サーフィンの最中に沖に流され危険な目に遭ってしまった体験
私が体験した九死に一生の体験をしたのは今から約10年ほど前のことです。当時サーフィンに夢中になっていた私は波のいいポイントがあればどこでも海に入るような浅はかな行動をとっていました。
その時も前日から台風で海が荒れていたのですが、波が大きいと思い、出かけてしまいました。
案の定日本海には珍しく大きな波が来ていて、うれしくなりすぐに海に入りました。周りには誰もいないポイントで逆に喜んでいました。離岸流にのり沖まででた私は時間も忘れサーフィンに夢中になっていました。
気がつくと入ったポイントからだいぶ流されていて、自分の車が遠くに見えるほど沖にも横にも流されていました。
その事態に焦りを感じ、岸に戻ろうとするのですが一向に進まず沖へ流される一方。
このままではやばいと思いましたが助けを呼ぶような人影もありませんでした。
そのときその日一番の大きな波が現れたので、無我夢中でパドリングしました。
波に乗れなくても波に飲まれれば岸に近づくと思ったからです。案の定波には乗れませんでしたが飲まれることに成功。
上下はわからなくなり体がぐるぐる洗濯機の中にあるような状態。このままどこかにぶつかったら死ぬだろうという感じでした。
どれほどもまれていたかわかりませんが、海面に浮きあがってきたときにはすぐそこが岸でした。あの時はほんとに助かったと胸をなでおろしました。
(新潟県 男性)
サーフィン初心でいきなり危険な目に遭った体験談
これはつい1週間前のことである。もともと私は泳ぎが得意ではなく、高校1年生の水泳の授業から7年間海やプールで泳いでこなかった。
社会人2年目になった今年、会社の先輩にサ-フィンに誘われた。最初はあまり乗り気ではなかったが、泳げなくても大丈夫。1から教えてあげると諭され、先輩との付き合いを無碍にできないと考えた私は、意を決して千葉県の九十九里浜海岸へサーフィンへ向かった。
当日波は比較的穏やかで、初心者には適した状況であった。
7年ぶりの海にとても不安であり、足がつかないところでは溺れてしまうのではないかと不安であった。しかし、ウェットスーツを着て海に入ったため浮くことができた。それで舞い上がってしまったのかもしれない。
前半は浅瀬で先輩につきっきりで教えてもらった。
休憩をはさんで後半、先輩は経験者であるため沖まで出てサーフィンを楽しんでいた。そこで私も沖に行ってみようとサーフィンのボードを漕ぎ進んだ。しかし、この時波が高くなり、流れが速くなっていたことに私は気づかなかった。
先輩がいる地点に行く前にどんどん流されていたのである。
当然私は泳ぎが得意ではない。いくら泳いでも波に負け、元の場所に戻ることができなかった。
その時偶然消波ブロックまであと少しのところまでたどり着いた。
私は必死にブロックにしがみつき登ることができたため、九死に一生を得た。登った際、足の裏を切り、病院で縫ってもらったが、大きなけがはなく済んだ。
海は常に危険が潜んでいる。自分の能力を過信すべきではないと思い知らされた。
(神奈川県 男性)