バッタ霊の来襲
私が小学生の時の体験談です。
電気を消し布団に入って眠ろうすると、布団の側から「カサカサ....」という小さな音と気配がしました。なんだろうと思い、目を開けると、暗がりですが布団の上にバッタの大群がいたのです。
私は驚きのあまり飛び起き、母の元へ行き、布団にバッタはいると伝えました。母も驚いたのですが、一緒に確認をしにきてくれたのですが、明かりをつけるともちろんそこには何もいませんでした。
結局私が寝ぼけていたのだろう、ということになり再び眠りにつこうとしましたが、また布団の上に何かがいるのです。薄く目を開けるとやはりバッタの大群が......。
その日は恐怖の夜を過ごし、「早く朝になってくれ.....!」そう思いながら、気持ち悪さと恐怖で汗まみれになりながら一晩を過ごしました。
朝を迎えると、布団には何もいませんでした。
あれは夢だったのか、と考え、外へ出ました。ふと家の前に停めてある私の自転車のタイヤを見てみると、バッタの死骸が張り付いていました。私はタイヤからバッタをぬぐい取り、その死骸を土に埋めました。それからは一度もバッタは現れていませんが、数日間は怖くて電気を消して寝ることができませんでした。
(女性)
何度も私の前に現れるてんとう虫
私が高校時代に体験した恐怖体験です。
当時私はてんとう虫を見たことがありませんでした。もちろん赤と黒のてんとう虫の存在は知っていましたが、黄色と黒のてんとう虫は知りませんでした。
そんな黄色と黒のてんとう虫が学校の机の中に入っていたのです。虫が苦手だった私はティッシュで潰して捨ててしまいました。
その後学校に登校するため自転車に乗っていたら黄色と黒のてんとう虫がタイヤの近くにいたのでそのままタイヤで潰してしまいました。
そして下校時、自転車置き場に行くとたくさん自転車がある中、私の自転車にだけ黄色と黒のてんとう虫が3匹も付いていました。友人に払ってもらい帰宅しましたが、今度は自宅の机に黄色と黒のてんとう虫がいました。
てんとう虫の呪いなのでしょうか?。わかりませんが言えることは私の家の周辺ではてんとう虫は見たことがなかったということです。
それからてんとう虫がものすごく苦手になってしまいました。次は生きたまま外へ逃がしてあげようかと思います。
もしも虫に意思があったらと考えると恐ろしくなります。
(東京都 女性)
生き物に変身している亡くなった父
14年前に父を病気で亡くしました。まだ60歳、これから老後を楽しむ矢先でした。働き者で誰にでも優しい父は近所でも頼られる存在でした。休みの日は疲れていたはずなのにドライブや釣り、レストランなどいろいろな所に連れていってくれたり、遊んでくれました。
普段は忙しくてなかなかお墓参りに行けませんが、息子を連れてなるべく出かけるようにしています。父は孫である私の息子の一歳の誕生日の前に亡くなってしまい、心残りだったと思います。お墓に行くと不思議な事に必ず何かの生き物が出迎えてくれます。
アマガエルが私達をじっと見つめていたり、大きな鬼ヤンマがとまっていたりします。息子が「おー、じーじは今日はてんとう虫に変身してるよ」なんて楽しそうに話します。
私は私で墓石の陰から父が優しい眼差しで見ている気配をいつも感じています。
もうひとつ不思議なのはここに来るとお線香に火がなかなか着かないのです。出がけに墓参り用のライターのチェックをしてから行くのですが、お墓の前で物凄く時間がかかってしまいます。夏は汗だくて服がびしょびしょです。きっと父が「ゆっくりしていきなさい」と私達を引き留めてくれているんだと思ってちょっと嬉しくなります。
(千葉県 女性)
死者と蝶
私が住む地方に限らないかもしれませんが、この地方には「死者は蝶に姿を変えて生者に会いに来る」という言い伝えを聞いたことがあります。小さい頃は迷信だと考えて、全然信じていなかったのですが、最近になってもしかしたら本当なのかもしれない、と思いようになりました。というのも、季節や地方を問わず、お墓参りや不幸事の際、私は必ず蝶を見かけるからです。
それは私だけ見えているのではないため、幻覚ではありません。蝶は葬儀やお墓参りの時は、参列者の間を飛んで、終わることにはいなくなっています。
いつくらいからかはわかりませんが、毎回のように見かけます。私は霊感のようなものはありませんが、あれはきっと、亡くなられた人の魂が会いに来ているのではないかと考えるようになりました。
知人や親戚の葬儀でも見かけます。大抵はアゲハ蝶か紋白蝶です。
見かけるたびにうれしいような寂しいような気持になります。そして、どうか迷うことなく、行くべき場所へ行ってくれるように願っています。
(青森県 女性)
緑色の蝶々
長野県の山奥に里帰りしていたときの話です。
その日は、暑い日でしたが、なぜか朝から雨が降ったり止んだりを繰り返していて、暑い割には室内は過ごしやすい日でした。今思うと、小さな不思議な現象が度々起きていた気がします。
いつもは、決まった時間に配達にくる人が来なかったり、隣に住んでいるケチで有名なご夫婦が、たくさんの野菜や果物をくれたり、近所に住み着いていたネコが、その日は、姿を見せなかったりと、いつもとは違う雰囲気があちこちでみられました。
朝から家の仕事をしていたとき、1匹の蝶々が部屋に入り込んできました。
あまりみたことのない緑色のきれいな蝶々でした。
当時、虫が苦手だったため、すぐに外に追いやりました。しかし、すぐにまた部屋に入ってきたので、別の部屋に移動しました。
それから、他の用事か何かで外出しました。夜、その蝶々のことも忘れてその部屋に入ったところ、床や壁が緑色に染まっていました。その光景に驚いて、部屋を出ました。すると、家の留守番電話が動き、母方のおばあちゃんが亡くなったとの連絡でした。慌ててあの部屋に戻ると、真っ白い壁の普通の部屋に戻っていました。何かおばあちゃんが想いを伝えたかったのかと、不思議な気持ちになりました。
(東京都 女性)
派手な虫がまとわり付いてきた心霊体験
私が小さいころ、家族と一緒に川遊びに行った時の話です。
川に行けば、もちろんその辺りには虫などが飛んでいるわけですが、何だか変わった模様の虫が祖父の周りをグルグル回っていました。
祖父は「変わった虫だな。名前がわからない」と言って追い払おうとしましたが、その虫は離れてくれません。
そこで父と母も一緒になって、その虫を追い払いました。
夕方まで川辺で遊んだ後、帰宅したのですが、1時間もしないうちに1本の電話が入りました。
なんと、母の弟の奥さんである叔母さんが、突然亡くなったという知らせでした
よく思い出してみると、さきほどの虫の柄が、派手なファッションが好きだった叔母さんの洋服ととてもよく似た模様でした。叔母さんの性格は少し口うるさいところがありましたが、自分があの世に行く前に、私たちの前に来てあいさつをしてくれたのだろうと思いました。そのことに気付いた祖父は、「あのとき、追い払って悪かったな。そうだと気付いていたら......」と少し悔しそうにしておりました。
その出来事があってからは、私の家族は、変わった虫が近くにいたら気を付けるようにしています。
(栃木県 女性)
付いてくるカメムシ 不思議体験
学生時代の体験談です。
部活の夏季合宿のため佐賀にある施設に行った時の事でした。そこは山の中にあり、自然があふれる場所で、虫はもちろん野生の動物も数多く生息しているような場所でした。施設には体育館も併設されていたので、窓も扉も開けて練習に励んでおりました。
練習の合間に休憩していると、1匹のカメムシが飛んできました。私の足元に止まったことに気が付いたので、臭いのもイヤで避けて座り直しました。すると、カメムシが私の方に向かって近づいてきたのです。1度くらいならば偶然だと思うのですが、何度避けても私の方に向かってきました。
友達もそれを見ており爆笑され、私も面白くて笑っていたのですが、あまりにもしつこいので少し不思議な気持ちになりました。
再び練習を再開してからも何となくカメムシが気になる一日でした。
実は合宿の半年前に祖父を亡くしていたのですが、田舎の祖父の家に遊びに行った時のことを思い出しました。祖父の家でスイカを食べていた時にカメムシが飛んできたので、祖父に追い払って欲しいとお願いしたことがありました。すると祖父はカメムシにも命があること、自然と共存することの大切さを聞かせてくれました。それから、家の中に虫がいても退治しないように外に逃がすようにしていました。
もしかしたら、あの時のカメムシは祖父だったのかもしれない、会いに来てくれたのかもしれない涙があふれました。
(女性)
管理人:この虫の話を聞き、霊と虫の結びつきに関しては管理人も1度だけ経験しているのでお話したいと思います。
まとわりつく黒い虫の塊 不思議な話
今から15年以上前の話です。
場所は北海道旭川市の住宅街にある公園です。
私と友人(Aさん)ともう一人の友人(Bさん)の3人で公園の中で会話していました。そして突然、Aさんの頭上15㎝ほど上に小さな虫の大群が集まってきたのです。まるで黒い塊のようでした。
それに気付いたAさんは避けるように離れます。すると虫の塊も一緒に移動して付いていくのです。また避けると付いてきます。それもしっかり頭上15㎝をキープしたままです。
私はその珍しい光景を見て笑いっぱなしになってしまいました。
その時、もう一人のBさんが冷静に家に入ろうと言ったので、一番近いAさんの家に行きました。
数か月後Bさんと二人で話をしていると、あの時の話題にになり、あの虫の話をしてくれました。
実はB君は霊感が強く、あの時いた虫の塊は良くない霊がいて、3人の中で一番近づきやすかったAさんをターゲットにした。そしてなぜ15㎝かというとAさんの強いオーラが頭上15㎝までで、それ以上はなかなか近づけずにいたと言いました。そしておそらく憑く機会をうかがっていたかもしれないと。
今現在でもBさんとは連絡を取ることがあり、会った時にはその時の話をすることもあります。