蔵庫やキッチンがありました。

その日、私は夜勤で21時頃、遅番勤務の職員と交代の申し送りを行っていました。すると、突然キッチンからガタガタという音が聞こえてきたので、見てみると唐突に鍋だけが露骨に揺れていたのです。

直ぐに引き出しを開けると、鍋の揺れはおさまり、また閉め直して、申し送りを続けようとすると今度はガタン!と鍋が落ちる音がしました。

その後夜勤中には冷蔵庫の物が勝手に落ちたりなどが起こりました。

それから別の日に他の職員と話していると、「(私)さんがいるときによく起こるよね」と言われ、どうやらこのような事が起きる時は私がいる時に起きているらしく、原因は不明です。

特に害もなくその後は仕事を続けていました。

(東京都 女性)

3ヵ月以内に亡くなってしまう不気味な部屋

これは高齢者施設の夜勤の時に体験した話です。

ここの施設で働きはじめ1年ほどが経ち、慣れてきた頃に感じた事がありました。施設内にはどんな方でも必ず3ヵ月以内に入居者さまが亡くなってしまう部屋がありました。

その部屋には、2ヵ月ほど前に元気だった高齢女性が入居しており、2ヵ月半経ったので、「大丈夫そうだね」と安心していました。しかしその方が3ヵ月を3日前に控えた日、私は夜勤でした。

いつものように業務をこなし、深夜3時に巡回に回って、その日はコールも鳴らない静かな夜勤でした。そして巡回していると小さく呻き声が聞こえてきたのです。驚いた私はその声のする部屋で急ぎました。するとあの部屋だったのです。

呼吸を整え、扉を開けようとしましたが、重くて全く開きません。なんとか少し開けてみると、中に寝ている入居者の女性の上に小さい影のようなものが見えました。そしてそのうち女の子のような姿が見え、入居者の女性の家に乗っかっていたのです。

びっくりした私は、必死に扉を開けようと思うのですが全く開きません、急いで別の職員を呼んできて、再び部屋の前に行くと、ドアは開き、入居者の女性は寝ておりました。

同僚にそのことを話すと大変驚いていました。

そして入居者様は部屋を移動させて、その後は異変もなく過ごされています。ただやはりあの部屋はあまりよくないという事になり、現在は物品を置いたり違う用途に使用しています。

(三重県 女性)

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