親の結婚式を見ていた娘の生前記憶
上の娘が2歳の時、突然「私ね、ママのお腹の中は暗いし、なんだかいるのが嫌だったのよ。早く外に出たかったんだよ。」と教えてくれました。
実際、上の子の時の妊婦健診でわかったのですが、私のお腹の中には大小の子宮筋腫が8個もみつかりました。
出産には影響のないとの医師の判断でそのまま治療することなく出産まで過ごしましたが、娘は予定日よりも一カ月早く生まれてきました。
もしかしたら8個の子宮筋腫と一緒にお腹にいるのは赤ちゃんにとっては居心地の悪い環境で、娘は早く出てきたのかなと思いました。
上の娘を産んだ2年後に下の娘を産みました。
その娘は2歳になった頃「私ね、お空でお姉ちゃんと一緒にいたのよ。お姉ちゃんね、ママのお腹に飛んでいったの。本当は私も一緒に行くはずだったのに、私は飛べなかったんだよ。でもね、すぐ飛べるようになってママのお腹にこれたの。」と教えてくれました。
体の弱い私は、子供は一人しか授かれないとあきらめていました。けれどもある日突然お腹に二人目を授かっていることに気づいてびっくりしました。
そしてその子を出産する時は驚くほど安産で、陣痛から出産まで短い時間で産むことができました。
まるで赤ちゃんが生まれてくることが待ち遠しくて待ち遠しくて急いで出てきたかのようなお産でした。
そして娘たちはそれぞれこんな話もしてくれました。
「ママとパパの結婚式をお空から見ていたんだよ。このママとパパのところへ生まれようって決めてきたんだよ。ママとパパの結婚式に、今度は私も出たいな。」今では二人とも、そんな話をしたことさえ覚えていませんが、私にとっては愛おしい宝物のような思い出です。
(山形県 女性)
滑り台を滑ってきた生前記憶
3歳になってまもない長女がいます。
最近、次女が生まれました。
次女がまだ生まれれる前、お腹にいて性別がわからない頃から「お友達、うまれるの?」とよく話していました。
最初は保育園のお友達の事かな、と思い話に付き合っていましたが、どうもよくわからず。長女の話によると「お友達と夢で遊んだ。女の子だよー!滑り台滑ったの。【長女】ちゃんが先に滑っちゃったの。その後にお友達!」と言っていました。
私のお腹が大きくなるにつれて、「お友達、赤ちゃんだね。」とか「お友達、【長女】ちゃんのおうちに来るの」等というので、どうやら生まれてきた次女の事のようでした。
長女の話をまとめると、長女と次女は夢の世界(キラキラのところなどといった言い方もしていました)で一緒にいつも遊んでおり、長女が先に滑り台を滑りたいと言ってママから生まれてきた、その後から一緒に遊んでいた次女が滑り台で滑ってきて生まれてきたのだそうです。
長女は生まれた時からせっかちな気質なので、我先にと生まれてきたのかもしれません。長女は次女が大好きで、「早くまた一緒に遊びたいねー、お菓子一緒に食べるの!」といつも言っています。
(愛知県 女性)
展望台の公園から見ていたと言う娘の生前記憶
うちの娘(現在中学二年生)が、3歳ごろの話です。
愛知県在住ですが、このころは名古屋市に住んでいました。
まだ下の子もいなくて、私も専業主婦で夫の帰りも遅く、同じ名古屋市に住んでいた妹と一緒に(妹にも同年代の女の子がいたので)スーパー銭湯によく行っていました。
娘たちもその銭湯が大好きで、二週間に一回くらいのペースで通っていました。
その銭湯のすぐ近くに、展望台のある公園がありました。
実際、そこで遊んだことはなかったのですが(銭湯に行くのが夜だったので)、その展望台の存在は娘も知っていたんだと思います。
その後しばらくして、私たちは愛知県内の別の町へ引っ越しました。
ある時、新しい街の公園であそんでいたとき、ふと娘が言い出したんです。
「あのね、〇〇ちゃん(いとこの名)と行ってたお風呂のとこにタワー(展望台)あったでしょ?あそこの中でね、〇〇ちゃんとママたちを見てたんだよ。そんで、私はママの子どもになろうって決めたんだよ。〇〇ちゃんは、△△(私の妹の名)ちゃんをみつけて、あの人にしようって決めたんだよ。上からみてたんだよ。」こう話してくれました。
この話をしてくれたのはこの一回きりで、そのあと聞いてみても、いまいちはっきりしない感じ…(笑)でも、何回もきいたら記憶が上書きされちゃうって聞いてたので、これで終わりにしていました。本人はそんな話したっけ?って感じですが、私にとっては素敵な思い出の一つです。
(愛知県 女性)
生前に幼稚園の友達と会っていたという話
4歳と、2歳の息子とお風呂に入っていたときのことです。
長男は自閉症で数字が好きです。
突然ママが何歳の時に、僕は3歳だったね。と話始めました。
段々と年齢が下がっていき、ママが○歳の時におぎゃーって産まれたんよね。
マイナス一歳のときはママのおなかのなかで、ねんねしたり、おままごとしてたとお話してくれました。
今までそんな話聞いたこともなかったのでびっくりしました。
ついでに弟のことは知ってたのかを聞いてみたら、僕がマイナス2歳のときに一緒に海でプカプカしてたんよ。
そしたら○○君(友達)のお母さんが見えていってみたんじゃけど、○○君が来ちゃいけんっていったんよ~。
だからままのところにきたんよ。
弟くんもこっちにおいでーって言ったらこっちにきて、一緒におなかのなかでままごとしとったんよ。と教えてくれました。
ちなみにその友達の○○君、幼稚園で初めてあったのですが、うちの息子は相変わらずな感じでしたが、その子は久しぶり~っていうかんじでうちの息子にすぐ話しかけてきた子です。
まさかとは思うけど昔その時に会っていたのかもしれませんね。
少し言葉が他の子より遅いのでこんな話が聞けると思わず、とても面白かったです。
(広島県 女性)
産まれてきた息子は亡くなった祖母と友達 生前記憶
私は母を11年前に亡くしました。
その翌年妊娠しました。
母は私にいつも早く赤ちゃんができるといいなと言っていたので、母が生きているうちに嬉しい知らせを告げられなくて申し訳なかったなと思っていました。
母の亡くなった翌年、息子が生まれました。
息子には、地上に存在しない彼の祖母について色々、例えばおばあちゃんは死んだんだよとか、おばあちゃんの名前は「ひとみ」だったんだよ、とかいろいろと教えるのもナンセンスと思い、あまり亡き母について息子に語った覚えはありません。
でも、彼が二歳のとき、「ぼくとひとみばあばはお友だち」と言ったのです。
祖母の名前をはっきり言ったのでびっくりしました。
霊の世界で、母が天国に行ってから息子が私のお腹に入るまで約9ヶ月ありましたので、息子と母は霊の世界で会っていたのかもしれない、私が息子に会うより先に、母は待望の孫に会っていたのかもしれない、と思いました。
それから息子が一年一年大きくなるごとに、「そんなこと言ったっけ?」と、その時の記憶が薄れていきました。
2歳、3歳まで覚えているという胎内、(いや、胎内以前の記憶)とはこのことなのだろうなと思いました。
2歳の時にはうまく説明できなかったことを、大きくなって聞いてみたかったですが、息子にはもうそれができないようなので、それはいつか私が天国に行ったときに、母に聞いてみようと思っています。
(東京都 女性)