※この記事は心霊スポット体験談として紹介しているもので、探索を推奨しているものではありません。
心霊スポット探索は近隣住民に対する騒音、他グループとのトラブル、不法侵入、不法投棄、中には花火やタバコの不始末による火事などのトラブル、廃墟探索時の転落事故などがあり、大変危険です。Googleマップなどのストリートビューなどで楽しむ程度にしましょう。
二股隧道の怪
知人から聞いた話です。
ある夏にその方たちは2組のカップルの合計4人で心霊スポットへ行くことにしました。
場所は岐阜県にある有名な心霊スポットです。
それはインターネットでも簡単に検索に引っかかる山奥の二股隧道です。
現在はもちろん使われておらず、トンネル前までの道が悪く車は走れません。
行けるところまで車で移動しトンネルまでは歩いて向かいました。
10分ほど歩きトンネルに到着。
このトンネルは奥が行き止まりになっているため、その壁にタッチして帰るという度胸試しが目的でした。
トンネルの奥に進むともちろん明かりもなく懐中電灯を2人の男性がそれぞれ持って入りました。
しばらく進むと100mほどで奥の壁に到着し、特に何事もなく壁をタッチすることができました。
しかし、皆安心し帰ろうと振り返った瞬間。ふっと懐中電灯が消えました。
皆、驚き、突然のことに悲鳴を上げて入口の方に見える微かな月明りを目指して走りました。
何とかトンネルを脱出して、車まで到着すると異変に気が付きます。
4人いたメンバーのうち1人の女の子がいません。
慌てて周りを探します。
名前をいくら呼んでも返事がありません。
1人の男性がトンネルを探しに、残りのカップルが周りの山を散策しました。すると散策していた女の子が、山道の少しわきに山小屋を見つけました。
中からはごそごそ物音がします。
行方不明になった女の子の名前を呼びますが返事がありません。
恐る恐る山小屋を覗きました。
小屋の中は真っ暗ではじめは何も見えませんでしたが、ドアを開けた際の月明りでぼんやりと中が見えてきました。すると、行方不明になった女の子が俯いていたのです。
大丈夫!?と駆け寄ると、そこには別人のように恐ろしい形相でこっちを睨んでくる女の子がいました。
その後正気に戻った女の子を無理やり連れて帰ったといいます。
(愛知県 男性)