長野県某ホテルで深夜に遊ぶ子供の霊
これはある知人の職場で起こった話である。その知人は長野県の某リゾートにあるとあるリゾートホテルに勤めており、そのホテルで厨房のスタッフとして働いていた。
とある月末の深夜、地下1階にある事務所のパソコンで棚卸しの作業をしていると突然プルルルルと内線電話が鳴った。
通常ホテル内の内線からの電話の場合、ディスプレイに相手先の内線番号が表示され、どこからの電話か判断している。しかしその時は内線番号が表示されていなかったという。
そんな事は今までなく不審に思いつつも内線を取ると電話の先で子供の笑い声がした。すると直後、背後でバタバタと子供が走り去る音がしたという。
ゾッとし慌てて振り返ったがそこには誰もいなかったという。
深夜のホテル、しかも関係者しか入れない場所に子供がいるだろうか...。
また別のスタッフは深夜1時過ぎ、同じく地下1階にある大浴場の清掃に行く際、ふと背後から子供の声で「ねえ」と声を掛けられた。
こんな時間にお客様の子供か...?と不思議に思いつつ振り返るとそこには誰も居なかったという。
そのリゾートホテルの地下1階エリアに子供の霊がいるというのは、スタッフ間では有名な話だそうだ。
(長野県 女性)
北海道の某ホテルで宿泊者の背後に立つ女の霊
北海道のとあるホテルで働いていたときの話です。防犯の事もあり夜はいつも2人での作業でした。その日は、閑散期ということもありすごく静かな1日でした。
暇だったということもあり作業は順調に進み午前1時半頃。もう一人のフロント係が休憩に入ろうとしたその時。ウィーンと音を立て自動ドアの空く音が…。
お客様がいらっしゃったと思い目を向けると誰もいないのです。ただ、自動ドアが開くだけであれば、何かの影に反応したとも考えられるのですが今回開いたのは二重になっている内側の扉。しかも雪の降っていない冬の夜です。
虫や何が入ってきたとも考えられず、その時は一緒に入っていたフロント係と顔を見合せ、やだねぇと話すだけでした。
そして、もう一人が休憩に入り少しした頃でしょうか。私は、事務所の中で締めの作業を行っていました。
作業中、目の端にちらっと光るものが見えました。それは、防犯カメラに映ったエレベーターでした。
ライトが点き上へと上っていくエレベーター。それ自体は、不思議な事ではなく夜中に喉が乾いて1階の自動販売機に降りてくるお客様もいらっしゃいます。
しかし、今回は違いました。
上がっては下りてくるのを何度か繰り返してはいるのですが一向に人の気配がありません。
その時の私は気持ち悪いなと思いつつもこれくらいなら日常茶飯事だったため気にもとめていませんでした。
午前2時過ぎ。そろそろもう一人が戻ってくると言うときに私は、喉が乾き自動販売機で飲み物を買うことにしました。
事務所から出て自動販売機へいくためにエレベーターの前を通ろうとしたとき。チーンとエレベーターの音がなりました。
うわっと思ったのですがお客様が乗っていれば挨拶をしなければなりません。
私は、一旦止まりエレベーターを覗きました。
するとそこにはスーツを着た男の人と白いワンピースの女性が乗っていました。
人が乗っていたことにほっとして挨拶を済ませるとそのまま自動販売機へ。
男性も自動販売機に用があったらしく飲み物を買っていました。
しかし、一向に女性が出て来ません。
何かあったのかとエレベーターに向かうとそこには誰もいませんでした。
その後もそこに乗っていた女性を見ることはありませんでした。
そういえば今考えると虫も飛ばないような冬にワンピースの時点で不思議に思うべきだったのかもしれません。そんな、いろいろなことがたくさんの起きた1日のお話でした。
(北海道 女性)
ホテルの噂のある場所 怪奇現象
私が高校卒業後、初めて勤めたレジャーホテルで体験した話です。
入社して直ぐに打ち解けあった同い年の同僚2人と、直属の上司に当たる男性社員、同じ部署の3歳年上の先輩2人で顔合わせをした時、最初こそ楽しく話していたものの、お酒が入った先輩が「このホテルにまつわる噂」について話を振り出しました。
先輩は上司によって口止めされてしまい、その噂についてその場で深く聞くことが出来ませんでした。
その後、入社から3ヶ月経った頃、私自身もフロント受付業務を覚えてきたということで、パーティーや宴会席での接客業務に部署移動となり、業務に慣れてきてからというもの、早番のシフト以外に遅番のシフトも入るようになりました。
その日は遅番のシフトで、同い年の同僚3人と先輩1人というメンバーで、次の日の宴会席準備として、私と同僚1人は6階の倉庫から足りない椅子を持ってくるよう指示を出されました。
社員専用のエレベーターを使い、6階の角部屋倉庫に行ったのですが、廊下も倉庫内も薄暗く、妙にカビ臭さと湿った空気をはっきりと感じたのです。
椅子を持ってエレベーターで帰ろうとした時でした。倉庫内から突然コロコロと音が…。
振り向くと、お酒を運ぶ台車が勝手に動いていたのでした。後々先輩から聞いた話ですが、昔宴会席で働いていた社員が倉庫内で業務中に不慮の事故に遭ったという話です。
(静岡県 女性)
東京都某ホテルの心霊現象が多発する客室
以前東京の観光地にあるホステルで働いていた時のことです。
そのホステルは以前までラブホテルであった建物を改装して利用していたものです。ラブホテルといえば心霊現象の話をよく聞くのですが、当該ホステルも例外ではなく私が入社してまもなく他のスタッフからいろいろと噂を聞きました。というのも私が働いていたホステルは比較的大きな作りになっており、全部で130人前後が収容できました。そのためホステルではございますがその殆どの部屋が家族向けの大部屋でした。
噂というのは其のうちの一つの部屋が不気味だということです。
以前宿泊したお客様の中でチェックインしたはいいものの「ここにはいられない」と言って出ていく方が一人とは言わずにいたそうです。
私自身も掃除のチェックなどで各部屋を見回ることもあるのですが、唯一その部屋だけはどんよりした空気のせいであまり長いせずにパッパと終わらせていました。
当時はシフト制なので月に2回ほど夜勤の勤務があるのですが、ある日夜勤が明けて朝7時くらいにその不気味な部屋に泊まっていた外国人家族が慌てた様子でフロントに降りてきて父親が私に「子供が一晩中泣きわめくので部屋を変えてほしい」と言ってきました。そのお子さんにどうしたのか聞いてみると「There are many many people.(たくさん人がいる!)」と返ってきました。
(男性)
東京都某ホテルの不気味な気配が漂うフロント
私が以前、東京都内のホテルで夜勤バイトをしていた時の体験談です。
夜勤はシフト制で2名で、交代で仮眠をと取っていました。
その日は私が先に仮眠で、フロントに戻り、もう1人と交代しました。
全客室も満室で、遅れチェックアウトしているお客さんもいないので、大きな問題もなく比較的穏やかな夜勤勤務になっていました。
フロント裏で一人事務作業をでぃていると、フロントから置きベルが鳴り、私はフロントへ向かいます。すると、そこには誰もおらず、静かなロビーに空調の音だけが響いている状態でした。
気のせいか…と思い、館内の監視カメラのモニターに目をやると、2台あるうちの1台のエレベーターがフロントのある1階へ向かっているのがわかりました。もちろんエレベーター内は無人です……。
フロント階では押した形跡もないのです。
恐怖を感じてフロントへ出て確認すると、誰もいないのに、エレベーターのボタンが押されて点灯していました。
私は恐怖のあまり、慌ててオフィスへ戻り、同僚の戻りを震えながら待っていたのを覚えています。
(神奈川県 女性)
茨城県某ホテル 深夜のあの世からの来客
私は数か月前まで茨城のビジネスホテルで夜勤のバイトをしていました。
仕事内容はチェックインチェックアウトなどの接客や顧客情報をpcに入力するなどでした。
そのホテルではフロントの自動ドアが開くと「ぷー」とスタッフのみに聞こえるブザーがなるのでわかります。とある深夜、バックヤードでくつろいでいたところぷーと音がして自動ドアが開いたことがわかりました。
こんな時間に来客なんか珍しいなと思い表に出ても誰もいません。少し探しても誰もいないのでまた一休みすることにしました。しかし10分するとまたぷーと音がします。
気持ち悪いなと思った僕は自動ドアのスイッチを切り、念のため来客がわかる場所に座り暇をつぶしました。
するとまた10分後ぷーと音がするのです。
自動ドアのほうに目をやるとドアが開こうとガタガタ音をたてているのです。おかしい、スイッチを切っているのでセンサーもoffになってるはずなに。。。
自動ドアのスイッチを確認しようと目を向けた瞬間カチッと音がして勝手にonに切り替わりました。
鳥肌がぶわっと立ち込め入り口のほうを急いでみるとドアが開き、人が入ってきました。
その方は新聞配達の方でいつも通り新聞を置いて帰っていきましたがその背中におびただしいなにかを感じたのは気のせいではなかったと思います。
(茨城県 男性)