火葬場内をウロウロする魂
私は小さいころから霊感が強く、姿を見たりすることがあります。見る場所は葬儀場が多く、よくある話ではありますが、同じ火葬場で焼かれている方の霊がウロウロしている場に遭遇します。
また私の祖父が亡くなった時も祖母が亡くなった時も、待ち時間に焼かれている祖父母のところに行くと、明らかに参列者じゃない平服を着たおじさんやおばさんが立っていたり、ぼんやりと釜の前に立ってたりします。また親族控室に扉も開けずに入って行くところを目撃したこともあります。
きっと亡くなったご本人が親族の集まりに参加したいという気持ちがそうさせているのかなと思いますが、一度知らないおじいさんに、「中は暑いのにここは寒いねぇ」と話かけられて、どうすればいいのか困ったことがあります。その時は冬だったので、「寒いのは仕方ないですよね」と返したら、笑って消えてしまいました。
あれはどう答えるのが正解だったのでしょうか?当時まだ高校生だったので、あまり気の利いたことが思い浮かばずに失礼してしまったと今でも時々思い出して後悔しています。私がこの世で最後に喋る相手じゃなかったらいいのですが…。
(北海道 女性)
火葬場に行くと起こってしまう心霊現象
初めて体験したものは、約10年前に義兄の祖父が亡くなって火葬場から帰ってきた時のことです。それまでは何事もなく普通に元気だったのですが、火葬場から帰ってから急激に体調が崩れ、普段感じない今までにない疲労感もあったので不思議に思い母に相談し、とりあえず塩をということで塩を撒いてもらったり、撒いた塩を踏んだり塩を舐めたり…また、お風呂入る時に塩風呂にしたりなどしてました。
翌日からは元気になったものの、それから何かと感じるようになり、夜に1人出歩いた時に『ここはまずい』と思った時には手遅れで頭痛を引き起こしたり吐き気も感じることもありました。
怖かったのは、3年前にお寺に納骨した親戚のために手を合わせに行った時で、その時も1人でした。そこのお寺は亡くなった親族のお参りが出来るお寺なのですが、行く時は元気だったのに親戚のお参りをしてからの帰り道、突如熱中症になったかのように体が熱くなったのです。
気分が悪くふらつきもあったので近くにあったコンビニで水を買い、少し涼んでからまた帰路についたのですが、その日は何をしても体調が戻らず、なんとか家に帰ってきました。しかし翌日になると元気にはなったものの、帰宅してからの事の記憶がほぼなくて母に驚かれたことがありました。視えなくても感じるとはこういうことなのでしょうか?
(兵庫県 女性)
深夜の火葬場に立つ男性の霊
今から30年以上前、私が葬儀場に急遽泊まる事になった時の体験談になります。そこは火葬場併設斎場でした。
深夜12時を回った所、公衆電話で電話を掛けるため火葬場エリアを通らなきゃいけませんでした。
火葬場を早く通り過ぎようとしたら、スーツを着た男性が立っていて、あれ?こんな時間にスタッフいるっけ?と思っていたら…男性から今日は、「暑いですね。」って話し掛けられて暑いって今冬だけど…暖房が暑いって事かな?と思い…「そおですね。」と返し、私は男性に、「すいません、失礼致します。」と言いその場を離れました。
15分も掛からないで戻ったら…まだ、男性は立っていました。ちょっと薄気味悪いな…と思い静かに通ろうとしたら…いきなり私の方向に振り替えってジーっと見つめて来たのでダッシュで両親が居る所まで逃げました。
事情を話したら、火葬が出来なくて男性の遺体が入ってるんだよ…と言われました。その瞬間ゾッとしました。一体私に何を伝えたかったのか…そして、朝を迎えて焼かれるのを嫌がってて暑いですね。と言ってきたのか謎でした。恐怖と悲しさが混ざった感覚に襲われました。
(女性)
火葬場の蛇口から水が勝手に出る怪奇現象
これは祖父が亡くなった際に実際に体験した話です。私が高校生だった時の話です。
突然の脳出血で、祖父が亡くなりました。
田舎のお葬式は、自宅で行います。3〜4日ほど遺体と自宅で過ごしました。遺体が自宅にいる間、ロウソクの火を絶やしてはいけない、というしきたりがあり、昼夜交代で祖父と同じ部屋で過ごしました。家族の中には、祖父が起きてきて、「突然ごめんな、ばあさんをよろしく頼むよ。」そう言ってまた眠りについた、という夢のような幻覚のようなものを見た、という者もいたり。
火葬の日。最後の別れをし、火葬が終わるのを別室で待っていました。集まった親族、知人のために、簡単な軽食が用意されており、大きな金色の夜間にお茶が用意されていました。私は姉と二人で、待っている人全員にお茶を注いで回りました。ひとしきり回ると、お茶がなくなったので、お湯を沸かす為やかんに水を汲みに、給湯室へ向かいました。給湯室へ近づくと、シンクに水が流れる音がしています。
あ、だれか給湯室にいるんだな。そう思って入っていくと、誰もいません。
給湯室には、蛇口が3つほどあり、1番奥の蛇口から水が出っぱなしになっていました。誰か閉め忘れたのかな?そう思いましたが、なぜかその時、蛇口を閉めようとは思いませんでした。その時、清掃員のような格好をした年配の女性が通りかかったので、聞いてみることにしました。
「ここの蛇口、水が出っぱなしみたいなんですが、どうしたらいいんでしょうか?」するとその女性は、驚きもせず「貴方達は、さっき火葬に入った方のご親族?」そう言って腕時計を見ました。そして、「あー、ちょうど喉が渇いた時間でしょう」そう言いました。意味がわからず、「はい?」と聞き返すと女性はこう話しました。「おじいさんは、ここの水道に水を飲みにきているんですよ。熱いんでしょう。ちょうど火葬が始まって少しすると、いつもこの蛇口から水が流れるのよ。だから、閉めないでいてあげてね。」今考えれば、驚くような話ですが、当時はその話に妙に納得してしまいました。
しばらくして火葬が終わった連絡を受け、遺骨を拾いに向かう途中、給湯室の前を通ると、水は止まっていました。それまで、亡くなった方の魂というものを信じたことがなかったのですが、それから信じるようになりました。
(千葉県 女性)