深夜ドライブ中に不気味な霊の気配と時間感覚がマヒした体験談
数年前、5月の連休中に淡路島で遭遇した体験です。当時付き合っていた彼女の実家が淡路島の南の方にあり、その日は神戸で遊んだ帰りに実家まで送り届ける予定でした。神戸で遅くまで遊んでいたので、彼女の実家に到着するのは深夜を過ぎます。
市街地を抜けて山間部を通るルートだったのですが、昼間でも対向車はあまりなく閑散としたエリアでした。何度か通ったことがあるルートだったので、深夜でも特に気にはせず運転しておりました。
彼女は疲れたのか途中から寝ており、もう少しで山間部を越えて海が見える辺りに差し掛かった頃、急に寒くなってきました。
彼女がゆっくりと起き小声で「出来るだけ早く山を降りて」と言いました。 寒くなってきたし、トイレにでも行きたくなったのかなぁと軽い感じで思っていましたが、「後ろは絶対見ないで!」と珍しく強い口調で言うので、何事?と思って彼女を見ると真っ青でガタガタと震えていました。
僕も自覚していませんでしたが、同じくらいにガタガタと震えてしました。彼女の実家までの3kmほどを震える中運転をして、何とか到着できました。
到着して、慌てて車から降りた時、既に外は日の出時間になっており、そこにいた彼女のお祖母さんに「朝早くにどうしたん?」と言われて我に返ると震えも止まってました。
後から彼女に聞いたところ、たくさんの目が車の後ろに付いてきてたようです。 普段でしたら、神戸から彼女の実家まで、1時半もあれば到着するのですが、その日は5時間ほどかかっており、感覚的には数分だったのですが、実は数時間経過していたようです。
その日に彼女のお母さんから抹香をもらい、それ以来車に積んでいます。
(男性)
深夜ドライブで立ち寄ったダムで起こった心霊体験
今から15年ほど前の話。その日はドライブで、某田舎のダムに行きました。
夜中の12時を回っていたくらいだったと思います。 ダムについてとりあえず車を停め、一緒に来た人とお喋りをしていました。
そしたら、目の前を黒い影のようなものが、何度も横切るのが見えました。 最初は動物かなと思い気にしていなかったのですが、明らかに何度も影が横切るのが見えたのです。
その車を停めていた真ん前には、コンクリートの高い壁があり、車とコンクリートの間は数センチで人が通れるような隙間はなかったので、人が前を横切るってことは有り得ませんでした。それに、夜中の田舎のダムに人が歩いてる訳もなく、一体なんだろう・・・と思いながらも気づかぬ振りをし、お喋りを続けていました。
そしたら、今度は車の後ろのガラスに赤い光のようなものが、点滅したりするのが見えました。
赤い光は警戒色とテレビやっていたのを思い出し、これはさすがにまずいのではないかと思い、お喋りは中断、そそくさとその場を後にしました。
ちなみにそのダムは自殺した人が上がってきたりするので有名なダムです。
(岩手県 女性)
深夜ドライブ中に霊感の強い友人の怖い発言
よく仕事終わりに、同僚4~5人くらいで車でラーメンを食べに遠出することがありました。
そのうちに一人に霊感がとても強い人がいて、その人は会社に残業で一人で残っていると子供の走る足音が聞こえたり、ラップ音が聞こえたり、後ろに気配を感じたりするような人です。
みんなでドライブがてらお気に入りのラーメン屋に向かって車に乗り、いつもと違う道を通った時のことです。
二股に分かれた道が見てきたときにその人が「右はやめましょう」とちょっとクールに言いました。
少ししてまた「みんな絶対に右側は見ないでくださいね」とまたクールに言いました。
いつもは冗談を言い合うような車の中の雰囲気が少し冷たく感じた気がします。
私は怖くなって左側を見ていましたが、興味本位で右側を見た人は「うわっ!」「えっ!」と声を上げていました。
何があったのか聞いても、霊感が強い人が無理やり「なんでもないです」と返答を遮ったので私はわかりませんでしたが、何かとてもびっくりするくらいのことが起きていたようです。
それを見た人たちはその後気持ち悪くてラーメンはほとんど手付かずで、顔も青白く帰りの車の中でもずっと「気持ち悪い」とつぶやいておりました。
(福岡県 男性)
霊に狙われた車種
友達と旅行行くのにレンタカーを借りに行って夜に出発しました。
元々霊感があるので普段から色々な霊が見えてるのでそんなに怖いとかないのですが、名神高速に乗ってから上から誰かに見られてるなと感じてて、まぁ、高速だし事故もあるから仕方ないかと思って、サービスエリアに着いて車を降りた時にふと外から車を全体的に見ると、上半身だけの男の人が乗ってました。
えぇーと思って事故車なのかと納得して、ご飯食べて車に戻ると、体がフロントガラスのギリギリ見えるか見えないかまで移動してました。 友達は怖がりなので、言わないまま目的地まで運転してくれました。
その間ずっと私を睨む上半身の男の人。何か言いたいことあるの?と聞いても無言で睨むだけ。
だんだん腹たってきたので無視してたら、まだ犯人が捕まってないから、〇〇の方に行けと言い出して、私が行く目的地と反対方向なので無理と思って無視してると、お願いと言ってきたので、私には犯人が分からないし、何も出来ないと伝えると話しかけてこなくなりました。
旅行は楽しめたので良かったです。
レンタカーを返しに行って、お店の人に聞いてみると、確かに事故はあったけど、かなり前でこの車と同じ車種で廃車にしたと言ってました。
なのであの上半身の男の人は同じ車種を狙ってるのかと納得しました。
(大阪府 女性)
深夜ドライブで立ち寄った心霊ガソリンスタンド
私はドライブが趣味で山道を走ります。よく行く山道は、走り屋などと滅多に出くわさない静かな道にもかかわらず、二車線のそこそこ整備された道なのが気に入っていました。
ある夜にいつものようにその山道をドライブしたときのことでした。 ドライブ自体は順調で、満足いくまで流したあと、ガソリンスタンドに立ち寄ったのです。
そこはセルフサービスのガソリンスタンドなので、基本的に事務所に店員さんがひとりいるだけで、あとは誰もいませんし、その店員もほとんど外にいるのは見かけたこともありませんでした。
本当にいつもどおり給油していたんです。
風が生温かいとか、そういう変化は全く感じられません。給油メーターを見ながら、たくさん走ったなぁ、なんて呑気にしていました。
そんなとき、急にメーターが止まったんです。
終わったのかと思って車に乗り込んでエンジンをかけましたが、車のガソリンメーターは満杯になっていません。 そういえば、ガソリン代もいつもより安かったと思います。
1メーターくらいのことですが、私は満タンになっていないと気が済まない性分なので、もう一度給油することにしました。けれど、やっぱりガソリンが入らないのです。
店員を呼んでこようかと思っていると、ふと、給油口から後部座席に目がいきました。
薄暗い車内が目に入るのですが、その目の前で、ぺたり、と白い手形が窓につきました。もちろん、私のものではありません。
子どもの手のように小さかったのをよく覚えています。
私は驚いて声を上げました。子どもなんて車の中にも私の足元にもいません。 怖くて事務所へ走り、店員さんに今起きたことを話すと、彼は、ああ、と棚から塩の袋を出してきました。
よくあることなんですよ、と疲れた口ぶりで言うのです。そうして、私の車に塩をまいて手形を拭きとってくれました。
(女性)
深夜ドライブ中に見た道路を横切るおじさんの霊
友人と伊豆半島の135号線を夜中にドライブしていました。友達が運転で私は助手席、他の友達は後の席で眠っていました。
夜中の2時前という時間帯でしたので、助手席の私も前方に注意を払い走行していると、背中の丸まった細身のおじさんが信号も無いような道路を横切りました。
私はあわてて「おじさんだよ」と運転している友達に言いましたが友達も同じタイミングで気づいたのでしょう。すぐにブレーキがかかりました。深夜でほとんど車が走っていませんでしたが、その時ちょうど対向車線にバイクが走って来ており、同様におじさんに気づき停車しました。
自分達の車のライトと対向車線のバイクのライトで道路は大変明るく照らされたのですが、居たと思ったおじさんの姿は見えません。
消えてしまったのです。
車内は一瞬沈黙の状態となり、私は恐る恐る「今おじさん渡ったよね?」と運転席の友達に尋ねました。
友達も「いたいた、背中の丸まった細身のおじさん。ジャンパー着てたよね?」と‥‥。そう、同じモノが見えていたのです。
対向車線のバイクの方も見えていたのだと思います。
誰も居ないことを確認し車を走らせると対向車線のバイクも走り出しました。
おじさんが渡った先は崖で崖下に海が広がっているだけです。
渡る意味のない道路でした。見てしまったのだと思いました。
(神奈川県 女性)