岡山県某市 少年自然の家で起こった心霊現象
ソレは40年位前。岡山県の少年自然の家でした。塾の強化合宿という名目の交流会みたいなもので、午前中ちょこっとだけ勉強して後は遊ぶような感じでした。そして事件?が起こったのは夜10時以降だった気がします。
夜寝る前、皆でおしゃべりに花を咲かせていました。そろそろ寝ないと怒られるかも?と言いつつもみんなはしゃいでおり、布団に入ってもクスクスと笑い合い、ぼそぼそとおしゃべりをしていたのですが、ふと外が騒がしい。
なんだろうね?と様子を見ようとドアから外を伺うと、廊下には人だかり。
何かあったの?と近くの人に聞いてみると、なんか2部屋くらい隣の部屋の「ドアが勝手に開く」のだとか。ちゃんとドアを閉めても、カチャっと音がして勝手に開くらしい。
それはドアノブに鍵がついていて捻って施錠するタイプで、外からは鍵がないと開けられず中からは鍵を捻って開けるタイプのドアノブなのですが、外からも中からも誰もドアノブに触っていないのに鍵を掛けても自然にドアが開いてしまうらしい。
塾の先生が必死に部屋に帰りなさい!寝なさい!と声を上げていますが騒ぎと野次馬は増えるばかり。
そのとき誰かのキャー!という悲鳴が聞こえたと思ったらそのドアがキィーーと音を立てて開いていく。周りでも悲鳴がいくつか上がっていた記憶があります。
私もドアが開いたところをよく見ようとして見た、と思います。思いますというのは、記憶が曖昧になっていたからで、その原因が【ドアのところに人っぽい輪郭をした透明のナニカが見えたから…。】顔だとか髪型だとかそういうのは全然わからないのですが、空気の濃淡というか人っぽい輪郭が見えたのです。
その瞬間部屋に走り帰って布団に潜り込みました。怖くて怖くて布団の中で丸くなって震えていたと思います。
誰かに何かを話しかけられた気もしますが自分がどうしたかは覚えてないです。気が付いたらそのまま寝ていて朝でした。
その後は、おねしょをして自殺した子の幽霊だとかまことしやかに囁かれて、お祓いをしたとかなんとか…。
その1年後か2年後に学校の行事で同じ所へ行くことになって怖かったですが、例の部屋にならなくてちょっとほっとしました。
その際は夜に騒動が起きることもなく、何事もなくてすごくほっとしました。それ以降、何かあるかなと思っても「よく見る」ようにはしないように気を付けてます。
(女性)