私には見えないミキちゃん 心霊系
私の息子の話しです。息子は当時保育園児で4歳、5歳の時でした。いつもの様に保育園にお迎えに行き帰りの車で今日の出来事などを話すのが日課でした。
ある時から息子との会話の中に知らない女の子の名前が出てくるようになり気になり色々と聞いてました。また名簿など確認してその女の子が保育園にいるのかも確認してみました。
息子が毎日「今日もミキちゃんに外で遊ぼって誘ったけどきてくれなかった」「いつもミキちゃんは同じ場所にいる」「ミキちゃんはトイレが好きみたい」こんなことを毎日聞いていて私も息子に「ミキちゃんは同じ保育園なの?」「ミキちゃんのお家はどこ?」など聞くけどわからないみたいでした。
しかし毎日毎日ミキちゃんの話しばかりする息子、先生に確認しても保育園にミキちゃんはおらずワケがわかりませんでした。しかしある時、息子とお墓参りに行くことがあり息子が全然知らない人のお墓を指差してニコニコしながら「ママーミキちゃんのお家があったよー」っと言った時はゾッとしました。
(女性)
息子が遊んでいたベベちゃん
子供が2歳の頃の出来事なので、かれこれ18年ほど前の事になります。この子供に関する事です。
子供がカタコトの言葉を話すようになってから、「お友達が出来た」と言い始めました。その頃は私が仕事で忙しくしていたので、子供の面倒は姑に見て貰っていたのですが、近所の児童館や遊びに連れて行っている親戚の家でお友達が出来たのかな?と思いながら子供の話に耳を傾けていました。
その子は「べべちゃん」という名前らしく、あだ名か、子供がハッキリと名前を言えないだけなのかと思っていたのですが、その後もたびたび子供の口からその名前が出て来るので、ある日、姑に何処で出会った友達なのかを聞いてみました。
すると「知らないねぇ」という返事です。
姑によると親戚の家にはよく遊びに連れて行っているというのですが、お年寄りばかりで周囲に子供は居ないというのです。
不思議に思い始めた頃、子供が電気の点いていない部屋でジッとしている事がありました。
ドアは開いていたので他の部屋から明かりが入ってはいたのですが、何をやっているのだろう?と思い、声を掛けると「何でもない」と言ってサッとその場から離れてしまう、という事がありました。
もしかしたら親と一緒にいる事が少ない所為でおかしな事になっているのではないかと、子供の精神状態をし心配した私は、ある日オモチャで遊んでいる子供に「べべちゃんて、お友達は何処にいるの?」と聞いてみました。すると、「ここ」と、右側の床をペチペチと叩く子供の姿が。
周囲にいた家族全員の動きがピタッと止まった光景は今でも忘れられません。
後から知ったのですが、「イマジナリーフレンド」という言葉があるそうで、ひとり立ちを余儀なくされると自分の中で見えないお友達をリアルに創造してしまうそうです。
そういう事なのかと思うところもありますが、ほとんどの子は大きくなるにつれて忘れてしまうそうですが、ウチの子は20年たった今でも覚えているそうです。
「べべちゃん」は深い緑のウネウネした長い髪を持ち、白いワンピースを着た、目の碧い5歳くらいの子どもだったらしく、本人は外国人と思っていたそうです。
(群馬県 女性)