私が見た予知夢は飛行機に乗り遅れる夢でした。そのとき私は東南アジアに行く予定があるのですが、まさかその飛行機に乗り遅れるということなのか?と焦りました。飛行機に乗り遅れる夢を2回も見てしまいました。1回目はパスポートを忘れてカウンターに止められる夢。2回目は寝坊して飛行機の搭乗時間に間に合わないというパターンでした。2回も見るのはなにかあるに違いない、と警戒しました。それは旅行の先行きが不安なのか、飛行機に問題があるのか、この夢だけでは判断できませんでした。でも旅行は10日間にも及ぶ長いものでしたので、キャンセルは出来ませんでした。行くしか無かったのです。そして出発前夜になり、明日の集合時間の確認をしました。朝の7時30分に集合。これだけでも寝坊して乗り遅れる可能性が高くなってきました。私の頭の中にはあの予知夢が現実になるのではないか、と不安になりました。かくなる上は、最終的手段として親に明日は6時に起こして欲しいとお願いしました。親は快諾してくれ、ほっと胸をなでおろしたのは今も覚えています。そして私は準備をしていたのですが、自分でも気づかぬままに寝てしまったのです、準備を終えていないのにそのままにして。そして私は目覚めました。朝の7時30分に。目眩がしました。この時間には空港のあの場所で集合しないといけないのに、私はまだ家にいる!LINEにはたくさんの着信が来ていました。これは予知夢と同じ光景でした。でも私は諦めませんでした。荷物を一旦まとめて全速力で空港に向かいました。向かう電車の中で友人から「もう君のチケットは確保出来ないとのこと。時間を過ぎてしまったようです。先に行きますごめんなさい」とメッセージが来ました。私は乗り遅れてしまったのです、この時点で。私は次の飛行機を探す作業に入りました。でも何故かわからないのですが私はここで諦めたくないと思い、駅を降りてダッシュで自分が乗る予定だった飛行機のカウンターに向かい、お話をしました。カウンターの受付の方には怪訝な顔をされたのですが、ギリギリ出発15分前にチケットをもらい、そのまま駆け出し、飛行機に乗れたのです。これは予知夢にないシーンでした。私は予知夢に打ち勝てたのです、予想外な展開でした。
(東京都 女性)